こい‐ぶみ〔こひ‐〕【恋文】
こいぶみ〔こひぶみ〕【恋文】
読み方:こいぶみ
連城三紀彦の短編小説集。昭和59年(1984)刊行。余命わずかな昔の恋人のもとに走った夫と年上の妻の葛藤を描く表題作など全5作を収める。第91回直木賞受賞。昭和60年(1985)、神代辰巳監督により映画化。
丹羽文雄の小説。戦後の東京の恋文横丁を舞台に、かつて愛し合った男女の悲しい再会を描く。昭和28年(1953)発表。同年、田中絹代監督、木下恵介脚本により映画化。スター女優だった田中の初監督作。
《原題、(オランダ)De liefdesbrief》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦44センチ、横38センチ。撥弦楽器のシターンを持つ女主人が女中から手紙を受け取り、当惑の表情を浮かべている場面を描く。アムステルダム国立美術館蔵。
グラナドス:恋文(心のワルツ)
恋文
恋文
恋文
恋文
恋文
恋文
作者池波正太郎
収載図書池波正太郎短篇コレクション 6 逆転
出版社立風書房
刊行年月1992.3
収載図書完本 池波正太郎大成 第26巻 時代小説短編
出版社講談社
刊行年月2000.8
恋文
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恋文
恋文
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 04:35 UTC 版)

恋文(こいぶみ)とは、愛を告白する手紙のこと。ラブレター(love letter)とも呼ばれ、この語がもっとも現代の日本では一般的である。ほかに付(け)文(つけぶみ)・艶書(えんしょ)・艶文(えんぶん)の語もあるが、これらの3つの語彙は現代の日本では一般的ではない。
相手に対する愛を面と向かって直接相手に言えない場合、文章を綴って相手に手紙を渡して愛情を表現する。恋文を送ることによって相手が自分の愛情に気づくこともある。直接手渡しする他、郵便で送る、人づてに渡すなどもある。また相手の机の引き出しや、ロッカー等に入れておくこともある。
恋愛をテーマにした文学では恋文が出てくる話も多い。

古くは懸想文(けそうぶみ)といい、相手に対する恋心を和歌に詠んで紙にしたため、それに関連する草木を添えて、人づてに渡しあった。ここから派生した文化として、「懸想文売り」が存在し、国宝上杉本洛中洛外図屏風(米沢市上杉博物館蔵)にも描かれている。懸想文売りとは、京の都で赤い着物に身を包み、古来は立烏帽子を 後には編笠を被り、顔を白い布で覆った姿で、正月初めに懸想文を梅の小枝に刺して売り歩いた行商人である[1][2]。この懸想文は厳密には恋文に似せて縁起を祝う文を書いたお札で、このお札を買うと良縁が得られるとされた[3](屏風の左隻第3扇に売り手が見られる)。
「代筆恋文」というのも文化的にはあり、例として、高師直が美人と評判の塩谷高貞の妻の話を聞き、夢中になってあらゆる手を用いて口説こうとするも、なびかなかったため、兼好法師に恋文の代筆を依頼する。文は送られたが、高貞の妻は文を開きもせず、庭に捨ててしまう。この逸話のように、古くは文筆の才ある者に代筆をしてもらう例もあった(この場合、武家が随筆家に頼った語りである)。他にも当人が文盲である場合、意思を伝えるために代筆を依頼する例はある。
物事を調べるために偽の恋文を利用する場合もみられ、例として、密偵をおびた忍者が建物の見回り番に怪しまれた際の言い訳として、「邸宅の娘に恋文を送ろうとして周囲をうろついていた」と理由を述べるためにあらかじめ恋文を書いて懐に入れていた。いわば、恋文を渡そうとする行為は建物の周囲をうろついていても疑われない心理状態であり、諜報活動のために偽りの恋文を利用した例である。
脚注
- ^ “懸想文売り【けそうぶみうり】”. 百科事典マイペディア. 日立ソリューションズ・クリエイト. 2017年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月26日閲覧。
- ^ “けそうぶみうり【懸想文売り】”. 大辞林 第三版. 三省堂. 2017年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月26日閲覧。
- ^ “けそう‐ぶみ〔ケサウ‐〕【懸想文】”. デジタル大辞泉. 小学館. 2017年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月26日閲覧。
関連項目
恋文 (中島みゆきのアルバム)
(戀文 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 05:04 UTC 版)
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中島みゆき の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
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レーベル | ヤマハミュージックコミュニケーションズ | |||
プロデュース | 瀬尾一三 | |||
チャート最高順位 | ||||
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中島みゆき アルバム 年表 | ||||
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『恋文』収録のシングル | ||||
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『恋文』(こいぶみ)は、2003年11月19日に発表された中島みゆきの31作目のオリジナルアルバムである。
解説
『おとぎばなし-Fairy Ring-』から約1年ぶりとなるオリジナルアルバムである。前作がセルフカバーや夜会の使用曲を中心とした作品であったため、完全な新曲のオリジナルアルバムとしては『心守歌』以来となる。
先行シングルである「銀の龍の背に乗って」が収録されたが、カップリングの「恋文」については、シングルとはアレンジの異なるアルバムバージョンでの収録となっている。また、本アルバム収録曲の一部は、夜会Vol.13『24時着0時発』で歌われたものである。
収録曲
- 銀の龍の背に乗って - A Ride On The Gentle Luminous Dragon[注 1]
- 恋とはかぎらない - Doesn't Have To Be Love
- 川風 - River Breeze
- ミラージュ・ホテル - The Mirage Hotel
- 夜会Vol.13『24時着0時発』挿入歌。
- 後に発売のオリジナルアルバム『転生 TEN-SEI』にも別バージョンで収録。
- 寄り添う風 - I'm Your Gentle Breeze
- 情婦の証言 - The Mistress' Testimony
- 夜会Vol.13『24時着0時発』挿入歌で、不倫をテーマにした楽曲。
- ナイトキャップ・スペシャル - Nightcap Special
- 月夜同舟 - Moonlit Boat Ride
- 夜会Vol.13『24時着0時発』挿入歌。
- 恋文 - Love Letter
- 「銀の龍の背に乗って」のカップリング曲。同年、岩崎宏美がカバー。
- 思い出だけではつらすぎる - Kiss Old Momories Goodbye
演奏者
- Vocals:中島みゆき
銀の龍の背に乗って
恋とはかぎらない
川風
ミラージュ・ホテル
寄り添う風
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情婦の証言
ナイトキャップ・スペシャル
月夜同舟
恋文
思い出だけではつらすぎる
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脚注
- ^ 英語表記は、CDの英語訳ブックレットに記載されている。
恋文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 18:43 UTC 版)
制作年代:1669年 - 1670年頃 技法:カンヴァス、油彩 サイズ:44×38cm 所蔵:アムステルダム国立美術館 来歴: 手紙を読み、書き、受け取る女性の像は、フェルメールの得意としたものである。本作品では、手紙を受け取って当惑顔の女主人と、訳知り顔の女中が描かれ、物語の細部は鑑賞者の想像にゆだねられている。女主人が手にしている楽器(ここではシターン)は恋愛と関係の深いモチーフである。また、背後の壁に掛かる海景を表した絵は、女性の揺れ動く心を象徴している。洗濯物の入った籠や画面手前に見える箒は、恋に落ちた女性が(17世紀当時の価値観では女性の義務であった)家事をおろそかにしていることを暗示している。女主人と女中の描かれている長方形の空間を「鏡」であると見なす研究者もいる。なお、この作品は、ブリュッセルにおける展覧会に貸し出し中の1971年9月24日に盗難に遭い、2週間後に発見されたが、盗難の際に木枠からカンバスをナイフで切り出して丸めて持ち歩いたため、周辺部の絵具が剥離してしまい、作品は深刻なダメージを蒙った。窃盗犯は、東パキスタン難民義援金を要求しマスコミとも接触、その後ブリュッセル郊外で通報により逮捕され、懲役2年の判決を受けたが半年で出獄、29歳で病死した。難民救済と文化財のことの軽重を問う物議が起きた。 詳細は「恋文」を参照
※この「恋文」の解説は、「フェルメールの作品」の解説の一部です。
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「恋 文」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は故郷が恋しくてたまらなかった
- 彼は失恋で苦しみもがいていた
- 哀れみは恋に近い
- どう見ても,2人は恋をしている
- お国の料理が恋しいですか
- 恋人をパーティーに連れていきなさい
- 思いがけない彼女の親切さが彼の恋心をあおった
- 「恋でもしているの?」「とんでもない」
- 魅惑的な恋物語
- 熱烈な恋愛
- 移り気な恋人
- ジョンは恋人のためにどんな危険もおかすだろう
- 彼女は私の初恋の人だった
- 私は彼女に会ったとたんに恋におちてしまった
- おふくろの味が恋しいな
- すっかり恋に落ちている
- 恋は切ないもの
- 彼女は恋をしている
- 初恋の思い出は彼の心に生き続けた
- 恋をしているように見えるよ
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