常設展とは? わかりやすく解説

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じょうせつ‐てん〔ジヤウセツ‐〕【常設展】

読み方:じょうせつてん

美術館・博物館などで、期限設けず、いつも見ることができる展示多くはその施設所蔵品構成される。→企画展


常設展

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/29 10:11 UTC 版)

津山洋学資料館」の記事における「常設展」の解説

常設展示室のおもな展示品一覧。一部展示替えもある。 スポット展示では、オランダ総領事から2016年贈られヒンデローペン装飾缶(高さ75センチメートル)などを展示する第1展示室人体隠され科学への扉」 件名作者年代概要阿蘭陀オランダ)流外科免許状西玄甫 1677年 久原授けたもの。 『蔵志山脇東洋 1759年 日本最初解剖図録。 『解体新書』 - 1774年 原本ターヘル・アナトミア』(復刻版とともに収蔵木造人頭模型複製) - 1794年原資料東京大学医学部星野木骨複製星野良悦 1790年代 世界初木造人体模型で、「身幹儀」とよばれる。 『紅毛雑話森島中良 1787年 5巻5冊で成る。 『蘭学階梯大槻玄沢 1788年 乾坤2冊で成る。 『西説内科撰要』 宇田川玄随 訳 1793~1810年 ゴルテル『簡明内科書』の翻訳書。 『医範提綱宇田川玄真1805年 現在の医学用語の基となった日本語多数考案された。 『ネーデルランド草木誌』 ペトルス・ニーランド 1682年 宇田川三代西洋薬学着目するきっかけをなった書物。 『和蘭鏡』 宇田川玄真 訳・宇田川榕菴1820年 西洋製法効用紹介。 『遠西医方名物考』 宇田川玄真 著・宇田川榕菴 校補 1822~1825年36補巻9冊で成る。 『家庭百科事典縮刷版)』 ショメール 18001803年 幕府命じた江戸時代最大翻訳事業。 『植学啓原』 宇田川榕菴 1834年 日本初本格的な西洋植物学解説書。 『舎密開宗セイミかいそう)』 宇田川榕菴 訳 1837~1847年 日本初本格的な化学書。 『地震預防説』 宇田川興斎1856年 幕府要請翻訳された、地震対策翻訳書眼球模型複製) - 1823年原資料シーボルト記念館。 コーヒーカン(再現品) - - 宇田川榕菴自筆資料観自在菩薩随筆」に描かれた絵から。 「オランダカルタ」 宇田川榕菴 描 - 複製品資料館販売。 「張込帖」 宇田川榕菴 - 収集模写した98種の資料集第2展示室世界へ開かれていく眼」 件名作者年代概要泰西名医彙講』 箕作阮甫 編 1836~1842年 日本初医学専門雑誌オランダ医学書医学雑誌から主要な論文選出し翻訳して紹介した。 『和蘭文典箕作阮甫 編 1842、1848年 オランダ人モーチノルの著した学習書を和訳したもの。 『八紘通誌』 箕作阮甫 1851~1856年 オランダ体系的な地理書などを参考に、当時最新ヨーロッパ情勢紹介したもの。 大村斐夫(おおむら あやお)宛箕作阮甫書簡 箕作阮甫 1854年 ロシアとの外交交渉帰路記された。ペリー浦賀来航により帰郷できなくなったことなど、緊迫した外交情勢伝えている。 箕作阮甫書幅 箕作阮甫 - 死没前年である1862年正月書初めや、友人蘭学者黒川良安帰郷に際して詠んだ別れ漢詩などの書画箕作阮甫着用の裃 - - 阮甫が殿中着用したものとされる。遠い祖先にあたる近江源氏佐々木家用いた「平四つ目」の家紋染めかれている。 「新製輿地全図」 箕作省吾 1844年 当時最新世界地図植民地カタカナ表記して帰属関係明らかにしており、吉田松陰桂小五郎多く志士影響与えたとされる。 『坤輿図識(こんよずしき)』 箕作省吾 本編1845年~、補編1846年~ 数種類オランダ地理書参考に、病によって夭折した省吾が血を吐きながら執筆した世界地誌黒船来航絵巻 - 1854年絵巻の端にペリー艦隊乗組員から箕作秋坪入手した名刺紙巻きタバコ蒸気機関車の絵が貼られている。 『格致問答箕作秋坪 翻刻 1858年 物理学基礎説いたヨハネス・ボイス『物理学教科書』の蘭文翻刻したもの。 『扶氏経験遺訓緒方洪庵 訳・箕作阮甫 序 1858~1861年 ドイツ人医師フーフェランドが著した内科医学書翻訳西洋内科書の集大成とされる第3展示室日本近代化津山洋学者件名作者年代概要種痘勧誘引札 津山藩医・野上氏 1850年 津山牛痘伝わり種痘が行われることになったとき、種痘有効性安全性説くために出されたもの。 『種痘伝習録難波立愿なんば りゅうげん1876年 備前金川牛痘種痘実施した難波抱節の長男記した牛痘様子。 『泰西国法論』 津田真一郎真道)訳 1868年 オランダ留学中に学んだフィッセリングの講義記録翻訳したもので、憲法や行政法解説書先駆とされた。 『仏蘭西法律書 憲法箕作麟祥 1873年 日本初フランス近代法典を紹介した書籍。「権利「義務」不動産」などの日本語はこのとき造られた。 『初等幾何学教科書 立体幾何学菊池大麓 1895年(3版) 明治時代から大正にかけて広く使用され近代数学教科書。「菊池幾何学」の名声高めた。 『普通教育動物学教科書註釈箕作佳吉 1901年 自身著した教科書解説加え動物学教える際の心構えなどを記した教員のための注釈書。 『立体化学要論』 久原躬弦 1907年 化合物立体構造現象についてまとめた、日本初立体化学書。本書を含む久原躬弦関係資料は、化学遺産認定されている。 『箙梅日記(えびらうめにっき)』 箕作元八 1899~1901年 2度目ヨーロッパ留学中の日記で、フランス革命についての思いなどを綴った自筆資料。 『世界大戦史』 箕作元八 1919年 第一次世界大戦についてまとめる。著者代表作のひとつ。 『和英語林集成』 J.C.ヘボン 初版1867年再版日本初めての本格的な和英辞典で、第3版で「ヘボン式ローマ字」が初め採用された。 精錡(せいきすい)の看板薬瓶 - 1867年岸田吟香販売した目薬薬液点眼する目薬としては日本初書簡など - - 小林令助宛杉田玄白1805年)ほか、久原洪哉(くはら こうさい)、原村元貞はらむら げんてい)、仁木永祐(にき えいすけ)、山田純造、芳斎(よしむら きょうさい)ら美作地方郷土医師に関する資料

※この「常設展」の解説は、「津山洋学資料館」の解説の一部です。
「常設展」を含む「津山洋学資料館」の記事については、「津山洋学資料館」の概要を参照ください。

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