東京都交通局5500形電車_(軌道)とは? わかりやすく解説

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東京都交通局5500形電車 (軌道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/15 14:45 UTC 版)

東京都交通局5500形電車(とうきょうとこうつうきょく5500がたでんしゃ)は、東京都交通局路面電車車両である。


注釈

  1. ^ 東京都交通局においても、1939年(昭和14年)頃からPCCカーについての研究・資料収集を進めていたが、これは日米開戦により一旦中断された。
  2. ^ このため同年度に竣工した6000形は49両となっている。
  3. ^ 日米での運転や乗務員業務の違いにより、機器設置や取扱いなどが複雑になった事も一因となった。
  4. ^ なお、当初予定より遅れて完成した日本車輌製造製試作車用車体については、後日三菱電機ではなく東洋電機製造で当初計画時と同等仕様の電装品を、住友金属工業で5502用と同じFS351台車をそれぞれ製作、6000形のラストナンバーとして6291となるべきところを機器の相違から形式を区分し、6500形6501として1954年に竣工している。
  5. ^ なお、この5502はメーカー3社(三菱・住友・ナニワ)の頭文字をとって“MSN車”とも呼ばれた。
  6. ^ 第二次世界大戦後の混乱期に電化した栃尾鉄道などが既存気動車を改造して製作した、いわゆる車体装架カルダン駆動方式を採用する車両を除く。
  7. ^ 定格速度で比較すると順に 28.0 km/h (5501)、35.0 km/h (5502)、26.4 km/h (5503 - 5507)で、定格引張力がそれぞれ 2,040 kgf (20.0 kN) (5501)、1,640 kgf (16.1 kN) (5502)、1,600 kgf (16 kN) (5503 - 5507)であった。都電の他形式での値と比較しても、5501は定格引張力が、5502は定格速度が、それぞれの自重や車体寸法を考慮しても明らかに過大であった。なお、都電の定格速度で30 km/hを超えるものは他に試作車の6501 (40.5 km/h) があるのみで、定格引張力については5501を超えるものは存在しない。
  8. ^ ただし車軸ではなく、主電動機の電機子軸にブレーキドラムが取り付けられるという特徴的な構造となっている。
  9. ^ PCCカーについては、1台製造に付き45万円の特許使用料と引き換えで部品の作製図面を支給。艤装図面の支給を受けるにはこれとは別に30万円が必要で、これは製造会社が個別に購入する必要があった。なお、これは当時の金額であり、現在の物価に換算した場合、数百万円という単位の金額になる。

出典

  1. ^ a b 泉麻人『東京版アーカイブス 「あの頃のニュース発掘」』、朝日新聞社、2007年3月、PP44-46。
  2. ^ 「『音なし都電』がお目見え きのう芝浦-銀座間で試運転」、朝日新聞1953年11月17日付東京版
  3. ^ a b 『私鉄全線全駅』主婦と生活社、1980年、314頁。
  4. ^ 都電おもいで広場5501号車の塗装について”. 東京都交通局 (2019年5月15日). 2020年6月17日閲覧。


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