都電荒川線
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荒川線(あらかわせん)は、東京都荒川区の三ノ輪橋停留場から新宿区の早稲田停留場までを結ぶ[1]、東京都交通局を事業主体とする東京都電車(都電)の軌道路線(路面電車)である。愛称は「東京さくらトラム」[4]。駅ナンバリングで使われる路線記号はSA(2017年11月下旬から順次導入)[5]。
注釈
- ^ 道路中央部に軌道敷が区切られるセンターリザベーション方式が採用されている。軌道敷内は一般車両は通行できず、道路との交差部を除き横断もできないが、緊急車両は通行できる。途中の尾久消防署・尾久警察署入口前には柵がなく、反対車線に出られるようになっている。
- ^ 全長30メートル程度のわずかな区間であるが、車両通行止め(自転車を除く)の道路との併用軌道である。また、都道436号との交差部分には、(路面電車用ではなく)車両用の交通信号機が設置されている。
- ^ 南口広場をL字型に横切る形で軌道が敷かれており、歩道との併用軌道である。また、南口広場から向原方にも60メートル程度センターリザベーションが続いている。
- ^ このほか、王子駅前 - 飛鳥山間は19系統(王子駅前 - 通三丁目、1971年3月18日廃止)、面影橋 - 早稲田間は15系統(高田馬場駅前 - 茅場町、1968年9月29日廃止)も同じ軌道を使用して運行していた。
- ^ 発車合図のベルは、荒川線車両ならびに同線からの譲渡車両である豊橋鉄道モ3500形電車のほかに、同鉄道T1000形でも聞くことが出来る。
- ^ このドアステッカーは新宿線以外の都営地下鉄各線や日暮里・舎人ライナーにも波及している。
出典
- ^ a b c d e f g h i 東京さくらトラム(都電荒川線) 東京都交通局公式サイト(2023年3月26日閲覧)
- ^ a b c d 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』平成28年度版(電気車研究会・鉄道図書刊行会)p.220
- ^ 杉崎行恭『山手線 ウグイス色の電車今昔50年』(JTBパブリッシング、2013年)p.166
- ^ a b 『都電荒川線の愛称を決定しました!』(PDF)(プレスリリース)東京都交通局、2017年4月28日。 オリジナルの2021年7月7日時点におけるアーカイブ 。2021年7月7日閲覧。
- ^ 『東京さくらトラム(都電荒川線)及び日暮里・舎人ライナーに「駅ナンバリング」を導入いたします』(PDF)(プレスリリース)東京都交通局、2017年11月16日。 オリジナルの2019年1月19日時点におけるアーカイブ 。2020年5月2日閲覧。
- ^ a b c d “40路線あった都電、荒川線だけ残った理由は…”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2018年9月17日). オリジナルの2018年9月18日時点におけるアーカイブ。 2022年11月26日閲覧。
- ^ 「【東京探Q】都電荒川線だけなぜ残った?路面電車専用区間多く/渋滞の影響受けず定時運行」『読売新聞』朝刊2018年9月17日(都民面)2018年9月19日閲覧
- ^ “都電荒川線の愛称について皆様のご意見をお聞かせください!” (PDF). 東京都交通局. 2021年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月7日閲覧。
- ^ 都電荒川線、東京都が謎の新愛称「東京さくらトラム」ゴリ推し…地元民が大困惑 ビジネスジャーナル(2018年1月8日)2023年3月26日閲覧
- ^ 名が体を表していない?「残念な路線名」10選 「さくらトラム」「桃太郎線」どこだかわかる? 東洋経済オンライン(2018年5月22日)2023年3月26日閲覧
- ^ バラ香る街あらかわを目指して-都電沿線のバラ植栽事業- 荒川区役所(2023年3月26日閲覧)
- ^ 「都電さくら号復活 3年ぶり」『読売新聞』朝刊2023年3月19日(2023年3月26日閲覧)
- ^ 『東京都交通局80年史』(東京都交通局、1992年3月)p.201
- ^ 『都営交通100年のあゆみ』(東京都交通局、2011年7月14日)
- ^ 『東京都交通局100年史』(東京都交通局、2012年)p.688
- ^ 都電が道路上走る区間で、車の事故多発…都など対策検討(読売新聞)(ウェイバックマシン、2020年6月21日) - https://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090213-OYT1T00600.htm[リンク切れ]
- ^ 『東京さくらトラム(都電荒川線)三ノ輪橋停留場からすぐ! 都営交通案内所「三ノ輪橋おもいで館」オープン! 〜平成30年10月21日(日)〜』(PDF)(プレスリリース)東京都交通局、2018年9月27日。 オリジナルの2020年7月20日時点におけるアーカイブ 。2021年7月7日閲覧。
- ^ 都営交通とAirbnbがコラボ 外国人観光客へ“東京さくらトラム(都電荒川線)”エリアの知られざる魅力を発信 沿線の暮らしを体験する観光プログラム「TODEN LIFE TOURISM」開始!沿線の「暮らし」を外国人観光客に提供するAirbnb体験ホストも募集中!東京都交通局 報道発表資料(2019年1月17日)2019年2月21日閲覧
- ^ a b 関根豊(東京都交通局経営企画室)「総説:東京都交通局 -質の高い公共交通サービスの提供をめざして-」『鉄道ピクトリアル』第51巻第7号(通巻704号)、電気車研究会、2001年7月10日、19頁、ISSN 0040-4047。
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- ^ a b 岩成政和(東京都建設局)「荒川線をめぐる話題 アラカルト」『鉄道ピクトリアル』第45巻第12号(通巻614号)、電気車研究会、1995年12月1日、21 - 22頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 都電の貸切について 東京都交通局(2023年7月19日閲覧)
- ^ “運賃・乗車券・定期券”. 東京都交通局. 2019年10月8日閲覧。
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- ^ 都電フリーデザイン回数券販売終了のお知らせ - 東京都交通局、2010年2月5日
- ^ “都営交通ポイントサービス「ToKoPo」の拡充について”. 東京都交通局 (2021年9月1日). 2021年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月1日閲覧。
- ^ 「都電を地下化し遊歩道 大塚駅周辺、豊島区が大改造案」『朝日新聞』東京版朝刊1981年7月10日20面
- ^ 杉山淳一 (2018年9月8日). “都電荒川線「東京さくらトラム」に延伸構想があった”. マイナビニュース. 2020年9月18日閲覧。
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- ^ 都電荒川線に阪堺カラーの、阪堺電車に都電カラーの路面電車が走ります - 東京都報道発表資料、2010年5月14日掲載。
- ^ 都電7000形引退。 - 鉄道ホビダス 台車近影、2017年6月11日
- ^ 都電荒川線マスコットキャラクター イラストコンテストを開催します!! - 東京都交通局 2010年10月25日(インターネットアーカイブ)。
- ^ 都電荒川線マスコットキャラクターが決定しました! - 東京都交通局 2010年12月22日(インターネットアーカイブ)。
- ^ 都電荒川線マスコットキャラクターの愛称を募集します! - 東京都交通局 2011年1月31日(インターネットアーカイブ)。
- ^ 都電荒川線マスコットキャラクターの愛称が決定しました! - 東京都交通局 2011年4月18日(インターネットアーカイブ)。
- ^ ホビダス編集長敬白:「東京都交通局10-300形4次車登場。」 (ネコ・パブリッシング・インターネットアーカイブ)。
- ^ “都電荒川線”. NHK (2021年6月18日). 2021年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月19日閲覧。
都電荒川線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 17:18 UTC 版)
相対式ホーム2面2線の地上駅である。プラットホームは上りと下りで離れていて、尾久橋通りを挟んだ反対側にある。下りホームは道路上にある。 熊野前電停のりば乗車ホーム路線方向行先南側 都電荒川線(東京さくらトラム) 上り 王子駅前・大塚駅前・早稲田方面 北側下り 町屋駅前・三ノ輪橋方面
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