熊本市電田崎線とは? わかりやすく解説

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熊本市電田崎線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/17 08:36 UTC 版)

田崎線
熊本駅前からのサイドリザベーション化区間
左に車道・右に歩道
基本情報
日本
所在地 熊本市
路線網 熊本市電
起点 熊本駅前停留場
終点 田崎橋停留場
停留所数 3
開業 1959年12月24日
運営者 熊本市交通局
路線諸元
路線距離 0.5 km
軌間 1,435 mm (標準軌)
線路数 複線単線
電化方式 直流600V 架空電車線方式
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電停・施設・接続路線
熊本市電:幹線
JR九州鹿児島本線
JR九州:九州新幹線
熊本駅
0.0 3 熊本駅前停留場
0.3 2 二本木口停留場
0.5 1 田崎橋停留場
JR九州:豊肥本線

田崎線(たさきせん)は、熊本県熊本市西区熊本駅前停留場から田崎橋停留場を結ぶ、熊本市交通局(熊本市電)の軌道路線。

路線データ

  • 路線距離(営業キロ):0.5km
  • 軌間:1435mm
  • 電停数:3(起終点含む)
  • 複線区間:熊本駅前 - 二本木口間複線、二本木口 - 田崎橋間一部単線
  • 電化区間:全線電化(直流600V)

運行形態

A系統(田崎橋 - 健軍町)が4-7分間隔で運行されている。

歴史

JR熊本駅新駅舎乗り入れ計画とその断念

熊本市は2006年、鹿児島本線・豊肥本線連続立体交差化事業及びJR熊本駅東口駅前広場整備に合わせ、JRとの乗り換えの利便性を向上させる目的からJR熊本駅新駅舎に市電を引き込む計画を提起し、同年、熊本県など関係機関と合意。2013年9月に東口駅前広場機能配置案を公表した。

同案によると、熊本駅前電停から直接二本木口電停方面に向かっている現在のルートから、双方に分岐点を設けて市電が東口駅前広場内を横切り、JR熊本駅新駅舎1階部分に進入、スイッチバック方式で再び東口駅前広場内を横切り本線上に戻るという計画であった。市電の軌道敷は歩行者が自由に往来できるトランジットモール形式を想定していた。ただし、歩行者や自転車の往来について安全面の課題があるため、その可否に向けて検討を行い、2014年度中に結論を出すことになった。

2015年2月、大西一史熊本市長は熊本市議会本会議において「歩行者・自転車の安全確保や駅前広場の自由な往来が制限されるという課題に解決策が見い出せていない」「(事業計画・日程や今後検討を進める市電そのものの延伸への影響も踏まえ)駅舎乗り入れを諦め、駅前広場計画を見直す」と述べ、計画断念を表明した[3]。今後は市電とバスタクシーとの乗り換え利便性の向上について検討するという。

停留場一覧

番号 停留場名 駅間
キロ
累計
キロ
接続路線
3 熊本駅前停留場 - 0.0 熊本市電:幹線
九州旅客鉄道 九州新幹線鹿児島本線豊肥本線三角線[* 1] ⇒ 熊本駅
2 二本木口停留場 0.3 0.3  
1 田崎橋停留場 0.2 0.5  
  1. ^ 三角線は宇土駅が起点だが、全列車が熊本駅まで乗り入れる。

脚注

  1. ^ 熊本市電が脱線 運行トラブル、今年10件目 「反省しかない」”. 毎日新聞 (2024年7月26日). 2024年7月26日閲覧。
  2. ^ 市電の区間運休の解除について”. 熊本市交通局 (2024年7月28日). 2024年7月29日閲覧。
  3. ^ 熊本市電の熊本駅舎乗り入れ断念 市長表明 2015年2月18日 熊本日日新聞

参考文献

関連項目

外部リンク





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