疫痢とは? わかりやすく解説

えき‐り【疫痢】

読み方:えきり

赤痢のうち、小児みられる重症型のもの。顔面蒼白血圧低下ひきつけ意識混濁などの症状呈する経過が急で死亡率が高いことから「はやて」ともよばれた近年発病はまれ。小児赤痢。《 夏》


疫痢

読み方:エキリ(ekiri)

小児赤痢

季節

分類 人事


赤痢

(疫痢 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 23:35 UTC 版)

赤痢(せきり)は、発熱下痢血便下血腹痛などを伴う大腸感染症である。古称は血屎ちくそ。血液の混じった赤い下痢を伴うことが病名の由来となっている。


注釈

  1. ^ O157などの腸管出血性大腸菌感染症でもみられる重篤な合併症である。なお、A群赤痢菌が産生する志賀毒素は、腸管出血性大腸菌が産生するベロ毒素と近縁の物質である。
  2. ^ 同じ時期にコレラ腸チフスパラチフスも三類感染症に変更されている。

出典

  1. ^ 『ウイルスがサクッとわかる本』廣済堂出版
  2. ^ 東京都健康安全研究センター (2013年1月4日). "細菌性赤痢". 2013年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月2日閲覧3 症状は:(前略)疫痢は2〜6歳までの小児にみられる細菌性赤痢の重症型ですが、1964年以降ほとんどみられなくなりました。
  3. ^ 赤痢(赤痢菌)予防ワクチン:有望な臨床実験』(プレスリリース)Institut Pasteur、2009年1月15日。 オリジナルの2016年3月2日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160302114325/pasteur.jp/press/cp2009/cp20090115j.html2016年2月29日閲覧 
  4. ^ 主要赤痢菌6種混合標品が経口赤痢ワクチンの候補に有力 廉価なワクチン開発にむけ、インド国での臨床研究を計画 岡山大学プレスリリース(平成28年2月19日)
  5. ^ 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年7月4日閲覧。
  6. ^ a b c 『病が語る日本史』講談社、東京、2008年、230-236頁。ISBN 978-4-06-159886-7 
  7. ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、141頁。ISBN 9784816922749 



「疫痢」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「疫痢」の関連用語

疫痢のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



疫痢のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの赤痢 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS