目暮十三
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目暮 十三(めぐれ じゅうぞう)は、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメなどのメディアミックス作品『名探偵コナン』の作品に登場する架空の人物。 アニメでの声優は茶風林が担当する。ドラマでの俳優は、西村雅彦(単発第1作)[1]、伊武雅刀(単発第2作・第3作)[2][3][注 1]が担当。
注釈
- ^ 単発第1作では、ドラマオリジナルキャラクターの多摩川刑事役だった。また、連続ドラマでは回想の1シーンに工藤優作(影越しのため、役者は不明)と共に出演している(ドラマ版では佐藤、高木両刑事とは共演していない)。
- ^ このことは自分自身も認識しており、テレビの取材陣が撮影した際は「ちょっと太ってんな」と言いながら身だしなみを整えていた[4]。
- ^ 第2作『14番目の標的』ではジョギング中に犯人にボウガンで腹部を撃たれ、第13作『漆黒の追跡者』では傷害事件の犯人の関係者にナイフで腹部を刺されたが、どちらも分厚い皮下脂肪が内臓の損傷を防いでくれたために命に別条はなく、その後は職務へ復帰した。
- ^ コートもソフト帽も色が変化しており、当初はオレンジ色に近かったが、後に暗めの茶色となった。また、話によってはコートとソフト帽の色が違っていることもある。ドラマ版は初期のカラーリングに近い。なお、警部補時代はハンチング帽を被っていた[5]。
- ^ その一方、他の無実の容疑者だった人たちには頭を下げて謝罪することもある[8]。また、劇場版第20作『純黒の悪夢』では公安警察所属の風見裕也からキュラソーの引き渡しを高圧的に要求されて高木たちが露骨に顔をしかめる中でも手続きに応じたほか、キュラソーを奪還(抹殺)するべく襲撃してきたジンたちによる混乱の中でも立場に関係なく風見たちへの協力を高木たちに命じている。
- ^ 妻と出会うきっかけとなった事件と似た犯行を繰り返す犯人[7]や、殺人を正義の裁きと称した警察官[9]に激昂したことがある。前者は相手に怒鳴った程度だが、後者は胸ぐらを掴み上げ、数秒間苦しめるという警察官としては過度の言動をとってしまった(犯人が被害者に
強請 ()られている人たちを救うという名目で、その中に含まれていた無実の人間に罪をなすりつけようとしたため)。また、前者は犯人を正気に戻して反省させたのに対し、後者は冷静さを失って被害者の落ち度を一切指摘せず、「お前は犯罪者だ、正義を語る資格はない」と一喝した。 - ^ 全力疾走でどれだけ時間がかかるかを確かめるために小五郎を何度も走らせ、疲れから遅くなってきた彼に「だんだん、タイムが落ちてきてるよ」と茶々を入れ、怒らせたことがある[4]。
- ^ 喧嘩して弁当を作ってもらえなかったときは、昼食を抜いている。
- ^ 特にパソコンが苦手で、「立ち上げる(電源を入れる)」際はパソコンを持って立ち上がり、「落とす(電源を切る)」際は電源の入ったままプラグをコンセントからいきなり引き抜いてしまうほど[17]。そのためにインターネットの知識にも乏しく、温泉サイトの管理人を温泉旅館の支配人だと思い込み、白鳥に突っ込まれたことがある[18]。
- ^ テレビアニメ版では、スポンサーの関係から「アース? 何だそりゃ?」に変更されている。
- ^ ただし、解決を急ぐあまりに危険につながる行動を取った場合には小五郎と同じく厳しく叱ったり[26][27]、案件によっては関わらないように諭すなどの場合もある[28]。
- ^ ただし、コナンや新一を信用するようになったのは何度も事件に関わってからであり、初めて殺人事件に関わった時には子供だからと相手にしていなかった[29]。
- ^ 小五郎が不在の際に事件現場で居合わせることが多いコナン[33]や平次[34]など「探偵」を名乗る人物や、その周囲にいる蘭たちに対しても、時折そう思っている部分があり、コナンたちと知り合いになった人物には「くれぐれも事件を呼ぶ死神にならないよう注意してください」などと忠告する時もある[35](しかし、目暮の忠告も空しく知り合いとなった人物は、全員コナンたちと関わることで事件現場に居合わせる頻度が自然と高まっている)。二日酔いになっていた小五郎と居合わせた際には、かなり苛立って「ふざけるな! お前の行く所行く所、死体の山なんだぞ! わかっとるのか!!」と怒りをぶつけたこともある[31]。
- ^ 「お前ら警察は役立たずだ!」と警察を激しく非難する高校時代のみどりが目暮の回想に登場する。
- ^ 小五郎の刑事当時は警部補であったため、「警部補殿」と呼んでいた時期もある[5]。
出典
- ^ "名探偵コナン 工藤新一への挑戦状〜さよならまでの序章(プロローグ)〜". 名探偵コナン. 2 October 2006. 日本テレビ系列. 読売テレビ。
- ^ "名探偵コナン 工藤新一の復活!〜黒の組織との対決(コンフロンティション)〜". 名探偵コナン. 17 December 2007. 日本テレビ系列. 読売テレビ。
- ^ "名探偵コナン 工藤新一への挑戦状〜怪鳥伝説の謎〜". 名探偵コナン. 15 April 2011. 日本テレビ系列. 読売テレビ。
- ^ a b 単行本11巻File.2「生放送中の死」 - File.4「緊急推理ショー」(アニメ31話「テレビ局殺人事件」)。
- ^ a b 単行本55巻File6.「月下」 - File.9「落日」(アニメ432話 - 433話「工藤新一少年の冒険」)
- ^ a b 劇場版第2作『14番目の標的』。
- ^ a b c d e 単行本28巻File.11「閉ざされた秘密」 - 29巻File.2「意外な理由」(アニメ217話 - 218話「封印された目暮の秘密」)。
- ^ アニメ940話「姿を消した恋人」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ665話「疑惑のイニシャルK」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本17巻File.6「どうしよう!?」(アニメ91話「強盗犯人入院事件」)。
- ^ アニメ135話「消えた凶器捜索事件」・アニメ187話「闇に響く謎の銃声」・アニメ235話「密室のワインセラー」・アニメ912話「モデルになった探偵団」など(以上、すべてアニメオリジナル)。
- ^ アニメ11話「ピアノソナタ『月光』殺人事件」、アニメ71話「ストーカー殺人事件」(アニメオリジナル)、アニメ74話「死神陣内殺人事件」(アニメオリジナル)、アニメ507話 - 508話「カラオケボックスの死角」、アニメ666話「雨の夜の脅迫者」(アニメオリジナル)など。
- ^ 単行本53巻File.1「紅蓮」 - File.4「純白」(アニメ469話 - 470話「怪盗キッドと四名画」)。
- ^ アニメ799話「探偵団の密室推理合戦」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ796話「おしどり夫婦の策略」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本69巻File.7「ホワイトデーの殺人」 - File.9「ハッピー・ホワイトデー」(アニメ608話 - 609話「裏切りのホワイトデー」)。
- ^ 単行本37巻File.5 - File.7「暗黒の足跡」(アニメ307話 - 308話「残された声なき証言」)。
- ^ アニメ449話「本庁の刑事恋物語 偽りのウエディング」(原作52巻にはないアニメオリジナルのシーン)。
- ^ 単行本32巻File.5「久しぶりの集結」 - File.7「アイドル達の誤解」(アニメ249話 - 250話「アイドル達の秘密」)。
- ^ 単行本46巻File.2「前奏曲」 - File.6「幻想曲」(アニメ385話 - 387話「ストラディバリウスの不協和音」)。
- ^ 単行本63巻File.6「猪・鹿・蝶」 - File.8「選手権の目的」(アニメ551話 - 552話「犯人は元太の父ちゃん」)。
- ^ a b 単行本27巻File.7「試合開始」 - File.9「試合終了」(アニメ226話 - 227話「バトルゲームの罠」)。
- ^ 小学館の特集本『コナンドリル(ISBN 9784091794024)』153頁。
- ^ アニメ『名探偵コナン』219話「集められた名探偵! 工藤新一vs怪盗キッド」/アニメ『まじっく快斗1412』第6話『ブラック・スター』。
- ^ 青山 剛昌、近藤 二郎、丸 伝次郎、平良 隆久『名探偵コナン推理ファイル エジプトの謎』小学館〈小学館学習まんがシリーズ〉、2009年6月19日。ASIN 4092961197。ISBN 978-4092961197。 NCID BA90535698。OCLC 419656431。全国書誌番号:21608332 。
- ^ 単行本15巻File.4「声が似てる!?」 - File.6「デュエット!?」(アニメ81話 - 82話「人気アーティスト誘拐事件」)。
- ^ アニメ252話「絵の中の誘拐犯」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ135話「消えた凶器捜索事件」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本21巻File.4「最初の挨拶」 - File.7「胸に秘めて…」(アニメ162話「空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件」)
- ^ 単行本1巻File.6「迷探偵を名探偵に」 - File.9「不幸な誤解」(アニメ3話「アイドル密室殺人事件」)。
- ^ a b 単行本16巻File.10「陶芸家達の企み」 - 17巻File.2「音で殺す!?」(アニメ98話 - 99話「名陶芸家殺人事件」)。
- ^ 単行本20巻File.7「サヨナラ…」 - File.9「姉想い…」(アニメ121話 - 122話「バスルーム密室事件」)。
- ^ 単行本63巻File.3「回る凶器」 - File.5「毒物のありか」(アニメ549話 - 550話「回転寿司ミステリー」)。
- ^ 単行本47巻File.8「出現マジック」 - File.11「奇術師(マジシャン)失格」(アニメ406話 - 408話「コナン平次の推理マジック」)。
- ^ 単行本87巻File.3「BLOG」 - File.5「SELFIE」(アニメ814話 - 815話「ブログ女優の密室事件」)。
- ^ 単行本4巻File1「甲冑の騎士」 - File3「書けないペン」(アニメ8話「美術館オーナー殺人事件」)。
- ^ 単行本13巻File8「逃亡者」 - File10「去りゆく後ろ姿」(アニメ63話「大怪獣ゴメラ殺人事件」)
目暮 十三(めぐれ じゅうぞう)
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