水左記〈自筆本/〉
主名称: | 水左記〈自筆本/〉 |
指定番号: | 14 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1953.11.14(昭和28.11.14) |
国宝重文区分: | 国宝 |
部門・種別: | 古文書 |
ト書: | |
員数: | 2巻 |
時代区分: | 平安 |
年代: | 1077、1081 |
検索年代: | |
解説文: | 平安時代の作品。 |
水左記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/12 07:01 UTC 版)
『水左記』(すいさき)は、平安時代後期の公卿・源俊房による日記。全2巻[1]。「水」は「源」の偏であり、「左」は俊房が左大臣であったことによる。
内容
摂関期から院政期への移行期を記述した数少ない古文書の1つである。「水左記」は断続的ではあるものの、逸文なども含めれば康平5年(1062年)から永久元年(1113年)までの記事が残されている。そして、部分的ではあるが、俊房自筆本が8巻伝存し、宮内庁書陵部に6巻、前田育徳会に2巻が所蔵されている。前田育徳会本は、1953年11月14日に、国宝に指定されている[2]。平安時代の現存する自筆日記としては藤原道長の『御堂関白記』に次いで古い。また11世紀後半は、同時代史料の数が極めて限られており、その意味でも『水左記』の史料的価値は高い[3]。
脚注
- ^ “国指定文化財等データベース”. kunishitei.bunka.go.jp. 2020年12月12日閲覧。
- ^ “水左記〈自筆本/〉 文化遺産オンライン”. bunka.nii.ac.jp. 2020年12月12日閲覧。
- ^ “磐下徹、久米舞子、堀井佳代子、 『水左記』註釈(康平五・六年)”. 2021年4月18日閲覧。
出典
- 朝尾直弘・宇野俊一・田中琢 編『角川 新版 日本史辞典』角川書店、東京、1996年。ISBN 978-4040320007。
- “摂関期古記録データベース”. 国際日本文化研究センター. 2024年6月12日閲覧。
水左記と同じ種類の言葉
- 水左記のページへのリンク