阪堺電気軌道161形電車
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阪堺電気軌道モ161形電車(はんかいでんききどうモ161がたでんしゃ)は、阪堺電気軌道の路面電車用車両。日本において定期運用される電車としては日本最古であり[1]、定期運用を退いた動態保存車を含めた場合でも日本で5番目、路面電車では2番目に古い車両である[2]。2018年(平成30年)には現役稼働年数が90年となっている。
- ^ 車籍の上では箱根登山鉄道モハ2形電車108号に次いで2番目に古い車両であるが、同車は車体を1950年代に、足回りを1980年代に新造品に更新し、形式の変更など複雑な経緯を辿っており、箱根登山鉄道の公式紹介でも1956年製造としている。一方で広島電鉄570形モ582号は車体の鋼体が同車より古いが、こちらの車籍は神戸市交通局時代において大幅な改造更新を伴った1950年代に一度改めている。なお2007年までは豊橋鉄道モ3700形が、2005年までは名古屋鉄道モ510形が最古の電車であった。
- ^ 車齢102年の長崎電気軌道160形、高松琴平電気鉄道1000形及び3000形に次ぎ、上毛電気鉄道デハ100型や高松琴平電気鉄道5000形と同時期に製造されている。
- ^ 車内製造銘版表記では昭和5年。
- ^ “『モ161形車でアサヒビールの生ビール飲み比べ』ツアー”. 阪堺電気軌道 (2022年6月14日). 2022年10月18日閲覧。
- ^ 広田は1935年11月19日生まれ
- ^ 阪堺電軌でモ161形の貸切列車が2本走る - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース 2015年11月30日
- ^ これと同時期に休車中の167から前面広告枠が撤去されているので、そこから流用されたものと思われる。また、前面広告枠自体は全車撤去済みである。
- ^ a b 【ちん電くんニュース!!】日本現役最古の161号車(復元車)が期間限定で通常運行します - 阪堺電気軌道 2015年11月17日
- ^ [1]
- ^ 中山(2011) p.127。
- ^ 参考動画;阪堺電気軌道モ161形164 レア・カラー塗装電車"ビークル・スター"。
- ^ 阪堺グリーンを参照。
- ^ 【閉店】大阪市住吉区 鉄道喫茶あびこ道 8月31日で営業終了。 - 鉄道コミュニティサイト 「トレイン・トレイン」 2013年8月17日。
- ^ 阪堺電気軌道モ166が塗装変更 - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース 2014年5月2日。
- ^ 「パブリックプラザ丸亀」の,もと阪堺電気軌道モ175号が標準色に|鉄道ニュース|鉄道ファン・railf.jp。なお、色合いや車番のフォントと位置が若干異なるようである。
- ^ 毎日新聞2014年1月23日付。
- ^ 阪堺電車、現役最古の1両が引退-保育園に譲渡で深夜の搬送|あべの経済新聞。
- ^ “最古の営業運転電車支援を 阪堺電気軌道、修繕費募る”. 共同通信 (2021年5月6日). 2021年5月6日閲覧。
- ^ “阪堺電軌モ166に「オリエント急行殺人事件」のラッピング”. 鉄道ニュース. 交友社 (2017年11月13日). 2017年11月15日閲覧。
- ^ “なゆほ” (2022年10月10日). 2022年10月10日閲覧。
- ^ “きょうちゃん鉄道写真館” (2022年10月10日). 2022年10月10日閲覧。
- 1 阪堺電気軌道161形電車とは
- 2 阪堺電気軌道161形電車の概要
- 3 運用
- 4 昭和40年代復元車
- 5 塗装
- 6 廃車
- 7 各車状況
- 8 脚注
固有名詞の分類
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