グランドパラディン
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「プラネット・ウィズ」の記事における「グランドパラディン」の解説
虎居 英雄(とらい ひでお) 声 - 梅原裕一郎 グランドパラディンのサイキッカーの一人。消防士だったが、ネビュラに対抗するために辞職した。グランドパラディンの中で最も高い実力の持ち主だったが、真っ先に撃破されてしまう。ただし、それ以降もグランドパラディンに所属している。 中学生の時に母親を火事で亡くしており、それがきっかけで消防士を志した。ネビュラウェポンの内部で消防士として母親を救い出す幻影を見せられる。その際に囁かれた言葉は「お前を許す」。 宗矢の戦いを地球人の立場から見守り続け、後に封印派に転向した鷹取の言葉から龍のかけら無しでの念力装甲展開に成功。地球を護るため鷹取、羊谷との戦闘に身を投じる。 5年後、国家安全管理局特別防衛科課長、兼ネビュラ臨時武官となる。地球のサイキックのリーダー格、宗矢にとっても兄貴分として、戦争に不慣れなネビュラ陣営を引っ張る。 因幡 美羽(いなば みう) 声 - 大和田仁美 グランドパラディンのサイキッカーの一人。柔道少女。ただし、晴海にはおよばなかった模様。ネビュラウェポンの内部で晴海との試合で勝利する幻影を見せられる。その際に囁かれた言葉は「弱くてもいいんだよ」。封印派との決戦に際しては熊代とともに戦線に復帰、虎居と三人で羊谷に挑むが一蹴されている。 5年後、ネビュラ臨時武官となる。国家安全管理局には復帰せず、一般の企業に就職している。同じ大学に入ってきた宗矢を強引に柔道部に勧誘、熊代とともにシゴキにシゴキあげ、宗矢からは現在でも苦手意識を持たれている。 熊代 晴海(くましろ はるみ) 声 - 渕上舞 グランドパラディンのサイキッカーの一人。美羽と同じく柔道少女。お姫様みたいな彼女のようになりたいと感じる。ネビュラウェポンの内部で王子の姿をした美羽とお姫様の姿で出会う幻影を見せられる。その際に囁かれた言葉は「誰もあなたを恐れていないよ」。 親しかった美羽がやられたことでネビュラソルジャーに強い敵意を抱くようになる。両腕を破壊されるまで追い込まれた上に美羽の前で負けるわけにはいかないという一念によりサイキックが暴走し始め、破壊された両腕をはじめとして念動巨神装光が龍の姿へと変容してしまう。完全暴走状態になって敵味方無差別に攻撃をし始め、街への誤爆までする始末となる。目的の一致により協力体制となったネビュラソルジャーとグランドパラディンの抵抗を受け、銀子の協力を受けた美羽の説得によってようやく停止した。なお、この隙に力の源は銀子に取られた。後にネビュラウェポンの侵攻の様子を美羽とテレビで見ており、精神面にも異常はないようである。 5年後、ネビュラ臨時武官となる。国家安全管理局には復帰せず、一般の企業に就職している。現在でも因幡と二人で行動。部活の後輩の宗矢に対してだけは妙にガラが悪いと言われている。 根津屋 正義(ねずや ジャッジメント) 声 - 菅原慎介 グランドパラディンのサイキッカーの一人。宗矢の学校のオカルト研究会のOBで現在でもしばしば部室に顔を出す。OBなのに常時学ランでいるのは「コスプレ」。オカ研内で得意分野は魔術系。常に文庫本を逆さに持っていたり、動きの合間にいちいちポーズを決めたりしているが、周囲からは「絶妙に格好悪い」と思われている。ただし、本人は一切気にする素振りがない。実家は町の酒屋で、今後コンビニエンスストアに業種転換予定。 宗矢にとってのぞみ以外で初めて自分を友と呼んだ地球人。晴海とともに赤ん坊のネビュラウェポンに突入するが、晴海がコアを破壊したあと、生身のまま空中に放り出されてしまう。どうやらやり直したい過去というものは特になかったらしく、ハーレム展開や宝くじ当選、血のつながらない巨乳の姉などの非常に都合のいい妄想じみた夢を見せられ、あえなく屈した。力の源がどうなったかは不明。 その後、毒の抜けきった表情で宗矢と再会、「何かが死んでしまった」と評される。妹が怖がるので街を離れる、と言っていたが、なぜか両親も正義と同様の何かが死んだ目をしていた。後に復活し、念力装甲で決戦の地へ駆けつけるが、引っ越してしまっていたため距離が遠く間に合わず。しかし閣下に対し息子の仇と特攻を仕掛けた岳蔵を救出した。ろくに戦闘に参加していないことを気にしているのか、自分からネタにしている様子が見られる。 5年後、ネビュラ臨時武官となる。肩書は「家事手伝わない」。ネビュラからの報酬は不明だが、それ以外はニート同然の生活をしていると思われる。ノリは相変わらずでネビュラの女性をナンパしていた。 鷹取 紅華(たかとり べにか) 声 - 石上静香 グランドパラディンのサイキッカーの一人。柔道黒帯。元警察官。敵に対して詳しすぎる白石や竜造寺に不信感を抱き始めている。熊代暴走の後、ネビュラソルジャーとネビュラに関する情報交換をしたらしく、司令官である竜造寺の目的が世界征服であることが発覚したことで力の源を返却して袂を分かつ。その後は虎居とともにネビュラとの戦いを見ていた。 返却した力の源は一時調査機関の手に渡っていたが、「突如現れたゴスロリ」によって回収された。 グランドパラディン壊滅後は羊谷と共に、地球人がシリウス人のようにならないようにするためネビュラの封印派に付く。警察時代、憧れていた先輩が銃を持った少年によって殉職したことで、力そのものに対する強い嫌悪感を持っている。 地球の封印をかけネビュラソルジャーとの決戦を望むが、その場に現れたのは虎居。真っ直ぐで強大なサイキックを持つ虎居に破れ、生身で封印装置にさらされたため、意識喪失に陥ってしまう。 5年後、国家安全管理局特別防衛科課、兼ネビュラ臨時武官となる。テレパスの才能も認められたためのぞみとともに修行中。 羊谷 葉介(ひつじたに ようすけ) 声 - 興津和幸 グランドパラディンのサイキッカーの一人。鷹取とはお互い名前で呼び合う仲で、周囲からは「行動派の鷹取の腰巾着で自分がない」と思われているが、鷹取がグランドパラディンを抜けたあとも、岳蔵を一人で戦わせられない、とグランドパラディンに残る。しかし心はすでに離れている、と岳蔵には分析されている。 グランドパラディンに残っていた理由の一つは岳蔵が敗れた時に空中でキャッチするためであり、岳蔵が敗れてその役割を果たした後は自ら宗矢に小瓶を渡している。 グランドパラディン壊滅後は鷹取とともにネビュラの封印派につく。鷹取とは幼馴染で、鷹取が憧れ続けた先輩の弟。その当時から鷹取が世界そのものと同一になるほど焦がれ続けた。鷹取が敗北し封印されたことで地球全体を封印できるほどの深い絶望を得、単独で虎居、熊代、因幡を一蹴、ネビュラウェポンと合体することで宗矢を除く地球上の全てを封印し、後に集団意識喪失事件と呼ばれる大封印を引き起こす。しかし宗矢によって封印が無効化されたことに動揺、宇宙船と合体した宗矢との戦闘に敗北。生身で投げ出されたところを、同様に封印を無効化されていた鷹取によって救われる。 5年後、国家安全管理局特別防衛科課、兼ネビュラ臨時武官となる。まめに岳蔵の墓参りに通っている。亡き兄に似た雰囲気を持つ虎居が鷹取と接触することに、複雑な感情を抱いている模様。 竜造寺 岳蔵(りゅうぞうじ たけぞう) 声 - 清川元夢 グランドパラディンのサイキッカーの一人。課長、竜造寺隆の実父。息子から大金をせびっては一晩で使ってしまったり、白石秘書にセクハラを繰り返すなど、控えめに言っても狒々ジジイ。肉が好きなようで、ステーキハウスで3万円も使ったりしている。 亀と象のネビュラウェポンに、肉、酒、女性と豪遊する幻、また亡き妻栄子の幻を見せられるが、いずれも強い精神力で克服。その際に囁かれた言葉は「何も悔いることはない」。隆自身に人望がないせいで、グランドパラディンの構成員が次々といなくなっていくが、自分だけでも息子の傍に居てあげようという親心により、たった1人でネビュラソルジャーに立ち向かう。 老人であるからなのか、他のメンツとは違って外見は名前とは関係なさそうな土偶のような外見。それまでは他の6人同様に素手で活動していたが、ネビュラソルジャーとの戦いでは本当の能力を発揮して刀を再構築。すさまじい気迫とともに刃を掲げてネビュラソルジャーを迎え撃つ。そして一騎打ちの末に敗北し、息子である隆のことを託した。閣下と先生の最終決戦に際し、連絡はうけていたが他の6人と違い立会はせず、息子の仇と定めた白石と閣下に、絶好のタイミングで渾身の一太刀を浴びせる。 5年後までに龍との決戦を待たずして他界する。死因は正月でもないのに餅を食って喉につまらせたとのこと。 竜造寺 隆(りゅうぞうじ たかし) 声 - 乃村健次 国民安全管理局特殊防衛課長。グランドパラディンの司令官。自らもサイキッカーで念動巨神装光をまとって戦い、宗矢とネビュラソルジャーを圧倒した。ネビュラウェポン、ネビュラソルジャーなどSFじみた呼称は彼のセンスに拠る。柔道黒帯。瞳がネコ科や爬虫類のように縦長になっている。 その目的は、念動巨神装光を使っての世界征服。鷹取に問い詰められたときは臆面もなく肯定しており、一切迷いがない様子。 彼は赤子のころ、空から隕石が降ってきたクレーターの中から竜造寺夫妻が見つけ、そのまま養子として引き取ったという話を岳蔵が葉介にした。話が終わった後、嘘だと言っているが、隆自身に何らかの秘密がありそうで真相は不明。 昔は兵蔵曰く優しい子供だったらしいが、今は己が正義のために自身の超武力で地球を統一しようとしていた。実際その戦闘力はグランドパラディンでも群を抜いており、腕から強力なビームを放つことができる。 あくまでネビュラを侵略者として捉えており、閣下が町を巻き込まないように戦うのを不可解に感じるも、結局は平和を強いる彼らのやり方を傲慢と断じる。閣下と決戦をしていたものの途中で宗矢の元へ転送させられ戦闘を行うが最終的に念動巨神装光が解かれる。それでも右腕を部分変化させて生身で戦うが、下駄を手に持ったパンチを食らってダウン。岳蔵からの伝言を聞いた後は、身体が限界に来てたのか灰になり消滅した。閣下曰く、そのサイキックの波長は龍のものとあり得ないほど一致していたらしい。 白石 こがね(しらいし こがね) 声 - 後藤沙緒里 竜造寺隆の秘書役。後方から念動巨神装光の部隊指揮も担当する。謎の敵であるはずのネビュラに詳しすぎる、宗矢が夢で見た穏健派と封印派の論戦の中に登場するなど謎が多く、味方の鷹取から疑われ始めている。また、姓名が銀子とは逆の色になっている。 その正体はネビュラ封印派の一員で、グランドパラディンの面々には催眠術をかけていたらしい。先生に対する銀子のような立場で閣下に仕える。正体を表す際、一瞬にしてスーツからネビュラの戦闘服に早変わりしており、裏切りにも一切動じなかった竜造寺もその点にだけは突っ込んでいた。銀子同様閣下の言葉を翻訳している。 実は、ネビュラ封印派は暴力ではないという体裁のために白石を通じてネビュラの情報を流していただけで、竜造寺の素性や龍の力の出所までは関知していなかった。 閣下(かっか) 声 - 若本規夫 昏倒した宗矢の夢に登場した、ネビュラの封印派のトップであり、本名はカレルレン。宗矢の故郷、シリウスを滅ぼした「龍」の力を使い始めた地球人から戦う力をすべて取り上げ地球に封印すべしと考えており、穏健派の先生とは対立している。ただし、何だかんだでお互いのことを理解はしている。「潔癖の白の封印派」として正体を表した白石とともに竜造寺の前に現れ、白石と念力合体して新たなネビュラソルジャーとなる。 白石の通訳なしでも普通に会話でき竜造寺と激闘を演じるが最終的に宗矢に押し付けた。これに関して、先生は「あいつならそういうことをするだろう」、閣下は「あいつなら勝てる」と思っていた。竜造寺の放つサイキックの波長が龍のものと同一であることに困惑しており、その際に龍の末路が語られた。 シリウス軍によるリエル侵略を止められなかったこと、さらにシリウス星が龍に滅ぼされたことを引きずっていたようであり、その悲劇を繰り返させないために地球を封印しようとしていた。 また、上記の通り白石と念力合体が可能であり、合体シーケンスは宗矢と先生の場合と同様で、宗矢側は黒を主体とした色に対し此方は白を主体とした巨人となる。大きさ自体も同程度でありグランドパラディン側に比べて小型。両腕に狼状のエネルギーを纏わせた「ウプーアウトバイト」。 宗矢側と同様、ワンカップ型のアイテムでドーピングが可能であり白い騎士のような姿で、狼状のエネルギーから砲撃を放つ「ウプーアウトファング」と、両腕のクロ―「フェンリルファング」が武装で、犬型宇宙船と合体することでパイルバンカーの「グランステラブレイカー」が使用可能。
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国民安全管理局特殊防衛課。ネビュラに対抗するための組織。なぜか敵勢力の名前が「ネビュラ」であると知っている。司令官を含め8人のサイキッカーを擁し、念動巨神装光で海上浮遊巨大兵器ネビュラウェポンの排除を行っている。なお、メンバーは念動巨神装光を起動させずとも空を飛行することは可能。
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