賽円寺の関係者
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「あまえないでよっ!!」の記事における「賽円寺の関係者」の解説
里中 逸剛(さとなか いっこう) 声 - 鈴木千尋 本作の主人公。7月7日生まれ、身長169cm、賽円寺寮衆1回生、東統泉高等学校1年B組。僧として一人前になる為に、賽円寺に出された少年。6人の尼僧達に囲まれた生活をしているが、彼女達からはいささか横暴な扱いを受けている。それでも大切な仲間と思われている様子。普段はやや頼りないが、特殊な「煩悩」を持ち、若い女性の妖艶な姿を見ると覚醒(い)ってしまい賽禅上人の霊力を発現させることが出来るようになる。しかし、その副作用(エロリバウンド)で煩悩丸出し状態になってしまい、女性に不埒な行いをしようと暴走してしまう(大概は千歳や結子の鉄拳制裁で元に戻る)。巨乳好きらしく結子や陽の胸では全く反応せず、原作では萎えることもある。覚醒による副作用で周りに迷惑をかけていると思い、自分の霊力の暴発を抑えようと考えており、特に尼僧達の成長のきっかけになる事件の時には自力で押さえつけることが出来るようになる。 本人は自分の中にある強力な霊力については一切知らされておらず、霊力が暴走する前後の記憶がないため自分の霊力の凄さについては全く知らなかったのだが、聖上人供養法要において自分の中にある霊力を自覚し、それに対抗しうる力を身につけるべく賽円寺を出奔している。霊力が陰の相に傾いた時期には鼻血を吹いたり、焦ったりすることがなくなる。 MSでは第一回目から、全国行脚の修行から賽円寺に戻っている。その際に新しい能力を手にしており、自分が覚醒く前に尼僧達を覚醒かせることが出来るようになった(エロリバウンドはそのままだが)。また、切る暇がなかったらしく髪が長くなっていたが、第4法にていつもの短髪に戻った。 Rでは当初賽禅上人の霊力を失っていたが、結界が台風で飛ばされたことで復活。無印初期のようにあっさり覚醒くようになってしまった。 南部 千歳(なんぶ ちとせ) 声 - 中原麻衣 本作の正ヒロイン。11月7日生まれ、A型、賽円寺寮衆1回生、東統泉高等学校1年B組。身長163cm、サイズは上から95/58/85。人道菩薩の加護を受ける尼僧。最近になって受明灌頂を授かり、菩提の芒郭をも見せるまでに成長する。明るく真面目な性格(逸剛曰くカタブツ)で、正ヒロインゆえに、肌色(ぬぎ)率は6人の中で一番高い。勉強では理数系が苦手で化学で追試をもらうことも。逸剛に気があるらしい。原作では賽円寺の6人の中で唯一逸剛の霊力の正体について知っていたが、最近になって寮生全員が知ることになる。かつて浄徳に家族を救ってもらったことがある。アニメでは村唯一のレンタルビデオ店のビデオを全て借りたと言う逸話とホラーマニアの設定が追加された。 MSでは卯月みゆきの一件で伝法灌頂を修め、霊糸纏衣(りょうしてんい)を自在にはできないが実行できるようになった。 Rでは立派な僧になる為大学に進学。成人となるが酒癖が悪い。 阿刀田 結子(あとうだ ゆうこ) 声 - 樋口智恵子 8月30日生まれ、B型、賽円寺寮衆1回生。身長156cm、サイズは上から76/56/80。修羅道菩薩の加護を受ける尼僧。伝法灌頂の段階にいる。運動神経抜群の体育会系でよく運動部(男子)の助っ人に行くが、成績は逸剛と共に最下位を争うほどよくない。短気でアバウトな所があるが、柄にもない洋服を持っているなど意外と乙女である。胸が小さいのを気にしているらしい。賽円寺に入るまに父親が蒸発して各地を転々とするなどハードな人生を送っている。原作ではかつて幼馴染であったセイジの霊を助けるために逸剛とともに悪霊の中に飛び込み、その際に自分の力を覚醒させる。 MSではそのセイジへの思いで霊糸纏衣が行えなかったが、「変わらないものなどない」ということを昔住んでいた団地が公園に変わったことで悟り、霊糸纏衣ができるようになった。この時、逸剛に好意がある事を明かす。 Rでは賽円寺を去り、賽洞宗方述特務機関蘭(アララギ)に所属する。 生稲 雛美(いくいな すみ) 声 - 川上とも子 5月12日生まれ、O型、賽円寺寮衆1回生、東統泉高等学校1年B組。身長161cm、サイズは上から88/61/87。畜生道菩薩の加護を受ける尼僧。伝法灌頂の段階にいる。6人の尼僧の中では面倒見が良く、母性がエプロンを着て歩いている(結子談)ような子。おっとりとして控えめな性格からか結子によって露出担当な役割を押しつけられることも多い。料理が得意。眉がとても太い事をよくイジられる。学校では家庭科部(原作では読経研究会にも)に所属。また方術僧としてのスキルを持ち合わせている。受明灌頂を修めるまで発情期の犬や猫に追いかけられる目にあっていたが、逸剛の助けもあってその悩みを克服した。 ある事情で実家の寺(実家も賽洞宗)に帰った際に碩清流の陰謀に巻き込まれるが、それを撃退しさらなる灌頂を修める。また、この際に6人の中で初めて霊糸纏衣を実行しており、その姿は『うる星やつら』のラムに猫耳がついた感じの姿になった。 MSではメンバーの中で唯一前シリーズ最終回から髪型が変化(多少短くなった)した。 Rでは実家に帰っている。田舎である為運転免許を修得した。 為我井 陽(すがい ひなた) 声 - 新谷良子 12月31日生まれ、B型、賽円寺寮衆準備生、東統泉中学校3年D組。身長152cm、サイズは上から74/55/78。地獄道菩薩の加護を受ける尼僧。受明灌頂の段階にいるが、伝法灌頂並の力を備える。寡黙で無表情だが、滅多にない言動に破壊力がある。自分の霊力が抑えられず(原作では銀行強盗に襲われたために、アニメでは発掘現場で悪霊に襲われたために)自分に憑いている鬼が暴れることがある。それを克服するために逸剛と供に壇陀窟(だんだくつ、壇の字は原作ではこざと偏)に入り、逸剛の助けもあってなんとか灌頂を修める。彼女の肩や頭に小さい鬼がいるが、原作では最初は人並みの大きさであったが、アニメでは最初から小さい。 聖上人供養法要に参加した際に碩清流との戦いに加わり、霊糸纏衣を実行することに成功する。その姿はレザースーツに羽織を着たような感じで棍棒の様な錫杖を持った姿。その時は鬼も巨大化し、さらにはコスプレもする。 MSではさくらの後を継ぎ、東統泉高校生徒会会長に選ばれた。姉であるさくらとの関係はさらに強くなり、その状態は逸剛曰く「相互シスコン」。 為我井 さくら(すがい さくら) 声 - 寺田はるひ 10月2日生まれ、A型、賽円寺寮衆2回生、東統泉高等学校2年C組。身長168cm、サイズは上から82/57/84。餓鬼道菩薩の加護を受ける尼僧。結縁灌頂の段階にいる。厳格で責任感が強く、6人の尼僧のリーダー格で、浄徳とは信頼の強い関係にある。陽とは母の遠戚だが、陽がさくらの家に引き取られてからは姉妹同様の関係となる。その守護菩薩の影響か超大食漢で、食パンを一斤さらりと完食する程。能力が高く人望も厚いので高校で生徒会長を務める。パソコンに詳しいらしくアニメでは『Dr.さくらのお悩み相談室 浄土へGO!』という自分のサイトを持っており、そこを訪れるダメ人間を(面白半分に)諭して楽しんでいる。 自分を除く他の寮生が灌頂を授かっている中、自分のみ出遅れていることに焦り、最終手段の施餓鬼法式を行うが失敗。本来あった霊力自体も失ってしまう。そのことや陽の霊力が安定し、自分が傍にいなくても大丈夫と判断し、寺にいることの危険性なども含めて六道の乙女から身を引くが、賽円寺を出た浄徳に代わり、賽円寺住職となる。本当に頭を丸めて出家しており、最初その姿を見た賽円寺の面々は誰だかわからなかった。 MSでは浄徳さながらの厳しい態度で賽円寺の面々をまとめているが、陽に対してはそれまで以上に甘くなっている。 天川 春佳(あまのがわ はるか) 声 - 渡辺明乃 4月12日生まれ、O型、賽円寺寮衆2回生、東統泉高等学校2年C組、身長172cm、サイズは上から101/58/90。天道菩薩の加護を受ける尼僧。当初から伝法灌頂を授かっており、本人曰く「生まれた時から菩薩の加護を感じ取っていた」。6人の尼僧の中で1番の祈祷術の使い手。天然かつ寛容で、好奇心旺盛。趣味は昼寝らしい。学校では合気柔術部に所属。かなり強いらしく、原作では成績も6人の中でトップ。ただし、教えるのは非常に下手で、いわゆる天才型。姉・京から厳しく育てられたせいか、姉にコンプレックスがあり、その想いをさくらと陽に重ねている様子。 MSでもその行動に変わりはないが、浄徳がいなくなってますますダラけ癖がひどくなった模様。 Rでは実家に帰らない口実を作る為に姉と共にバーで勤務している。 河原 浄徳(かわはら じょうとく) 声 - 杉山佳寿子 賽洞宗賽円寺の住職兼東統泉高校の副校長。賽洞宗 五聴衆の中でも重要なポストを務める高僧。逸剛とは祖母と孫の関係にある。かつてはかなりの美女だったらしく、現在でも多くの老僧や近所の老霊達のあいだではアイドル的な存在である。尼とは思えぬヘビースモーカーでもある。 旧シリーズ最終回にて碩清流に派手な行動をさせない為、寺の住職をさくらにまかせて本山に戻る。 上野 一希(かずさの かずき) 声 - 真田アサミ 5月30日生まれ、AB型、アニメでは第2シリーズから登場。賽洞宗孝招寺の尼僧見習い、東統泉高等学校1年C組。身長161cm、サイズは上から85/56/83。逸剛の評価は「適乳」。碩清流に属し逸剛の持つ賽禅上人の霊力を陰の霊力へと導こうとする。同じ碩清流の右京・左近の2人と行動を共にするエロテロリスト。原作ではしょっちゅう千歳にキスをしていた。成績優秀らしく、1年生ながら2年の化学の問題をサラサラ解いていた。 逸剛や千歳らの関わり合いなどもあって現在は碩清流を抜け、本山に戻っている。 MSにおいて第一回目から再登場を果たし、逸剛と供に賽円寺の面々の前に姿を現す。本山に戻った後は逸剛と一緒に修行を行っていた様で、すでに霊糸纏衣を自在に実行できるようになっていた。その姿は裸エプロンに褌という異常に露出度が高いが、陽と同じく伝法灌頂は修めていても受明灌頂は修めておらず、霊力を溜めすぎるとSD化してしまう。今後は餓鬼道菩薩の加護を受ける尼僧として賽円寺で一緒に生活することになった。餓鬼道の霊力の修行を始めてから瑞理やさくらと同じく大食漢になったとのこと。 Rでは完全に賽円寺の尼僧となり作務に奔走する。相変わらず逸剛にはベッタリ。 五条 つむぎ(ごじょう -) 『R』から登場。賽洞宗孝招寺の尼僧見習い。曹洞宗の女子校に通っていた為、男性に免疫が無い。作務は出来るが、それ以外は不得意。逸剛に好意を寄せる。
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