国立文楽劇場とは? わかりやすく解説

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こくりつ‐ぶんらくげきじょう〔‐ブンラクゲキヂヤウ〕【国立文楽劇場】

読み方:こくりつぶんらくげきじょう

大阪市中央区にある劇場施設昭和59年1984)の開館設計黒川紀章。総席数753席の文楽劇場と、総席数159席の小ホールなどからなる


国立文楽劇場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 00:54 UTC 版)

国立文楽劇場
National Bunraku Theatre
国立文楽劇場
情報
正式名称 国立文楽劇場
完成 1983年10月
開館 1984年3月20日
客席数 文楽劇場:753席
小ホール:159席
延床面積 13,211m²
設備 文楽劇場、売店、展示室、図書閲覧室
用途 日本の伝統芸能
設計 黒川紀章
運営 独立行政法人日本芸術文化振興会
所在地 542-0073
大阪府大阪市中央区日本橋1-12-10
最寄駅 大阪メトロ堺筋線千日前線日本橋駅」下車徒歩4分
近鉄奈良線近鉄日本橋駅」下車徒歩4分
最寄バス停 大阪シティバス「下寺町」下車徒歩2分
大阪シティバス「日本橋一丁目」下車徒歩4分
最寄IC 阪神高速1号環状線道頓堀出口」下車
外部リンク 国立文楽劇場
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国立文楽劇場(こくりつぶんらくげきじょう、National Bunraku Theatre)は、大阪府大阪市中央区にある劇場独立行政法人日本芸術文化振興会国立文楽劇場部が運営する[1]文楽日本舞踊邦楽大衆芸能の主催公演とこれらの公演のための劇場の貸付を行っている[1]。また、大夫、三味線、人形遣などの伝承者の養成も行っている[1]

劇場は文楽劇場(総席数753席、文楽公演時(出語り床設置)731席、花道設置時677席)と小ホール(総席数159席)からなる[2]。文楽劇場ではユネスコ無形文化遺産の「代表一覧表」に記載されている人形浄瑠璃文楽の公演を中心に演劇舞踊などが行われる。小ホールでは奇数月に落語漫才浪曲などの興行「上方演芸特選会」が開かれる。

歴史

大阪で文楽の公演を行う文楽座は第二次世界大戦前から松竹によって運営されていたが、1963年(昭和38年)からは国や大阪府、大阪市などからの補助金を受けて財団法人文楽協会によって運営されることになった[3]。文楽協会設立時から大阪に国立の文楽劇場を設置する要望があったものの、国立劇場の建設中であったためすぐには実現しなかった[3]

1975年(昭和50年)、大阪府と大阪市、大阪財界からの強い要望で、芸術文化専門調査会に文楽部門を置いて調査を開始[3]1977年(昭和52年)に国立文楽劇場設立準備調査会が発足した[3]。用地は大阪市が提供することになり、1979年度(昭和54年度)以降に基本計画、実施計画がすすめられた[3]。そして1984年(昭和59年)3月に開場した[1]

建物

所在地

  • 大阪府大阪市中央区日本橋一丁目12番10号
この場所は大阪市立高津小学校の旧跡地で、同校の移転後しばらくはフェンスに囲まれた更地となっていた。

交通

記念発行物

  • 1984年4月6日、開場を記念して劇場と文楽人形を意匠とした額面60円の記念切手が発行された。

脚注

  1. ^ a b c d 各法人の運営に関する基礎データ”. 文化庁. 2023年5月9日閲覧。
  2. ^ 施設案内・座席案内”. 日本芸術文化振興会 国立文楽劇場. 2023年5月9日閲覧。
  3. ^ a b c d e 国立の芸能公開施設について(文化時報 昭和53年9月号)”. 文化庁. 2023年5月9日閲覧。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯34度40分2.8秒 東経135度30分31.3秒 / 北緯34.667444度 東経135.508694度 / 34.667444; 135.508694 (国立文楽劇場)




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