バンデット/エゼルダーム/ワールドセイバー(人物)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 10:22 UTC 版)
「ダンボール戦機」の記事における「バンデット/エゼルダーム/ワールドセイバー(人物)」の解説
所属国不明の集団。メンバーは複数の仮想国から構成されている。セレディ・クライスラーの着任と共にメンバーはエゼルダームに纏められた。パラサイトキーが揃うとテロリスト集団「ワールドセイバー」の正体を現し、空中空母ドル・ガルーダで侵攻を開始する。ドル・ガルーダこそ墜とされるものの、パラサイトキーは入手し神威島自体も占拠する。 伊丹キョウジ(いたんキョウジ) 声 - 福島潤LBX:グルゼオン→グルゼオン改 高等部3年生、18歳。表向きの学生としてはロンドニアに所属、後にエゼルダームに移籍。「伊丹キョウジ」という名前は本名ではなく学園に潜入するための偽名。普段は保健室でズル休みをするなどウォータイム以外の通常授業はあまり熱心ではない。ロンドニアの任務は忠実にこなす一方で、陰では「バンデット」としてLBXをひたすら破壊して回っている。オーバーロード習得者で、同じ能力を持つアラタに対しては始めて会った頃から気に入らないと感じており、お友達ごっこをしていると見下している。 棒付きキャンディが好物のようで、平時はよく口に咥え、常時糖分を摂取しているためか、オーバーロードを使ってもアラタほどは疲労はなく、また任意で発動できるほど能力をコントロールできている。 元々は紛争が多発する某国の戦災孤児だったが、どこの所属とも分からぬ一兵士から銃を渡され少年兵として戦っていた。あるときワールドセイバーの兵士に自分に銃を持たせた兵士を撃ち殺され、自分もまた殺されかかったところを、偶然居合わせたセレディに「目が気に入った」という理由で拾われたという異色の経歴を持つ。 空中空母「ドル・ガルーダ」でのロストエリア侵攻中にセレディに用済みと言われて怒りセレディに歯向かうものの、セレディの実力に圧倒される。しかし、一人逃亡し復讐を誓い、美都玲奈をロストエリア内部に導き、セレディやアラタ双方に全てを壊すと戦いを挑むも、セレディのディ・エゼルディによって力尽きる。 ゲーム版、アニメ版共に、事件終結後の行方は不明。 有馬トオル(ありま トオル) 声 - 村田太志LBX:ゴルドー 元アラビスタ同盟所属。ヒカルのコントロールポッドに細工をしたうえで彼を襲撃するなど、卑劣な性格。空中空母での決戦では因縁のあるヒカルと対峙するが、彼に太刀筋を見切られていたことで逆に切り伏せられてロストし、退学する。 シャーロット・レイン 声 - 木村はるかLBX:キャリパー 元ポルトン所属。アラタを呼び出すためのラブレターに彼女の名前が使われたことがある。ローズシティ戦で剣菱ワタルからムラクの剣、ベリアルエッジを奪っている。空中空母での決戦ではムラクと戦い、グレネードを使って彼の背後を取ろうとしたが見切られたうえ、取り返されたベリアルエッジで滅多切りにされてロストし、退学する。 甲本ダイゴ(こうもと ダイゴ) 声 - 星野貴紀LBX:ゴルドーC 元ロシウス連合所属。任務に実直な性格をしており、ブルースのロストしかねない射撃を諌めた。空中空母での決戦ではゲンドウとカイトの部隊と戦い、その両方の部隊を一人で抑え、中でもカイトにセレディの思想を吹き込んでいたところを、ハルキとリクヤの砲撃を受けてロストし、退学する。 ブルース・ブラドー 声 - 村上裕哉LBX:キャリパー 元ロシウス連合所属。遠距離からの狙撃を得意としており、ガウンタの武装だけを狙い打つほどの腕前を持つ。空中空母での決戦ではアラタと戦うが、切り伏せられてロストし、退学する。 セレディ・クライスラー 声 - 阪口大助LBX:ファントム→ディ・エゼルディ 運営側が派遣した教師。由緒ある軍人の家系「クライスラー家」の出身であり、天才的頭脳で飛び級を繰り返し今や世界から期待されLBXに関するさまざまな功績が評価され教師に選任された。外見こそ少年の姿だが、後の調査によりセレディとされる人物は1965年生まれであり、実年齢は90歳を超えている。バンデットだったメンバーを指名し新たな特別クラス/仮想国「エゼルダーム」を作る。キョウジ達バンデットとは顔見知りらしく、また監視していたメタ沢を何もせずに機能停止させるなど、謎のある人物。オーバーロードを持つアラタをエゼルダームに引き入れようと考えており、その目的のためにジェノックの仲間達を排除しようとするなど、冷酷な一面を持つ。教師としては公民を担当、学園では珍しくセカンドワールド否定を明言している。ローズシティ陥落によりバンデットとの関係が明らかになった後も、ウォータイムが代理戦争であることが一般に極秘とされていることを楯に学園長を脅迫する形で強引に認めさせている。 実はテロリスト集団「ワールドセイバー」の首魁であり、綾部からは「クライスラー閣下」と敬称付きで呼ばれる。セカンドワールドの秘密を握っており、ロストエリア内に存在する管理コンピュータ「グランドマスター」内に存在するアンダーバランス内の各国の機密情報を狙っている。すべてのパラサイトキーを集めた後、校内放送でセカンドワールドの実態と自分がワールドセイバーであることを公表し、空中空母「ドル・ガルーダ」でロストエリアを制圧しようとするが、入口で待ち受けていた世界連合との戦いの末、ドル・ガルーダを破壊され計画が頓挫する。しかし、本土に強制送還される直前でワールドセイバーの本隊を呼び寄せ神威島を制圧。ウォータイムをセレディの一存のもと時間無制限で実施、更にLBXのロストと同時に毒ガスをコントロールポッド内に噴射してプレイヤーも死亡させる仕掛けを施し、その様子を世界中にライブ配信することで人々の意識を変える計画を発動させる。 子供のような外見は身体の9割をオプティマを含めた機械で補った結果であり、この特性を利用してファントム→ディ・エゼルディをCCMを用いずに操作したり、メタ沢を機能停止させている。さらにディ・エゼルディに自身の戦闘経験を同調させることが可能となっており、アラタなどのエースを複数相手にしながらも圧倒できるが、ディ・エゼルディがダメージを受けるとセレディにも伝播する欠点がある(アニメ版ではこれが敗北の原因となっている)。 ディ・エゼルディがロストされた後、急速に老化する(アニメ版ではオプティマの故障、ゲーム版ではオーバーロードを酷使した結果とのこと)。 敗北後は逮捕され、アニメでは車椅子に乗って連行されたが、ゲームでは法廷に立っている様子が描かれていた。
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バンデット/エゼルダーム/ワールドセイバー (LBX)
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「ダンボール戦機」の記事における「バンデット/エゼルダーム/ワールドセイバー (LBX)」の解説
キャリパーとゴルドーはバンデット、エゼルダーム共に色違いの同じLBXを使用しているが、表向きは開発過程でデータを盗まれたとしている。バンデット機の腕はLBXのアーマーフレームをも容易に貫けるだけではなく、パラサイトキーのデータを逃すことなく直接自身へ移す機能も備えられている。 グルゼオン バンデットを率いる伊丹キョウジ(ロンドニア所属)のLBX。ブロウラーフレーム。頭部にはバイザーギミックが備わっている。展開時の頭部や各種の機体構造がドットフェイサーと酷似している。大腿部と両肩にブースターを搭載しており、単独飛行だけでなく、空中での極めて複雑な戦闘機動が可能である。基本装備の「ヘルサイス」は、両手銃「ヘルブラスター」へ変形可能。 最終決戦直前でセレディの裏切りによって破壊されたが、予備パーツによる応急処置を施した状態で乱入してくる。両腕がヘルブラスターに換装されただけでなく、右腕はヘルサイスのビーム刃、左腕はDCシリーズの基本装備コンバットソードの流用と思われる実体剣の銃剣となっている。グルゼオン・R(グルゼオン・ライジング) ブロウラーフレーム。最強ミノタウロスを倒すことで手に入るグルゼオンのカスタム機。 キャリパー バンデットが運用しているLBX。ストライダーフレーム。外観は神谷重工のデクーエースに酷似している。バンデット仕様は黒、エゼルダーム仕様は茶色。 ゴルドー バンデットが運用しているLBX。ブロウラーフレーム。外観は神谷重工のマスターコマンドに酷似している。バンデット仕様は黒、エゼルダーム仕様は茶色。 ファントム セカンドワールドに突如として出現した正体不明のLBX。ナイトフレーム。飛行能力を備えており、蝙蝠のような翼状の外装には光学迷彩を備えており、推進ブースターは強力なビーム砲として機能する。基本武器は、螺旋状に交差した槍「デモンズランス」。 外套を纏うような状態は通常モードと呼ばれ、推進ブースターのビームもこの時にのみ使用する。翼を開いた状態は戦闘モードと呼ばれ、圧倒的な機動性で相手を追い詰める。機動力や攻撃力だけでなく、ベリアルライフルの直撃を物ともしない異常な頑丈さを持つ。光学迷彩を使用する際に霧に紛れるように消える姿から『亡霊』(= ファントム)と呼称される。 初戦である『ギガントの壁攻略作戦』では、ドットフェイサーとガウンタ・イゼルファーの戦いに割り込み、彼らを谷底に落とした。ローズシティ防衛戦にてついにその素性を明かした。 なお、ゲーム版では入手可能な機体だが、プレイヤー側で使用できるファントムには翼が無い。ファントムDナイト ナイトフレーム。最強ヒドラを倒すことで手に入るファントムのカスタム機。 ディ・エゼルディ ファントムが纏っていた外装を排除した本来の姿。ナイトフレーム。ステルス機能は無くなったが、軽量になったことで機動力は向上している。セレディはこの機体をワールドセイバーの理念の象徴と呼んでいる。手持ちの武装は無く、攻撃や防御はすべて背面に装備した六つの子機によって行われる。子機には、LBXを容易に貫く「ソードビット」、強力なレーザーを放つ「ビットレーザー」、アタックファンクションすらも弾く「リフレクトビット」の機能が備わっており、子機自体もドットブラスライザー・ジーエクストに追従出来るほどのスピードを持つ。固有ファンクション『アポカリプス』は、ビットの機能をフルに活用したオールレンジ攻撃となっている。 ビットだけでなく本体の性能も高く、アニメ版ではドットブラスライザー・ジーエクストを振り回したり、素手でドットブラスライザーを圧倒している。ドットブラスライザーとは機体構造における共通点が多い(各部の光るフレーム、背面の四つのウィング、MGSの様に変形する武器(ビット)等)。 ゲーム版ではキョウジが奇襲によりファントムの外装を破壊したことで登場したが、アニメ版ではアンダーバランス入手の経緯が異なっており、激昂したアラタによってその本性が暴かれた。ジ・エゼルディア ナイトフレーム。最強エルドバンドを倒すことで手に入るディ・エゼルディのカスタム機。 スカルフェイサー ブロウラーフレーム。ランキングバトルにおいて有馬トオルが搭乗する髑髏のような黒いドットブレイズ。 タータンフェイン ストライダーフレーム。ランキングバトルにおいてシャーロット・レインが搭乗する紅色のマリーフェイン。 グレンヴァイン ワイルドフレーム。ランキングバトルにおいて甲本ダイゴが搭乗する赤橙色のトライヴァイン。 バル・アストロス ナイトフレーム。ランキングバトルにおいてブルース・ブラドーが搭乗する上半身が黒く下半身が赤いバル・ダイバー。 サイロン 裏ランキングバトル制覇及びセカンドワールド内のラボをすべて制圧することで手に入るLBX。ワイルドフレーム。サイロンガーダーをモチーフとした外見をしており、「我王砲」が使える。 ディ・レギウディア LBX烈伝に登場。ブロウラーフレーム。ワールドセイバーが盗用したドットブラスライザーの設計データを基に、ディ・エゼルディの技術を応用して改良・開発したLBXであり、その性能は軍事兵器の領域に達している。外見はドットブラスライザーと酷似しているが、蒼を基準とした色で彩られており、各部には恐竜を思わせるような意匠が追加されている。 基本形態時でもオーバーロードに耐え得るほどの性能を持つが、ドットブラスライザーの「ラグナロクフェイズ」に該当する「アブソルートフェイズ」という強化形態に変化できる。変形機構は同じだが、頭部はグルゼオンのようなバイザー型に変更されており、変形によって展開されるクロー「フィアミクス」や光の翼も刺々しいものになり、より凶暴なデザインになるなどの相違点が見受けられる。 基本装備は剣「コルディクティス」。二本装備しており、アブソルートフェイズ時には半分に分割され、バインダーと同じく光の翼の様なものを展開してバックパックに接続される。
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