腕輪とは? わかりやすく解説

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うで‐わ【腕輪】

読み方:うでわ

腕にはめる装飾用の輪。ブレスレット


ブレスレット

(腕輪 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/06 16:00 UTC 版)

複数のブレスレットを身に付けた女性
ブレスレットをつけた男性
1835年の絵画で描かれたブレスレット
インドネシアのブレスレット
インドネシアのブレスレット
糸製のブレスレット

ブレスレット: bracelet)とは、手首に付ける装飾的なバンド()や輪やのこと[1]腕輪(うでわ)とも。

概要

ブレスレットとは、手首に付ける装飾的なや輪やなどのことである。装身具の一種である。

ブレスレットの素材としては植物繊維)、皮革金属プラスチック等々が用いられている。

英語の「bracelet」の語源は、古フランス語のことを「bras(ブラ)」と呼んでいたことに由来する[1]ノルマン・コンクエストなどにより、古フランス語の語彙が大量に英語に入るなど、英語はフランス語の影響を多大に受けた。

歴史

ブレスレットの歴史は非常に古く、アッシリア人、バビロニア人、ペルシャ人、ヒッタイト人などが身につけていた。当時は主に宗教的な目的で利用され、主に使用された宝石ラピスラズリ水晶だった[2]

イラク洞窟からは中石器時代の腕輪が発見されている。

また動物貝殻などに穴を開け繋げたものもあり[3]日本では縄文時代から既に貝輪として貝塚から出土している[4]弥生時代になってからはが使われるようになり、更に古墳時代になってからは製品や金属製品が加わった。当時は主に「手纏(たまき)」や「(くしろ)」と呼ばれていた。トロブリアンド諸島では、古くから腕輪を用いたクラという交易が行われている。

時代を経るにつれ、ブレスレットは宗教的な目的よりも、装飾的な品として重視されることとなった。1890年代イギリスヴィクトリア女王などにより、精巧かつ複雑な造りの宝石が流行した[2]

第二次世界大戦後の1940~1950年代にかけて、アメリカでブレスレットが流行した[2]

1970年カルティエニューヨークで「カルティエラブブレスレット」が誕生[5]。このブレスレットは中世ヨーロッパの貞操帯をモデルにしたもので、2つのパーツから成り、専用のドライバーと、他の人の協力がなければ着脱することが出来ないため、カップルに人気となった[6]。富裕層の多いニューヨークの病院では、急患用にこのドライバーを常備しているという[7]

1987年、アメリカのテニス選手、クリス・エバートが細めのラインストーンのブレスレットを試合中に付けて活躍していたことから、彼女がつけていたようなブレスレットをテニスのプレー中につけることが流行。このため、後にこのようなタイプのブレスレットは「テニスブレスレット」と呼ばれるようになった[8]

バリエーション

願いを込めてつけられるミサンガフレンドシップ・ブレスレットも広義のブレスレットの一種である。

腕時計の中でも、鎖の部分を装飾的なデザインにし、手首に対して「あそび」を持たせ余裕のある長さにしたものは「ブレスレットウォッチ」と呼ぶ。また手首に装着するものをブレスレット若しくは「バングル」と呼ぶが、腕の上部につけるものは英語では「アームレット」と呼ぶ[3]

手に付けるブレスレットは、フィンガーブレスレットと呼ばれるものもあり[9]、足に付けるブレスレットはアンクレットと呼ばれるものもある。

伸縮性の高いシリコンやポレウレタンなどの紐、いわゆる「ゴム」にビーズなどを通して輪にしたブレスレットは、「ゴムブレス」や「数珠ブレス」などと呼ばれ、非常に着脱しやすいという特長がある。近年、パワーストーンやアクセサリーを販売する店舗などで販売されている。

近年では様々なメッセージや主義・主張を込めて身につけられるシンプルなラバー製のgel bracelet ジェル・ブレスレット、jelly bracelets (リストバンド)もあり、これもブレスレットの一種である。

フリークライミングの場合、ブレスレットは登山用具(ダイナミックロープ)で設計され、登山用具として機能する[10]

脚注

参考資料

  • Oxford Dictionaries
  • 日立システムアンドサービス『百科事典 マイペディア』電子辞書版

関連項目


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