長崎電気軌道蛍茶屋支線とは? わかりやすく解説

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長崎電気軌道蛍茶屋支線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/18 05:43 UTC 版)

蛍茶屋支線
新中川町停留場付近を走行する211形電車
(2013年11月)
基本情報
日本
所在地 長崎県長崎市
起点 西浜町停留場
終点 蛍茶屋停留場
停留所数 8
開業 1920年7月9日 (1920-07-09)
最終延伸 1934年12月20日 (1934-12-20)
運営者 長崎電気軌道
車両基地 浦上車庫蛍茶屋車庫
使用車両 長崎電気軌道#現有車両を参照
路線諸元
路線距離 2.2 km
軌間 1,435 mm
線路数 複線
電化方式 直流600V 架空電車線方式
路線図
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停留場・施設・接続路線
本線新地中華街方面)
0.0 32 西浜町停留場
←本線(崇福寺方面)
0.0 36 浜町アーケード停留場
0.4 37 めがね橋停留場
酒屋町停留場
0.8 38 市役所停留場
桜町支線
桜町支線(旧線)
古町停留場
馬町車庫
1.3 39 諏訪神社停留場馬町停留場
1.5 40 新大工町停留場
桜馬場町停留場 -1944
1.9 41 新中川町停留場
2.2 43 蛍茶屋停留場
蛍茶屋車庫

蛍茶屋支線(ほたるぢゃやしせん)は、長崎県長崎市西浜町停留場蛍茶屋停留場を結ぶ、長崎電気軌道軌道路線である。

概要

本線から分岐し、馬町交差点(諏訪神社停留場付近)まで公会堂前通り、そこから先は国道34号上を経由し、市街地東端部の蛍茶屋停留場へ至る。蛍茶屋停留場付近には長崎電気軌道の営業所や車庫が構えている。

1号系統を除く全ての系統が乗り入れ、中でも3号系統以外は全線を通して運行される。本線のほか桜町支線とも接続しており、本線以外で複数の自社路線が接続する唯一の路線でもある。

路線データ

  • 路線距離(営業キロ):2.2 km
  • 軌間:1435mm(狭軌
  • 停留場数:8(起終点含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流600V)

歴史

開業当日の蛍茶屋停留場

最初の開業区間は大正時代、長崎駅前方面から続く路線の一部として開業した。その後しばらくして西浜町方面の線路が開通するが、蛍茶屋停留場までの延伸は昭和期に入ってからとなる。

運行状況

1号系統が約5.5分間隔、3号系統が約6分間隔、4号系統が約20分間隔、5号系統が約8分間隔で運行されている。このほか、深夜帯に2号系統が1往復のみ運行される。

停留場一覧

番号 停留場名 駅間
キロ
営業
キロ
系統 接続路線
32 西浜町停留場 - 0.0 2   4 5 長崎電気軌道:本線
36 浜町アーケード停留場 0.0 0.0  
37 めがね橋停留場 0.4 0.4  
38 市役所停留場 0.4 0.8 3 長崎電気軌道:桜町支線 (45)
39 諏訪神社停留場 0.5 1.3  
40 新大工町停留場 0.2 1.5  
41 新中川町停留場 0.4 1.9  
43 蛍茶屋停留場 0.3 2.2  

廃止停留場

  • 酒屋町停留場:賑橋(現・めがね橋) - 古町間[5]、1944年1月廃止[7][8]
  • 古町停留場:酒屋町 - 諏訪神社前(現・諏訪神社)間[5]、1954年3月1日廃止[10]
  • 桜馬場町停留場:諏訪神社前 - 中川町(現・新中川町)間、1944年1月廃止[10]

脚注

  1. ^ a b 五十年史, p. 355.
  2. ^ a b 100年史, p. 18.
  3. ^ 五十年史, p. 356.
  4. ^ a b 今尾 2009, p. 58.
  5. ^ a b c 100年史, p. 126.
  6. ^ 100年史, p. 19.
  7. ^ a b 今尾 2009, p. 57.
  8. ^ a b 田栗 2005, p. 74.
  9. ^ a b 五十年史, p. 357.
  10. ^ a b c 100年史, p. 128.
  11. ^ a b 今尾 2009, pp. 57–58.
  12. ^ 100年史, p. 139.
  13. ^ 田栗 & 宮川 2000, p. 195.
  14. ^ a b 梨森 1994, p. 205.
  15. ^ a b 100年史, p. 24.
  16. ^ a b 100年史, p. 196.
  17. ^ 100年史, p. 106.
  18. ^ 今野悠貴「長崎電気軌道、3号系統全線再開 公会堂前交差点、カーブ緩やかに」『毎日新聞毎日新聞西部本社、2017年11月30日、地方版・長崎、23面。
  19. ^ 長崎電気軌道「3号系統」運行再開へ 復旧工事中は公会堂前で乗り継ぎ券発行”. 長崎経済新聞 (2017年10月25日). 2020年4月21日閲覧。
  20. ^ 3号系統の運行再開のお知らせ”. 長崎電気軌道. 2017年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月21日閲覧。
  21. ^ a b 電停名称変更のお知らせ”. 長崎電気軌道 (2018年3月30日). 2018年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月4日閲覧。
  22. ^ a b 浅野孝仁「長崎電気軌道:13カ所停留場、新名称に 35年ぶり、あすから」『毎日新聞』毎日新聞西部本社、2018年7月31日、地方版・長崎、23面。オリジナルの2021年10月27日時点におけるアーカイブ。
  23. ^ 「市民会館」停留場の「市役所」への名称変更について”. 長崎電気軌道. 2022年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。

参考文献

関連項目




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