ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE
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『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』(ルパンさんせい ヴァーサス めいたんていコナン ザ・ムービー)は、2013年12月7日に公開された日本のアニメ映画で、モンキー・パンチ原作の『ルパン三世』(以降『ルパン』)と青山剛昌原作の『名探偵コナン』(以降『コナン』)のクロスオーバー作品である。上映時間は107分。興行収入は42億6,000万円[1][3]。
注釈
- ^ 『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』のキャッチコピー「今世紀最大の犯行予告」のオマージュである。
- ^ 『名探偵コナン 絶海の探偵』の公開から『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』の公開までが8か月であるため、その期間が1年未満であることと『コナン』の劇場版の4月以外の公開としても、初のことである。
- ^ 『コナン』単独作品では、第24作『緋色の弾丸』で台詞付きの本格的な初登場を果たす。
- ^ 『コナン』単独作品では、第24作『緋色の弾丸』で姿だけの登場を経て、翌第25作『ハロウィンの花嫁』にて台詞付きの本格的な初登場を果たす。
- ^ なお、ジェイムズ・ブラックの声を担当していた家弓家正が2014年9月30日に死去したため、家弓が演じるジェイムズが登場する映画は本作と『異次元の狙撃手』のみである。家弓は『ルパン』第1シリーズ第13話(「タイムマシンに気をつけろ!」の魔毛狂介役)と第2シリーズ第75話(「不二子に花嫁衣装はにあわない」のウィリアム・ハフナー役)に出演しており、本作が34年ぶり3回目の出演となった。なお、魔毛狂介は本作でもモブキャラクターとして台詞なしで登場している。
- ^ なお、多くのプレスシートや劇場に設置された立て看板には「工藤新一:山口勝平」と表記されていた。
- ^ 「遊園地に遊びに行った時」など。
- ^ 前述したオープニング(2代目オープニング)、峰不二子と灰原哀の台詞「裏切りは女のアクセサリー」(第1話「ルパンは燃えているか…?!」)、ルパンが町中の人間に自分の顔のマスクを被せ、その混乱に乗じて逃走を図る(第19話「どっちか勝つか三代目」)など。
- ^ このホテルは前作に登場したサクラサクホテルである。
- ^ コナンの側もルパン一味の逮捕に失敗した為、実質引き分けである。
- ^ この時、ルパンが「キッドとは必ず決着を着けてやる」と強い決意を示した事が次回作『ルパン三世VS怪盗キッド』の予告に繋がっており、放映は「2020年」となっていたが、これはルパンが勝手に作ったという体裁の偽予告であり、年号には×印が付けられ、コナンが「冗談だかんな」と言っている。
- ^ ただし、灰原の素性を言及しているのは不二子だけで、ルパン・次元・五ェ門の3人は、終盤で灰原と接触するも会話を交わすシーンなどなく、ルパンが「シェリー」のコードネームを不二子と灰原の会話から聞いていることで、一味の共通認識が示唆されている。
- ^ 銭形も本作ではコナンに直接会うことはないが、佐藤や白鳥の発言からコナンが普通の小学生ではないことを見抜いているかのような素振りを見せている。なお、銭形と灰原は面識がない。
- ^ 『ルパン三世 the Last Job』では、平野綾が声を担当している。
- ^ 『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』第13話「タイムマシンに気をつけろ!」では、本作で『名探偵コナン』側のメインキャラクターとして登場するジェイムズ・ブラック役の家弓家正が、『ルパン三世 霧のエリューシヴ』では中村獅童が、それぞれ声を担当していた。
- ^ 本作を含めていずれも設定が微妙に異なり、アニメの2回登場も同一人物としてのものではない。
- ^ 『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』第72話「スケートボード殺人事件」では、小原乃梨子が声を担当している。
- ^ 『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』では、安達祐実が声を担当していた。
- ^ 『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』では、老婆の姿を塩沢ときが、正体を河合奈保子が、それぞれ声を担当していた。
- ^ 予告では不二子の入浴を覗こうとして銭形に逮捕されるシーンがあったが、本編にはないシーンだった。
- ^ ペダルは幼児化ゆえに足が届かないため、不二子が担当した。
- ^ 第1シリーズ第1話「ルパンは燃えているか…?!」の終盤におけるルパンの台詞である「裏切りは女のアクセサリーのようなもの」のオマージュである。
- ^ テレビアニメや他の劇場版では、山口勝平が担当している。
- ^ テレビアニメや他の劇場版では、堀川りょうが担当している。
- ^ 劇中での「ルパンを捕まえてハワイへ行こう」という台詞は、『ルパン』TV第1シリーズ第15話のサブタイトル「ルパンを捕まえてヨーロッパへ行こう」のオマージュである。
- ^ インターポールから支給された車ゆえにナンバーを照合できなかったためで、由美からは「怪しさがムンムン」だったと言われている。
- ^ 収録当時の話であり、7年後の2018年に山寺と田中は離婚している。詳細は各自の記事を参照。
- ^ テレビアニメや他の劇場版では、若本規夫が担当している。
- ^ EDクレジットでは「キース伯爵」と表記。
- ^ ルチアーノ曰く「ライブの予備機材として空港に預けているため、日本国内にはまだ持ち込んではいない扱いとなっている」とのこと。
- ^ この時コナンは、ルチアーノを助けようとするも叶わず、自身も危うく外に吸い出されそうになったところをルパンに助けられている。
- ^ 劇中で銭形が見ていたICPOの資料には、ルチアーノはシチリア出身でナポリを拠点とする密輸犯罪組織のボスであることが記載されていた。史実のルチアーノもシチリア出身で、晩年はナポリを拠点に麻薬や煙草の密輸を行っていた。
- ^ この2枚の写真はDVD・ブルーレイの限定版特典のポストカードになった。
- ^ 前作では放送の翌年に完成した国際線ターミナルがヴェスパニア王国の記者会見の会場として登場しており、本作では旧整備場地区がアランとルチアーノの取引現場として登場している。
- ^ 原作での高木刑事が拉致されたある事件では、拘束された高木刑事が居場所を伝えるために(音声は伝わらない状態で)言った地名を、コナンが口を閉じて発音する音(両唇音)をヒントに場所を特定したことがある[9]。
- ^ 本作公開よりも前に発売されたゲーム作品「3人の名推理」で車越しのジンの会話の内容をコナンが読唇術である程度理解するシーンは存在する。
- ^ ノンクレジット。灰原哀と峰不二子の入浴シーンの絵コンテを担当。
- ^ 名探偵コナンにおいてキャラクター紹介の際にメイン・テーマ以外のBGMが流れたのは初めてである(実際には、題名こそ違うがメイン・テーマのアレンジである)。
- ^ なお、冒頭のアクションシーンでもこのテーマが使用されているほか、中盤のアクションシーンではコナンサスペンス1というタイトルのサウンドトラックが使用されており、このテーマのアレンジである。
- ^ 佐藤刑事によるルパンの追跡シーンの途中など本編のほか、エンディングや『ルパン三世VS怪盗キッド』の偽予告がすべてカットされている。
- ^ なお、スリーブケースには劇場版に登場しなかったミラ王女も描かれている。
出典
- ^ a b c “2015年記者発表資料(2014年度統計)” (PDF). 日本映画製作者連盟 (2014年1月27日). 2014年1月27日閲覧。
- ^ “Lupin III vs. Detective Conan: The Movie (2013)”. Box Office Mojo. 2022年7月22日閲覧。
- ^ a b “2014年邦画ベスト10、山崎貴監督2作品で171億円!”. 映画ニュース (映画.com). (2014年12月16日) 2014年12月16日閲覧。
- ^ a b “第37回日本アカデミー賞優秀作品発表!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 日本アカデミー賞協会. 2014年1月17日閲覧。
- ^ 本作のBD及びDVDより。
- ^ 『コナン』劇場版第11作『紺碧の棺』より。
- ^ a b ““キング・カズ”三浦知良「ルパンVSコナン」に殺し屋キング役で友情出演”. 映画ニュース (映画.com). (2013年11月8日) 2013年11月8日閲覧。
- ^ 単行本52巻File.3「式場パニック」 - File.5「ウェディングバトル」(アニメ449話「本庁の刑事恋物語 偽りのウェディング」)
- ^ 単行本第76巻File.9「高木刑事からの贈り物」 - 第77巻File.3「遅くなった墓参り」(アニメ681話 - 683話「命を賭けた恋愛中継」)
- ^ “「 "東宝"×"東映"夢のコラボ!東映太秦映画村にルパンとコナンが登場!”. ニュースページ. 東映太秦映画村. 2015年5月12日閲覧。
- ^ “東映、東宝が異色コラボ 太秦映画村で「ルパン&コナン展」”. 芸能ニュース (Sponichi Annex). (2013年9月20日) 2013年9月20日閲覧。
- ^ 壬生智裕 (2013年12月10日). “「ルパンvsコナン」が初登場1位!6億円超えの大ヒットスタート!”. 映画ニュース (シネマトゥデイ) 2013年12月10日閲覧。
- ^ ““ルパコナ”公開! 出口調査での観客の反応は?”. ぴあ映画生活 (ぴあ). (2013年12月9日) 2013年12月9日閲覧。
- ^ “映画『ルパンvsコナン』V2 9日間で動員120万人超え”. 映画ニュース (ORICON STYLE). (2013年12月16日) 2013年12月16日閲覧。
- ^ 入倉功一 (2014年1月8日). “『ルパン三世vs名探偵コナン』動員300万人突破!「コナン」シリーズ超える快進撃”. 映画ニュース (シネマトゥデイ) 2014年1月8日閲覧。
- ^ 壬生智裕 (2014年1月21日). “『永遠の0』50億円突破でV5!『黒執事』は4位に初登場!【映画週末興行成績】”. 映画ニュース (シネマトゥデイ) 2014年1月21日閲覧。
- ^ “バックナンバー2015年度(VOL.5)”. 週間高世帯視聴率番組10バックナンバー. ビデオリサーチ (2015年2月11日). 2015年5月12日閲覧。
- ^ “バックナンバー2016年度(VOL.41)”. 週間高世帯視聴率番組10バックナンバー. ビデオリサーチ (2016年10月12日). 2016年10月24日閲覧。
- ^ “3週連続ルパン祭り 特設サイト”. 金曜ロードSHOW!. 日本テレビ. 2016年10月7日閲覧。
- ^ "ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE". 金曜ロードSHOW!. 7 October 2016. 日本テレビ系列. 日本テレビ。
- ^ 青山 剛昌、モンキーパンチ、水稀 しま『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』小学館〈ジュニア文庫〉、2013年12月5日。ASIN 409230644X。ISBN 978-4092306448。OCLC 870404465。全国書誌番号:22340132。
- 1 ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIEとは
- 2 ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIEの概要
- 3 概要
- 4 あらすじ
- 5 登場人物
- 6 登場する武器・乗り物
- 7 設定
- 8 スタッフ
- 9 プロモーション
- 10 興行成績
- 11 脚注
ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE
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「アラン・スミシー」の記事における「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」の解説
作中に出てくる架空の国「ジランバ共和国」の工作員がアラン・スミシーを名乗る。声優は、俳優の内野聖陽が務めた。
※この「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」の解説は、「アラン・スミシー」の解説の一部です。
「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」を含む「アラン・スミシー」の記事については、「アラン・スミシー」の概要を参照ください。
「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」の例文・使い方・用例・文例
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