妻との馴れ初め
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 05:14 UTC 版)
十三が妻・みどりと出会うきっかけとなった事件は、物語開始の20年以上も前に十三が刑事になったばかりの頃、自らも捜査に当たっていた「連続女子高生ひき逃げ事件」である。 「ロンタイ」と呼ばれる、丈をくるぶしまで伸ばしたスカートを穿いた女子高生ばかりが1人になったところを車で当て逃げされるという事件であり、犯人の動機は「不良女子高生に恐喝されたことによる逆恨み」だった。加害者の女子高生がロンタイを穿いていたため、「ロンタイを穿いている女子高生を手当たり次第に襲う」という悪質なこの事件で友人を亡くし、警察へ強い反感を抱いていたみどりはどうしても友人の敵を取りたいため、囮になって犯人を捕まえることを決意し、その護衛を十三が担当することになった。犯人はみどりを十三もろとも轢き殺そうと車で襲いかかり、重傷を負った彼女は朦朧とする意識の中、「やっぱ、映画みてぇにはいかねえよな…」と自分の行動が浅はかだったと悔いている様子を見せ、十三も頭を負傷して流血するという結果を招いた。しかし、目暮が車のナンバーを覚えていたため、犯人はまもなく逮捕された。この事件がきっかけとなり、2人は結婚することとなった。 同エピソードで起きる連続婦女殴打事件では、囮捜査の続行を進言する佐藤や高木に「言ったはずだ! もう囮捜査はやらん!」と厳しい表情で強く反対しており、みどりと出会うきっかけとなった事件が十三の刑事人生に大きく影響したことが示唆されている。
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