それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!
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えいが それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー! |
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監督 | 橋本敏一 |
脚本 | 葛原秀治 |
原作 | やなせたかし |
出演者 | 戸田恵子 中尾隆聖 山寺宏一 蒼井優 パンサー(菅良太郎・向井慧・尾形貴弘) 山崎静代(南海キャンディーズ) 岡本幸輔 DAIGO |
公開 | ![]() |
上映時間 | 59分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 日本語 |
前作 | それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン |
『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』は、2025年6月27日公開[1]の日本のアニメ映画。『それいけ!アンパンマン』映画シリーズ通算第36作。
概要
主題歌『アンパンマンのマーチ』でも歌われている、『アンパンマン』が描いてきた「愛と勇気」や生まれてきた意味を問う物語となる[2]。
原作者・やなせたかしの誕生日にあたる2月6日に公開が発表され[注 1]、やなせスタジオが描き下ろした特別ビジュアルも同日公開された[3]。
株式会社トゥーンアディショナルピクチャーズが、2025年4月1日付で株式会社トゥーン ハーバー ワークスに社名を変更したため[4]、本作は劇場版シリーズでトゥーン ハーバー ワークスのスタッフと関わる最初の作品であり、シグナル・エムディが、同年6月1日付でProduction I.Gに吸収合併され解散したため[5][6]、劇場版シリーズでタツノコプロとProduction I.Gが共同提供を担当する最初の作品でもある。
またゲスト声優として蒼井優がチャポン役、パンサーの3人はロボ2号・ニンジンさんの役をそれぞれ担当する。また友情出演として南海キャンディーズの山崎静代[注 2]がモオさん役を担当する。また、『ドロリンとバケ〜るカーニバル』(2022年公開)で、まっくろ魔王の声を担当したDAIGOが本作でゲスト声優2年ぶりで、本作のボスであるどろだんだんの声でゲスト声優として参加する。なお、DAIGOが演じるバイキンメカのどろだんだんという悪役キャラに担当するのは、『ドロリンとバケ〜るカーニバル』(2022年公開)で昔オバケタウンを襲った悪いオバケ・まっくろ魔王という悪役の声優を担当してから2年ぶり悪役担当となる。
あらすじ
アンパンマンはパトロール中、空から落ちて来たチャポンと出会う。
自分の出自に関する記憶がないチャポンは、アンパンマン達と過ごすうちに誰かを助け笑顔にする喜びを知る。やがて彼はヒーローになることを願い、アンパンマンを兄として慕うようになる。
そんな中、チャポンはばいきんまんから自身の出生に関わる衝撃の真実を知らされる。
登場キャラクター(キャスト)
詳細はアンパンマンの登場人物一覧を参照。
レギュラーキャラクター
- アンパンマン
- 声 - 戸田恵子
- ばいきんまん
- 声 - 中尾隆聖
- ジャムおじさん
- 声 - 山寺宏一
- バタコさん
- 声 - 佐久間レイ
- めいけんチーズ
- 声 - 山寺宏一
- ドキンちゃん
- 声 - 冨永みーな
- コキンちゃん
- 声 - 平野綾
- ホラーマン
- 声 - 岡本幸輔
- 前作まで声を担当した矢尾一樹が降板したことにより本作から岡本に変更。
- カレーパンマン
- 声 - 柳沢三千代
- しょくぱんまん
- 声 - 島本須美
- メロンパンナ
- 声 - かないみか
- ロールパンナ
- 声 - 冨永みーな
- 第30作以来の登場。
- クリームパンダ
- 声 - 長沢美樹
- みみせんせい
- 声 - 滝沢ロコ
- ちびぞうくん
- 声 - 坂本千夏
- カバオくん
- 声 - 山寺宏一
- ピョン吉
- 声 - 原えりこ
- ネコ美
- 声 - 山口茜
- SLマン
- 声 - 西村朋紘
- 第29作以来8年ぶりの台詞付きの登場となる。
- ポッポちゃん
- 声 - 工藤晴香
- 劇場版の登場は本作が初となる。
- くらやみまん
- 声 - 玄田哲章
- 劇場版の登場は本作が初となる。
- ニンジンさん
- 声 - 菅良太郎(パンサー)
- モン吉
- かびるんるん
ゲストキャラクター
- チャポン
- 声 - 蒼井優
- 空から地上へ落ちて来た男の子。アンパンマン達と過ごすうちにヒーローを志すようになる。
その他の登場キャラクター
- モオさん
- 声 - 山崎静代(友情出演)
- シドロ&モドロ
- 声 - ドリーミング[注 3]
- やなせうさぎ
- ノリノリのりへい
- ニガウリマン
- ネギーおじさん
- ザーマス・ボンド
- ヤギおじさん
- セロリくん
- はくさいくん
- たまねぎくん
- トマトちゃん
- かぼちゃのかぼちゃん
用語
乗り物と道具
- アンパンマン号
- ドキンUFO
バイキンメカ
- バイキンUFO
- ロボ2号
- 声 - 向井慧、尾形貴弘(パンサー)
- どろだんだん
- 声 - DAIGO
- ロボ2号が茶色いだだんだんに変形した姿で、口から泥を吐き、相手を泥人形に変化させる。今作のボス枠。なお、声は『ドロリンとバケ〜るカーニバル』(2022年公開)で昔オバケタウンを襲った悪いオバケ・まっくろ魔王の声を担当したDAIGOが今回はゲスト声優として2年ぶり出演している。
スタッフ
楽曲
- オープニング『アンパンマンのマーチ』
- エンディング『勇気りんりん』
- 作詞:やなせたかし、作曲:三木たかし、編曲:大谷和夫、歌:ドリーミング
- 挿入歌
- 『虹色の歌2025』
- 『虹色の歌(シンフォニック・バラード)』
- 『生きてるパンをつくろう2025』
脚注
注釈
- ^ 第30作『かがやけ!クルンといのちの星』から第35作『ばいきんまんとえほんのルルン』までは、各年1月上旬に作品情報が初公表されていた。やなせの誕生日に公開が報じられた作品としては、第29作『ブルブルの宝探し大冒険!』以来7作ぶりとなる。
- ^ 2006年公開の映画『フラガール』で蒼井と共演し、2019年には相方の山里亮太が蒼井と結婚。
- ^ 姉・寺田千代の1人2役。
出典
- ^ 映画『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』公式サイト|6月27日(金)より元気100倍!全国ロードショー
- ^ “それいけ!アンパンマン:劇場版最新作「チャポンのヒーロー!」6月27日公開 アンパンマンがお兄ちゃんに!?”. MANTANWEB (MANTAN). (2025年2月6日) 2025年2月6日閲覧。
- ^ “アンパンマンがお兄ちゃんに、劇場版シリーズ36作目は「チャポンのヒーロー!」(特報あり)”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2025年2月6日) 2025年2月6日閲覧。
- ^ 合併公告(2025年2月21日) (PDF) トムス・エンタテインメント
- ^ 合併公告、2025年(令和7年)4月18日付「官報」(号外第88号)78頁。
- ^ “プロダクションIG、アニメスタジオのシグナル・エムディを6月1日付で吸収合併…経営資源の有効活用でグループ全体の収益性の改善・向上”. gamebiz (2025年1月24日). 2025年1月24日閲覧。
外部リンク
- それいけ!アンパンマン_チャポンのヒーロー!のページへのリンク