中空軸平行カルダン駆動方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/12 17:14 UTC 版)
中空軸平行カルダン駆動方式(ちゅうくうじくへいこうカルダンくどうほうしき)とは、電気車の主電動機駆動方式のうち、カルダン駆動方式の一種。1941年にスイスの電機メーカー、ブラウン・ボベリが開発し、チューリッヒ市交通局の路面電車に採用された「ディスクドライブ」方式が原型とされる。
注釈
- ^ 歯車装置は吊り装置により台車枠から吊り下げられている。
- ^ 後継のTD継手でも特殊鋼による2組構成だが、炭素繊維強化プラスチック製のたわみ板1組に置き換えに成功し、モーターを搭載する新幹線グリーン車の騒音低下を図っている。
- ^ 営業用車両では223系5000番台、N700系3000/4000/5000番台のグリーン車が該当。
出典
- ^ モハ90系は、1959年の車両称号規定改正に伴い101系に改番された。
- 1 中空軸平行カルダン駆動方式とは
- 2 中空軸平行カルダン駆動方式の概要
- 3 関連項目
中空軸平行カルダン駆動方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 04:17 UTC 版)
「カルダン駆動方式」の記事における「中空軸平行カルダン駆動方式」の解説
限られた空間の中で車軸と電機子の変位量を大きく許容するため回転軸を中空にし、電動機の両側に配置した二つの撓み板継手を直結する回転軸を中空軸の中に通したもの。原型となったのは、スイスのBBCディスクドライブで、日本においては東洋電機製造が独自開発により実用化に成功した。車軸位置の偏倚量が大きくとも対応可能で、しかも継手の軸方向の長さをほぼ無視できるため、国鉄の新性能電車をはじめ、主に車輪間のバックゲージの関係で長手寸法の制約が特に厳しい日本の狭軌電化鉄道各線で幅広く採用された。
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