吉田玉男 (2代目)とは? わかりやすく解説

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吉田玉男 (2代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/14 02:16 UTC 版)

にだいめ よしだ たまお
二代目 吉田 玉男
別名義 吉田 玉女
生年月日 (1953-10-06) 1953年10月6日(70歳)
出生地 日本 大阪府八尾市
職業 文楽人形師
ジャンル 文楽
活動期間 1968年-
活動内容 人形遣い
配偶者 あり
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二代目 吉田 玉男(にだいめ よしだ たまお、1953年10月6日 - )は、日本人形浄瑠璃の人形遣い、重要無形文化財保持者(人間国宝)。

人物

1953年10月6日大阪府八尾市出身。中学校2年の時に人形遣いの吉田玉昇に勧誘され、手伝いをするようになって文楽に興味を持つようになる[1]。1968年、中学校3年で初代吉田玉男に弟子入り。1969年、中学校卒業後に『吉田玉女』(よしだ・たまめ)を名乗って大阪朝日座の『菅原伝授手習鑑』「寺子屋の段」の菅秀才役にて初舞台を踏んだ[2][3]

人形遣いとしての芸風は立ち役(男役)が中心で、自身は「時代物が好み」であり、特に「『熊谷陣屋』の熊谷直実と『伊賀越道中双六』の唐木政右衛門を演じるのが好きだ」と言う[4]

2015年4月に師匠の名跡を襲名し、二代目吉田玉男と名を改めると共に[2]国立文楽劇場大阪市中央区)での『一谷嫰軍記・熊谷陣屋の段』(熊谷直実役)を演目として襲名披露公演を挙行した[5]

2020年、紫綬褒章受章[6][7][8]。 

2023年には狂言方の二世茂山七五三らと共に重要無形文化財各個認定(人間国宝)となった。

脚注

  1. ^ 文楽人形遣い 吉田玉女さん Kissポート2012年12月号 東京都港区
  2. ^ a b 文楽 二代目玉男襲名 吉田玉女さん来年4月に 大阪日日新聞 2014年10月28日閲覧
  3. ^ 文楽へようこそ(著者紹介) 紀伊國屋書店
  4. ^ 文楽・吉田玉女が春に「玉男」を襲名 ── 2代目としての決意や師匠の思い出 THE PAGE 2015年1月2日閲覧
  5. ^ 二代目吉田玉男さん襲名披露公演 人形浄瑠璃文楽”. 朝日新聞 (2015年4月4日). 2015年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月26日閲覧。
  6. ^ 「秋の褒章 775人27団体」『読売新聞』2020年11月2日朝刊
  7. ^ 『官報』号外第230号、令和2年11月4日
  8. ^ 紫綬褒章に中井貴一さんら17人…「スーパーボランティア」尾畠春夫さんは緑綬褒章”. 読売新聞オンライン (2020年11月2日). 2023年5月7日閲覧。

外部リンク




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