ルブラン【Maurice Leblanc】
ルブラン・モーリス(Maurice Leblanc)
1864年(元治1)、フランスのルーアン生まれ。
1887(明20)年、「ジルプラス」紙に、心理小説「女」を発表。
1905年(明38)、「ジュセトゥ」誌に「ルパンの逮捕」を発表。
1906年(明39)、短編集「怪盗紳士アルセーヌルパン」を発表。
1909年(明42)、「サンデー」に森下流仏楼(別名は清風草堂主人、白雲流水楼主人で、本名は安成貞雄か?)の訳で「黒真珠」が「巴里探偵談泥棒の泥棒」として掲載。日本にはじめて紹介される。しかし、ルパンの名前をはじめて日本に紹介したのは、詩人の上田敏であるという。
1910年(明43)、「813」を発表。
1913年(大2)、「813」が三津木春影により「古城の秘密」の題で訳された。
1918年(大7)、「怪紳士」が保篠龍緒の訳で東雲堂書店から刊行。ルパンの訳者として保篠龍緒が有名になるのはここからである。
1921年(大10)、「虎の牙」を発表。
1923年(大12)、「八点鐘」を発表。
「ルパン対ホームズ」(アルセーヌルパン対ハーロックショーメズ)が英訳され、人気を得るにいたって、フランスでもルパンものが大評判となった。しかし、現在、ルパンものが読み継がれているのは、フランスと日本だけである。
物語作家としての功績により、レジョンドヌール勲章を授けられている。
1941年(昭16)、死去。
モーリス・ルブラン
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モーリス・マリー・エミール・ルブラン(フランス語: Maurice Marie Émile Leblanc、1864年12月11日[1] - 1941年11月6日)は、フランスの小説家。フローベールやモーパッサンらに影響され小説家を志望する。他に影響を受けた作家には、オノレ・ド・バルザック、ジェイムズ・フェニモア・クーパー、アルフレッド・アソラン、エミール・ガボリオ、そしてエドガー・アラン・ポーを挙げている[2]。
- ^ 出生証明書に次のように記載されている。「1864年12月12日午後3時、モーリス・マリー・エミール・ルブランの出生証明。性別男。昨日午前4時に出生。」なお、11月11日とする資料もある。
- ^ ルブラン「アルセーヌ・リュパンとは何者か?」(『ル・プティ・ヴァール』紙 1933年11月11日)坂田雪子訳(『リュパン、最後の恋』東京創元社 2013年)
- ^ Derouard, Jacques. Maurice Leblanc –Arsène Lupin malgré lui–. Séguier, 1993. フローベール家とは遠い親戚でもある。これは母方の大伯母ゼリー・トルカZélie Torcatが、フローベール兄弟の父、アシル=クレオファス・フローベールと従兄弟関係にある、アマン=アドルフ・カンブルメAmand-Adolphe Cambremerと結婚しているから。
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 ジャック・ドゥルワール著 小林佐江子・相磯佳正訳 2019年9月24日初版発行 国書刊行会 P14-15
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P39
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P49
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P50-51
- ^ a b 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P50
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P56
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P58
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P61
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P71
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P72-74
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P78
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P80-81
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P109
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P112-113
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P113-114
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P114
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P121
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P127
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P128
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P130-131
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P121, P138
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P141-142
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P142、P147
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P143
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P148-149
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P152-156
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P161
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P164
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P165-166
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P164-165
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P166
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P172
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P175
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P176
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P177-178
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P178-181
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P181-182
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P183-184
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P186-187、P190
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P191-192
- ^ a b 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P192-193
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P201-202
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P202
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P204
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P201
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P208-211、P213
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P199-200
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P215
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P219
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P222-223
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P216-217、P227-228
- ^ ジャック・ドゥルアール「モーリス・ルブラン 最後の小説」坂田雪子訳(『リュパン、最後の恋』東京創元社 2013年)
- ^ Derouard, Jacques. Maurice Leblanc –Arsène Lupin malgré lui–. Séguier, 1993. p.312
- ^ Derouard, Jacques. Maurice Leblanc –Arsène Lupin malgré lui–. Séguier, 1993. p.302 他。もっとも、妹のジョルジェットはその晩年に、肺炎などの病気で医療費や生活費(本来の仕事である舞台活動に必要とされなくなって来たので、『回想録』などの執筆活動をせざるを得なくなって来ていた)を親族に頼らざるを得なくなったり、更には、居候的な存在(同性愛の相手でもある)のマーガレット・アンダーソン等を引き連れて、モーリスや姉のジャンヌ夫妻に経済的に迷惑をかけていたから、やむを得ない面もあったであろう。
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」 P136-137
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P175-176
- ^ 「いやいやながら ルパンを生み出した作家 モーリス・ルブラン伝」P184-185、P194
- 1 モーリス・ルブランとは
- 2 モーリス・ルブランの概要
- 3 生涯・人物
- 4 エピソード
- 5 主な作品
- 6 脚注
固有名詞の分類
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