タツとは? わかりやすく解説

た・つ【建つ】

読み方:たつ

【一】[動タ五(四)《「立つ」と同語源》建物などつくられる。「新居が—・つ」「石碑が—・つ」

【二】[動タ下二「た(建)てる」の文語形


たつ【×撻】

読み方:たつ

[音]タツ(漢)

うちのめすむちうってます。鞭撻(べんたつ)」


た・つ【献つ】

読み方:たつ

[動タ下二たてまつる献上する

「神まつる月をあすとや山人のみむろのさかき今日—・ててけり」〈夫木・一六


た・つ【発つ】

読み方:たつ

[動タ五(四)《「立つ」と同語源》出発する出立する。「九時列車で—・つ」


たつ【立】

読み方:たつ

和船で、船体上部構造用い柱状部材総称垣立(かきたつ)・車立(しゃたつ)・大立(おおたつ)など。立つ木。


た・つ【立つ】

読み方:たつ

【一】[動タ五(四)

ある場所にまっすぐ縦になっている。

足を伸ばしてからだを縦に支える。「通路に—・つ」

や木が地に生える。「街路樹が—・つ」

長いものや高大なものが直立して位置する。「看板が—・つ」「電柱が—・つ」

とがったものが突き刺さる。「とげが—・つ」「歯が—・たない」

突き出た形のものが生じる。「霜柱が—・つ」

座ったり横になったりしていたもの起き上がるまた、低い位置から高く上る

身を起こす。立ち上がる。「呼ばれたら—・ちなさい」

伏せていたもの起きる。「髪の毛が—・つ」「鳥肌が—・つ」

㋒《「勃つ」と当てて書くこともある》(興奮により)陰茎乳首などが固く大きくなる

[補説] 本来「勃」は、物事急に起こる意。

㋓煙や蒸気などが空中上がり漂う。「土ぼこりが—・つ」

などが飛び上がる

「(昆虫ガ)ブン鼻先へ—・って来たのを」〈風青春

身を起こしてその場離れる。「席を—・つ」「手洗いに—・つ」

(「起つ」とも書く)決意して事を起こす奮起する。「反対運動に—・つ」

戸や障子閉じる。「雨戸が—・っている家」

自然界現象作用目立って現れる

・月などが空高くかかる。「虹が—・つ」「が—・つ」

風・波などが起こる。「涼風が—・つ」「土用波が—・つ」

㋐ある立場状況置かれる。「先頭に—・つ」「苦境に—・つ」

重要な役目地位につく。「教壇に—・つ」「証人に—・つ」「衆議院議員候補に—・つ」

高位につく。「東宮に—・つ」

目的をもってある場所に身を置く。「署名求めて街頭に—・つ」

度合い強くなって明らかになる

㋐はっきり耳目認められる。「声が—・つ」「目に—・つ」

世に知れ渡る。「うわさが—・つ」「人気が—・つ」

㋒はっきり示される。「あかしが—・つ」「値が—・つ」

新し季節が始まる。「秋—・つころのものがなしさ

10 事物新たに設けられる

催しなどの場が開かれる。「市(いち)が—・つ」

理論などが新しくつくり示される。「新説が—・つ」

目標などが定まる。「予定が—・つ」「見通しが—・たない」

割り算で商が成り立つ。「六を二で割ると三が—・つ」

11

盛んに気泡生じる。「泡が—・つ」

㋑湯などが沸く。「風呂が—・つ」

12 感情激するたかぶる。「腹が—・つ」「気が—・つ」

13 技能などがいちだんとすぐれる。「弁が—・つ」「腕の—・つ職人

14 物事が好ましい形で成り立った維持されたりする。

目的かなって使用価値がある。「役に—・つ」

損なわれない保たれる。「面目が—・つ」「暮らしが—・つ」

筋道がきちんと通る。また、しっかりと成立する。「道理が—・つ」「義理が—・つ」「言い訳が—・たない」

認められ世間を渡る。「小説家として—・つ」

15 乗り物などとどまって、ある場所を占める。

雲林院知足院などのもとに—・てる車ども」〈二二二〉

16 動詞連用形のあとに付いて複合語をつくる。

㋐その状態が盛んであることを表す。「はやり—・つ選手」「湯が煮え—・つ」

㋑その動作がにわかであることを表す。「思い—・ったが吉日

[可能] たてる

【二】[動タ下二「た(立)てる」の文語形

[下接句] 秋風が立つ足元から鳥が立つ彼方(あちら)立てれば此方(こちら)が立たぬ一分(いちぶん)が立つ・腕が立つ男が立つ面影に立つ顔が立つ風下(かざしも)に立つ・角が立つ川中には立てど人中には立たれず・気が立つ・糞(くそ)の役にも立たぬ暮らしが立つ後悔先に立たず小腹が立つ先に立つ背負(しょ)って立つ・白羽の矢が立つ世間が立つ(とう)が立つ・年立つ・名が立つ・名に立つ・歯が立たない・腹が立つ・火の無い所に煙は立たぬ・額に箭(や)は立つとも背(そびら)に箭は立たず・人と屏風(びょうぶ)は直(すぐ)には立たず人目に立つ筆が立つ弁が立つ的が立つ耳に立つ・向かう鹿(しし)に矢が立たず目に立つ物も言いようで角が立つ役に立つ夢枕(ゆめまくら)に立つ・用に立つ


たつ【竜】

読み方:たつ

「りゅう(竜)」に同じ。


た・つ【経つ】

読み方:たつ

[動タ五(四)《「立つ」と同語源》

時が過ぎる。「日が—・つ」「いつまで—・っても帰ってこない」

ろうそくや油などが燃え尽きる

線香は、まだ半分も—・って居ない」〈菊池寛名君


た・つ【絶つ/断つ】

読み方:たつ

[動タ五(四)

(断つ)つながっているものを切り離す切断する。「鎖を—・つ」「糸を—・つ」

㋐(絶つ・断つ)これまで続いていた物事・関係などをやめて終わりにする。つながり縁を切る。「酒を—・つ」「消息を—・つ」「国交を—・つ」

㋑(断つ)断ちものをする。「を—・つ」

(絶つ)終わらせる尽きさせる。「命を—・つ」「望みが—・たれる」

(断つ)道などをさえぎって通わなくする。「糧道を—・つ」「回路を—・つ」

[可能] たてる

[下接句] 跡を絶つ韋編(いへん)三度(みたび)絶つ・快刀乱麻を断つ・舌の剣(つるぎ)は命を絶つ・塵(ちり)を絶つ・根を絶つ・腸(はらわた)を断つ・筆を断つ


た・つ【裁つ/×截つ】

読み方:たつ

[動タ五(四)《「絶つ」と同語源》紙や布などを、ある寸法に切る。特に、衣服仕立てるために型に合わせて布地を切る。「生地を—・つ」


たつ【×辰】

読み方:たつ

十二支一つで、その5番目。

方角の名。東から南へ30度の方角東南東

昔の時刻の名。今の午前8時ごろ、およびその後の2時間。または午前8時前後の2時間

1にあたる年や日。

陰暦3月異称


たつ【達】

読み方:たつ

[音]タツ(漢) ダチ(呉) [訓]たち

学習漢字4年

[一]〈タツ〉

障りなく通じる。道がとおる。「闊達(かったつ)・四通八達

目的目標するところ行きつく。「達成栄達窮達到達発達

物事によく通じる。じょうずにこなす。「達人・達文/熟達上達先達(せんだつ)・暢達(ちょうたつ)・明達練達

品物などを届ける。「送達速達調達配達

言葉命令告げ知らせる。「既達厳達口達示達執達申達通達伝達

[二]〈たち(だち)〉「公達(きんだち)・友達(ともだち)・私達子供達

名のり]かつ・さと・さとる・しげ・すすむ・ただ・たて・と・とお・とおる・のぶ・ひろ・みち・よし

難読御用達(ごようたし)・曹達(ソーダ)・伊達(だて)・達磨(だるま)


たつ【×闥】

読み方:たつ

宮中小門転じて宮中

門。とびら。

「—は堅く閉められ」〈露伴暴風裏花〉


タツ

魚津弁(☆印は「ス」と発音する 意味
タツ飛ぶ、舞いあがる

タツ

名前 Tats

読み方:タツ(tatsu

作者 徳田秋声∥作、尾崎紅葉∥補

初出 明治31年

ジャンル 小説


たつ

(タツ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/10 01:56 UTC 版)

たつ・タツ
竜・龍
  • 十二支の一つ。を参照。
  • 漢字の部首の一つ。日本での通称は「しんのたつ」辰部を参照。
  • 漢字の部首の一つ。立部を参照。
TASTU

タツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:44 UTC 版)

SAKAMOTO DAYS」の記事における「タツ」の解説

どんでん会に雇われ殺し屋。毒使い考えるより先に身体が動くタイプで、シン思考読めない

※この「タツ」の解説は、「SAKAMOTO DAYS」の解説の一部です。
「タツ」を含む「SAKAMOTO DAYS」の記事については、「SAKAMOTO DAYS」の概要を参照ください。

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