ルパン三世 (架空の人物)
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ルパン三世(ルパンさんせい)は、モンキー・パンチの漫画作品およびそれを原作とするアニメ『ルパン三世』シリーズに登場する主人公である架空の人物。
注釈
- ^ 一部作品では「子孫」という表現もされる。アルセーヌ一世は20世紀初頭の人物である
- ^ レベッカとの離婚届にもルパン三世としか書かれていない。ただし、作中でも他者からは「アルセーヌ・ルパンの三代目」という呼ばれ方を何度かされている(例:『ルパン三世 カリオストロの城』のカリオストロ伯爵など)
- ^ 王侯貴族の場合はファーストネームの最後に付くのが一般的だが(例:ナポレオン3世、ルイ20世)、そうでない場合はjr.と同様の扱いを受ける(例:ビル・ゲイツ、トム・クルーズ)
- ^ なお、ルブランの著作権の効果は2011年で失効している(仏・著作権法123条の1・2項)。
- ^ 『新ルパン三世』ではルパン調査会代表の氏和歌蘭の調査で、日本人の女性と婚姻関係になく、「あなたはアルセーヌ・ルパンの孫ではない」とルパンの目の前で報告するエピソードも描かれているが、ルパン自身は肯定も否定もしておらず、真相は不明。
- ^ その際に「盗術」以外の遺産をすべて他者に奪われてしまうが、その後「盗術」の教えを駆使してすべて取り戻している。
- ^ 『新ルパン三世』第76話「ルパンの子守唄」で一度だけ普段の顔の下から本当の顔を覗かせる描写があるが、その顔は覆面を被っているかのような不明瞭な描き方をされている。しかもその時のルパンは偽者だったため、その顔が本当にルパンの本当の顔(を模したもの)であるという確証はない。
- ^ 2015年TVシリーズ制作までは、媒体によっては「青」と表現されることもあった。
- ^ ただし、ジャケットとネクタイの色合いは『TV第4シリーズ』と『PART5』では色合いは微妙に異なっている。
- ^ 『グッバイ・パートナー』前半では赤のジャケットを着用していた。
- ^ ナルシストだが、自分が猿顔であることも一応認識している。
- ^ ただしキャラクターデザインが極端に変わった訳ではなく、原作のモンキー・パンチの絵をアニメ化するにあたっての解釈の違いである。
- ^ 相手が善人や警官の場合、自身が相手を殺す必要性を感じない場合は原則として殺しは行わないが、相手が明らかな殺意を持って自分を狙ってきた時や、その外道ぶりが自分の許容範囲を超えている場合は殺すことを躊躇しない。第13話「ルパン殺し」では非道ぶりが目立つにせルパンを、第14話「賞金稼ぎ」では自分を利用した上に逮捕して手柄を立てようとした悪徳刑事とその協力者の女を、それぞれ自分の手で殺している。
- ^ 時には無償で手助けもする利他主義的資質も持ち合わせている
- ^ 『TV第4シリーズ』第3話では、任務遂行のためなら殺しも厭わないMI6のニクスに対して、「国益のためなら人殺ししてもかまわないってのか」と語っている。
- ^ 卑怯な作戦で自分と五ェ門を同士討ちさせようとした百地三太夫(『TV第1シリーズ』第5話)など。
- ^ 代表的なものにはTV第2シリーズの第1期オープニングがある。
- ^ ドクターはルパンが劇中で投与された猛毒を完全に治癒する解毒剤を盾に取引を持ち掛けたが、ルパンは一切耳を貸すことなく彼を射殺した。ただ、ドクターを殺害したのは自分を裏切ったこと以上に、弟の敵討ちを強く望むエレンの意を汲んだという側面もある。
- ^ 騙し討ちを仕掛けられたとはいえ、「女子供は殺さない」をポリシーとするルパンが手に掛けた数少ない女性キャラクターである。
- ^ 馬鹿、間抜けだと婉曲に(からかって)言った言葉。「猿は人間に 毛が三筋(みすじ)足らぬ(三本足らぬ)」という俗説を踏まえ、毛が三本足りないというのはサル並みの馬鹿、という意味である。
- ^ 駆けつけた次元がとっさに放った接着弾によって、ダムダム弾の直撃を逃れたことから最悪の事態はかろうじて免れたが、瀕死の重傷を負ってしまった。
- ^ 正体はダレの変装した姿である。
- ^ ルパンはパンツの中に防熱用の特殊風船を仕込んでいたため、難を逃れた。
- ^ だが、敵の目を欺くにはまず味方からとして、次元と五ェ門にはそのトリックを伝えなかった。ただし不二子だけは、銭形が棺の中に納められたルパンを見て慟哭してるさなかに、葬儀屋がトリックを伝えていた。
- ^ 駆けつけた不二子たちの前で、ルパンが息を引き取ったかのように描写された。
- ^ 葬式の直後に、ルパン本人が「俺の葬式とは一体全体なんだ!」と抗議している。
- ^ 直前に次元から返されたワルサーP38が銃弾をブロックし、加えて特製エアバッグを装着していたため、傷1つ負うことはなかった。
- ^ ナビコフが調べたのは「本物の死体」で、胸元にはルパンによって血糊を付けられていた事に加え、ナビコフが奪おうとしていた「マルケスの記念指輪」を入れていたため、ナビコフはルパン殺害に成功したと同時に任務が完了したと完全に信じ込んだ。
- ^ 後者の場合、ルパンはそれを見越して何かしらの手を打っており、その結果不二子が災難に見舞われる場合もあった。
- ^ 次元に制止されるも、「狙った獲物は絶対に逃がさねえってのがな、ルパン家のモットーなんだよ!」と制止を振り切って続けていた。
- ^ 原子爆弾の設計図や人工ダイヤモンドを大量生産する機械等
- ^ 尤も、ただ単にふざけていただけという可能性はある。
- ^ 略称は「東大」。これは東京大学の略称と同じであり、作中の構内の描写も東京大学がモデルになっている。
- ^ ただしルパン自身も強引な手段で入学している。
- ^ 『カリオストロの城』でも、ルパン一味に同行を願い出たヒロインのクラリスに対し「俺のような薄汚れた存在になってはいけない」と諭している。
- ^ 『TV第2シリーズ』第68話「カジノ島・逆転また逆転」など)
- ^ 『PART3』第7話など
- ^ "本人の持論として、「裏切りは女の特権」「男は女に騙されるため生きている」
- ^ この場合は、ほとんどが不二子の自業自得である。
- ^ 劇中で死亡してはいないが、状況からみてその後死亡した可能性が高い。
- ^ ジュリアの場合、序盤ではロリコンと勘違いされ嫌悪されていたが、行動を共にする内「ルパンのおじさん」と呼ぶようになり、親しくなった。
- ^ 但し、TV第2シリーズ27話『シンデレラの切手はどこへいった』とテレビスペシャル『バイバイ・リバティー・危機一発!』では「お兄さん」と自称している。
- ^ ハーフ説を仄めかされたこともある。
- ^ 一世の祖父は日本人で「川向こうの次郎吉」、祖母はフランス人で「ミレーヌ・ルパン」。
- ^ 『TV第2シリーズ』第7話で、ツタンカーメンの黄金のマスクをふざけてかぶったことにより呪いに取りつかれたことがあるためで、後のエピソードではヒエログリフを見せられただけでパニックに陥っていた。
- ^ 1941年に製造されたワルサー純正のミリタリーモデル
- ^ 劇場版『ルパンVS複製人間』、TVスペシャル『princess of the breeze 〜隠された空中都市〜』ではスリーポインテッド・スターのままであった。
- ^ この個体はオーバーフェンダーがついていた。
- ^ 実車は2シーターのみである。
- ^ 警笛機については作画によって装着されていない場合やフォグランプやウインカーランプとして描かれている場面も見られた。
- ^ このアイキャッチは後に『ルパン三世VS名探偵コナン』でも使用されたが、こちらは新たにメルセデス・ベンツ・SSKが描かれている。
- ^ 元々は不二子が乗っていたものである。
- ^ PART5第21話で、SNSにおいて一般市民が「ゴルティーニだ」と表現しているが、リアに「GORDINI」バッジがついていない、ボディカラーが異なるといった特徴からこの個体が本物のゴルティーニかどうかは不明。
- ^ 現場検証のシーンで遺留品の吸殻からルパン絡みの事件と見抜き、理由を同僚に問われて答えた言葉。
- ^ その際限度額が数億ドル単位のクレジットカードを所持している。
- ^ ただし不二子などにはめられたり、獄中にいる取引相手と面会するために1ドルのハンバーガーを1個無銭飲食するなど、やむを得ず行なったケースはある。
- ^ その後、安原はWebアニメ『LUPIN ZERO』ではルパンの祖父・ルパン一世役に起用された。なお、同作におけるルパンの父(ルパン一世の息子)・ルパン二世役は古川登志夫が担当している。
出典
- ^ 『Pen』No.315-「完全保存版ルパン三世全解明」―『ルパン三世』を生み出した、5人の男―より。
- ^ 飯岡順一『私の「ルパン三世」奮闘記 アニメ脚本物語』河出書房新社、2015年、140-141頁。ISBN 4309275591。
- ^ @hide7_7の2019年4月17日のツイート、2021年1月25日閲覧。
- ^ スタジオ・ルパン三世とその一味+1『upin The Third Vol.2』スタジオ・ルパン三世、1981年。
- ^ “「やりたくない」からのスタートだった 「ルパン三世 THE FIRST」の栗田貫一”. 時事ドットコムニュース (2019年12月8日). 2019年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月25日閲覧。
- ^ コミカライズ版「ルパン三世H」より。
- ^ ルパン三世・Tokyo Transit〜featuring YASUO YAMADA
- ^ 宮崎駿の「ルパン三世」は原作漫画とどう違う!? モンキー・パンチの「ルパン三世」の世界観 | ふたまん+
- ^ “栗田貫一に“次元大介”が発破「そろそろ山田康雄のルパンの亡霊を振り払って…」”. 楽天WOMAN (2014年6月21日). 2014年7月21日閲覧。
- ^ セガサターン用ソフト『ルパン三世 THE MASTER FILE』より。
- ^ アニメ好きタレント・喜屋武(きゃん)ちあきによる『アニメヨガ』の発売を記念し、トークショー&握手会を、1月22日に開催!|株式会社インプレスホールディングスのプレスリリース
- ^ 日本テレビ刊 『ルパン三世名場面集partV』 ルパン三世ファミリーツール大図鑑より
- ^ 二玄社 別冊CG『ソロ・アルファ・セイ』
- ^ フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 17』講談社、2006年。
- ^ 『とり・みきの映画吹替王』洋泉社 p64
- ^ “ルパン役は畠中祐、次元役は武内駿輔!少年時代描く新作アニメ「LUPIN ZERO」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年11月19日) 2022年11月19日閲覧。
映像・漫画作品から引用
- ^ 『TV第2シリーズ』第67話
- ^ 『PartIII』第37話
- ^ TVスペシャル『盗まれたルパン 〜コピーキャットは真夏の蝶〜』
- ^ TVスペシャル『princess of the breeze 〜隠された空中都市〜』
- ^ 『TV第1シリーズ』第15話のオープニングナレーションより。
- ^ TVスペシャル『お宝返却大作戦!!』
- ^ 『TV第1シリーズ』第3話「さらば愛しき魔女」より
- ^ 原作第64話 - 第66話
- ^ 原作第83話「能ある悪党は牙をかくす(その3)」に該当。
- ^ 『TV第1シリーズ』第2話
- ^ 『TV第2シリーズ』第110話
- ^ TVスペシャル『ワルサーP38』より
- ^ パイロットフィルム
- ^ BSアニメ夜話スペシャル「とことんルパン三世」。同番組内での大塚のインタビューではベンツと答えている。
- ^ 『TV第2シリーズ』第26話、第44話、第71話、劇場版『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』特報1
- ^ TVスペシャル『トワイライト☆ジェミニの秘密』
- ^ TVスペシャル『グッバイ・パートナー』
- ^ 『TV第2シリーズ』第32話
「ルパン三世 (架空の人物)」の例文・使い方・用例・文例
- ルパン三世
- ルパン三世は過去30年にわたってとても人気がある。
- ルパン三世(小(お)栗(ぐり)旬(しゅん))は,祖父のアルセーヌ・ルパンがかつてそうであったように,世界的に有名な泥棒である。
- ルパン三世は,熟練した射撃の名手である次(じ)元(げん)大(だい)介(すけ)(玉(たま)山(やま)鉄(てつ)二(じ)),刀の達人の石川五(ご)エ(え)門(もん)(綾(あや)野(の)剛(ごう)),ルパンを裏切ってばかりいる女泥棒の峰(みね)不(ふ)二(じ)子(こ)(黒木メイサ)という仲間とともに世界中で数多くのお宝を盗んできた。
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