東京都交通局7700形電車
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「東京都交通局7000形電車」の記事における「東京都交通局7700形電車」の解説
2016年3月に東京都交通局は、同年5月より7000形に大規模な改修を行った7700形車両を導入することを発表した。このため、これまで7000形の置き換え用として製造されていた8900形は、予定の半分の8両で製造を打ち切った。 これは廃車となった7000形の車体や冷暖房装置・放送装置などを再利用し、室内のシートの更新や降車ボタンの新設、乗降扉の拡大や東京都交通局内の若手職員らによる「荒川線アピールプロジェクトチーム」の発案によるモダンレトロな塗装の採用などで、車体デザインの見直しを図るのと同時に、車体新造前から使用され製造後60年を経過する下回りを、8900形と同一の台車とVVVF制御装置を搭載して一新し、エネルギー効率の向上と乗り心地の改善を図って新車並みの設備に改造しようというものである。8両がこの改修を受けた。1両あたりの改造費は1億3000万円。これらの改造は京王重機整備北野事業所で行われ、以下のように改番された。 車両番号旧番号運行開始日車体色備考7701 7007 2016年5月30日 みどり色 7702 7026 2016年8月11日 みどり色 7703 7031 2016年8月11日 あお色 7704 7015 2016年8月20日 あお色 2021年10月現在 安部学院高等学校の側面ラッピング 7705 7018 2016年11月5日 あお色 7706 7024 2016年11月27日 えんじ色 7707 7010 2017年2月23日 えんじ色 7708 7005 2017年3月7日 えんじ色 2016年5月15日に7701号車を使用した試乗会が実施された後、同年5月30日に、7701号車が営業運転を開始している。 そして同年8月11日に7702号車と7703号車、8月20日に7704号車、11月5日に7705号車、11月27日に7706号車、翌2017年2月23日に7707号車、3月7日には最後の7708号車が営業運転を開始した。 車体塗色は7701・7702号車が緑色基調、7703 - 7705号車が青色基調、7706 - 7708号車がえんじ色基調にそれぞれ変更されている。 緑色基調の7700形7701(2016年7月30日 / 荒川車庫前) 青色基調の7700形7704・7705の離合シーン(2017年8月13日 / 飛鳥山 - 滝野川一丁目) えんじ色基調の7700形7707(2017年8月22日 / 飛鳥山交差点)
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