直角カルダン駆動装置の実用試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/10 15:26 UTC 版)
「名鉄3500系電車 (初代)」の記事における「直角カルダン駆動装置の実用試験」の解説
1951年(昭和26年)から1953年(昭和28年)にかけて、モ3501は東京芝浦電気製の直角カルダン駆動装置の実用試験に供された。 主電動機は小型軽量構造化と定格回転数増大に対応し、ケイ素樹脂の採用によって絶縁性能を強化したSE-507直流直巻電動機(端子電圧750 V時定格出力110 kW・同定格回転数2,000 rpm)を採用、鋼板溶接構造を全面的に取り入れて軽量化を図ったTT-1台車と組み合わせたものであった。ただし、直角カルダン駆動装置は設計・保守の観点から平行カルダン駆動装置と比較して不利とされ、1954年(昭和29年)にモ3750形を用いて行われた実用試験においては中空軸平行カルダン駆動方式が採用され、名鉄において直角カルダン駆動装置は本格採用に至らなかった。
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