うつ【▽全/▽空/▽虚】
読み方:うつ
[接頭]
「皮を—はぎに剝(は)ぎて」〈記・上〉
う・つ【打つ】
読み方:うつ
[動タ五(四)]
㋐たたく。ぶつ。「平手で—・つ」「滝に—・たれる」
㋒たたいて鳴らす。打ち合わせて、音を立てる。「柱時計が一二時を—・った」「太鼓を—・つ」
㋕心に強い感動を与える。「雄渾(ゆうこん)な筆致が読者を—・つ」
㋐鍬(くわ)などで耕す。「田を—・つ」
㋑たたいて、平たくのばしたり、鍛えたりして作る。「そばを—・つ」「箔(はく)を—・つ」「太刀を—・つ」
㋒キーをたたいて信号を送る。発信する。また、印字する。「電報を—・つ」「タイプを—・つ」「携帯でメールを—・つ」
㋓布・綿・わらなどをたたいて、つやを出したり、やわらかくしたりする。「わらを—・つ」
3
㋑まいて散らす。まきかける。「庭に水を—・つ」
㋐たたいて、中へ入れ込む。「くいを—・つ」「梁(やな)を—・つ」
㋑さし入れる。突きさす。「鍼(はり)を—・つ」「注射を—・つ」
5 ある事を行う。
㋒手段・方策を施す。「ストを—・つ」「手金を—・つ」「逃げを—・つ」
6 動きが規則正しく繰り返される。「磯—・つ波」「脈—・つ」
「をりをりに—・ちて焚(た)く火の煙あらば心ざす香をしのべとぞ思ふ」〈貫之集〉
8 《鞭(むち)でたたくところから》馬を走らせる。
「佐々木判官時信は一里計(ばか)り引きさがりて、三百余騎にて—・ちけるが」〈太平記・九〉
9 幕などを張る。
「生田の川のつらに、女、平張(ひらば)りを—・ちてゐにけり」〈大和・一四七〉
[可能] うてる
「ことの葉は強(こは)く見ゆれどすまひ草露には—・つるものにざりける」〈源順集〉
「いかに和僧、起請(きしゃう)には—・てたるぞ」〈平家・一二〉
「小気味の悪い女郎ぢゃと、さすがの武士も—・てぬ顔」〈浄・天の網島〉
[用法] うつ・たたく——ほぼ同様の動作を表すが、「打つ」は「合図の太鼓を打つ」「時の鐘を打つ」「釘を打つ」のように、意志的な動作に重点をおいて用いられる場合がある。◇「たたく」は動作そのものを示す。「ボールをたたく」といえば、「打つ」よりも打撃の姿、勢いなどを想起させる。また、「太鼓をたたく」「鉦(かね)をたたいて経を読む」など、繰り返し打ち続けることをいうことが多い。◇類義語の「殴る」は怒り・興奮などの感情を込めて強く打つ場合に用いる。「ぶつ」もほぼ同じだが、「殴る」にくらべて、怒り・興奮は浅く、打つ力も弱い。「そんなにぶたないでよ」のような用法もあり、この場合「殴る」に置き換えることはできない。◇「はたく」は、平たいもので打つ感じが強く、払いのけるような動作を伴うことが多い。「ほこりをはたく」「蠅(はえ)をはたく」などと用いる。
う・つ【撃つ/▽射つ】
う・つ【▽棄つ】
う・つ【討つ】
うつ【鬱】
うつ【鬱/×欝】
うつ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/11 17:38 UTC 版)
うつ
刜
剆
剆 |
|
征
征 |
打
打 |
批
抃
拊
拍
拷
挌
揈
揕
搉
搏
搨
摋
摽
撃
撲
撲 |
撾
擊
攊
攴
攵
攵 |
敋
硺
笪
討
討 |
誅
豗
趵
鏗
𢫦
「うつ」の例文・使い方・用例・文例
- 彼はすでに3台車を持っているがさらにもう1台買うつもりだ
- どういうつもりなんだ
- 憂うつである,元気がない
- あくびはうつる
- 陰うつな冬の天気
- そのランナーはゴールでうつ伏せに倒れた
- 彼らは一方が勝って決着がつくまで戦うつもりだ
- 彼女はどういうつもりか知らないが,私は信用しない
- 彼女は私に風邪をうつした
- 彼女はぼくにインフルエンザをうつした
- うつろなまなざし
- ドアをちょうつがいで取り付けた
- ドアがたった一つのちょうつがいで取り付けられていた
- 彼にそうつらくあたるのはよくない
- うつろな声
- どういうつもりでそんなことをするんだ
- その政治家はまたうそをついた.いったいどういうつもりだろう
- あくびはうつるものだ
- うつ伏せに寝る
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