静岡鉄道静岡市内線とは? わかりやすく解説

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静岡鉄道静岡市内線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/30 20:40 UTC 版)

静岡市内線
概要
現況 廃止
起終点 静岡駅前停留場
安西停留場
駅数 8停留場
運営
開業 1922年6月28日 (1922-06-28)
廃止 1962年9月15日 (1962-9-15)
所有者 静岡鉄道
路線諸元
路線総延長 2.0 km (1.2 mi)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 直流600 V 架空電車線方式
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停留場・施設・接続路線
国鉄東海道本線
0.0 静岡駅前停留場
静岡清水線
0.5 新静岡駅
0.9 県庁前停留場
1.2 中町停留場
1.3 呉服町停留場
1.5 金座町停留場
1.7 茶町停留場
2.0 安西停留場
現役時代の静岡市内線
静岡駅前(右)から新静岡駅(右上)を通り、お堀端の端(中央付近)で隣の通りに折れ、安西(左)へ至っている

静岡市内線(しずおかしないせん)は、かつて静岡県静岡市内で運行されていた、静岡鉄道軌道路線(路面電車)である。

もともとは静岡電気鉄道によって静岡清水線の一部として、1922年に静岡駅前 - 鷹匠町(現在の新静岡)間が開業。その後、順次延伸し、1929年には静岡駅前 - 安西間が全通した。かつては安西から鷹匠町より静岡清水線経由で清水相生町(現在の新清水)を経て清水市内線の港橋までの系統と静岡駅前 - 鷹匠町間の系統で運行されており、静鉄成立後も現在の静岡清水線区間を地方鉄道に変更後、翌1946年に分離するまで三線を総じて「静岡線」と称していた[1]。1962年に廃止された。

路線データ

路線廃止時点のもの。

  • 路線距離:2.0km
  • 軌間:1067mm
  • 電化区間:全線(直流600V)

歴史

停留場一覧

全停留場が静岡県静岡市(現在の葵区内)に所在。

静岡駅前停留場 - 新静岡駅 - 県庁前停留場 - 中町停留場 - 呉服町停留場 - 金座町停留場 - 茶町停留場 - 安西停留場

接続路線

車両

廃止時点のもの。

  • モハ51 - 53 : 1925年日本車輌製、清水市内線から転入
  • モハ55 - 59 : 1929年日本車輌製、旧番号モハ70 - 74、4輪単車からボギー車に改造

51 - 53は静岡市内線廃止時に車体のみ個人・幼稚園に売却。55 - 59は清水市内線に転属し、うち56、57の2両は同線廃止まで使用された。

脚注

  1. ^ 和久田康雄『日本の市内電車 -1895-1945-』成山堂書店、2009年、185-189頁。

参考文献

  • 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790025-8 
  • 奥田愛三「静岡鉄道〔電車線〕」『鉄道ピクトリアル』No. 140、交友社、1963年1月、pp. 67。 
  • 吉川文夫・道村博・宮松丈夫「またひとつトロリーラインは消えた 静岡鉄道秋葉線」『鉄道ファン』No. 17、交友社、1962年11月、pp. 55-59。 

関連項目





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