french fries
「french fries」の意味・「french fries」とは
「french fries」は、主にアメリカ英語で用いられる表現で、日本語では「フレンチフライ」あるいは「ポテトフライ」と訳される。具体的には、ジャガイモを細長く切り、油で揚げた料理を指す。この料理は、世界中のファストフード店で一般的に提供されており、特にハンバーガーと一緒に食べられることが多い。「french fries」の発音・読み方
「french fries」の発音は、IPA表記では /ˈfrɛntʃ fraɪz/ となる。IPAのカタカナ読みでは「フレンチ フライズ」となり、日本人が発音するカタカナ英語の読み方も「フレンチ フライズ」である。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「french fries」の定義を英語で解説
「french fries」は、"strips of potato that have been deep-fried"と定義される。つまり、ジャガイモを細長く切り、油で揚げたものを指す。この料理は、ソースや塩で味付けされ、単品または他の料理の付け合わせとして提供される。「french fries」の類語
「french fries」の類語としては、「chips」がある。ただし、「chips」は主にイギリス英語で用いられ、また形状や揚げ方が「french fries」とは異なる。また、「potato fries」や「fries」も「french fries」と同じ意味で用いられることがある。「french fries」に関連する用語・表現
「french fries」に関連する用語として、「ketchup」や「mayonnaise」がある。これらは「french fries」によく添えられるソースである。また、「fast food」や「hamburger」も関連する用語と言える。これらは「french fries」がよく提供される飲食の形態や料理である。「french fries」の例文
1. I love eating french fries with ketchup.(ケチャップをつけてフレンチフライを食べるのが好きだ)2. Can I have a hamburger and french fries, please?(ハンバーガーとフレンチフライをください)
3. These french fries are too salty.(このフレンチフライは塩辛すぎる)
4. French fries are a popular side dish.(フレンチフライは人気のサイドディッシュだ)
5. I prefer thick-cut french fries.(私は太めのフレンチフライが好きだ)
6. French fries are often served with hamburgers.(フレンチフライはよくハンバーガーと一緒に出される)
7. These are the best french fries I've ever had.(これは今まで食べた中で最高のフレンチフライだ)
8. Would you like french fries or salad with your meal?(お食事にフレンチフライとサラダ、どちらがいいですか?)
9. I'm trying to cut down on french fries.(フレンチフライを控えようと思っている)
10. These french fries are freshly made.(これらのフレンチフライは新鮮に作られたものだ)
フライドポテト
(フレンチフライズ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 04:25 UTC 版)
フライドポテト | |
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別名 | チップス、フィンガー・チップス、フリッツ、揚ポテト、ホットチップス、ステーキフリッツ、ポテトウェッジ、ウェッジ |
フルコース | おかず、軽食、稀にメインディッシュ |
発祥地 | ベルギーかフランス[1](異説あり) |
主な材料 | |
その他の情報 | 多くの場合、塩をかけたり、ケチャップ、マヨネーズ、酢、バーベキューソースなどを添える。 |
フライドポテト(フランス語: Frite、イギリス英語: chips(細長いものは、Fries)、アメリカ英語: French friesまたはFries)は、ジャガイモを食べやすい大きさに切って、油で揚げた料理である[1]。
日本ではフライドポテトの他にポテトフライと呼ぶこともあるが、いずれも和製英語である[1]。また、ポテトがフライドポテトの略称として定着している。
ベルギーではフリッツ(Frietjes)と呼ばれる[1]。このほかベルギーではベルジャンフライ(Belgian Fries)と呼ばれることもある[2]。
フランス(カナダのフランス語圏など含む)では、日常的には単にフリット(フランス語: frite)と呼ばれ[1]、学問的表現としてはポム・(ド・テール・)フリット(フランス語: pommes [de terre] frites)がある。
アメリカ英語ではフレンチフライ(French fries)[1]と呼ばれる[注 1]。これは、第一次世界大戦中に米国の兵士がベルギーのフランス語圏で現地の食べ物として本国に伝えたためである[2]。イギリス英語ではチップス(chips)と呼ばれる[1]。オランダでは、一度粉末にしたジャガイモを成形して揚げたものをラスパタト(Raspatat)と呼ぶ。
概説
一般に発祥地と見なされているベルギーでは国民食となっている[2]。ベルギーでは国をあげて自国のフリッツ(フライドポテト)をUNESCO世界文化遺産登録に申請するほど、日常生活に根付いた食べ物である[3]。ベルギーでは年間350万トンのジャガイモがフライドポテト、マッシュポテト、フレークなどに加工されており、家庭でのフライドポテトなどのジャガイモの加工品の消費量は年間6~7キログラムにのぼる[4]。また、ベルギーは世界有数のジャガイモ輸出国、特にフライドポテトの原料となる冷凍ジャガイモについては世界最大の輸出国である。約170カ国に冷凍ばれいしょを輸出しており、調製・保存処理済の加工ジャガイモもオランダ、ドイツ、フランス、イギリスなどに輸出している[4]。
世界各国のスーパーの冷凍食品コーナーにはベルギー産やアメリカ産などのフライドポテトが並んでいる。また、ファーストフードチェーンの世界展開にともない、フライドポテトは世界中で親しまれるようになっている。
フライドポテトを好む人は各国で増えており、頻繁に食べられるようになっている。しかしながら、栄養学的観点からすると脂質と糖質の割合ばかりが高くて健康にはあまり良くなく、「ジャンクフード」に分類されている。またアクリルアミドを含んでおり、発がん性との関連が強く疑われるデータもある。
発祥
発祥の地に関して広く伝わる説は、ベルギー南部のフランス語圏にある都市・ナミュールが起源とする説である[2]。このナミュール起源説にも諸説あるが、最も有力とされる説はナミュールにはムーズ川が流れていて日常的に川魚が食べられていたが、1680年の冬は特に厳しく川が凍結して魚が獲れなかったためジャガイモを揚げて飢えをしのいだという[2]。
しかし、ナミュールでジャガイモが広まったのは1735年以降で、仮に1680年当時にジャガイモが存在していたとしても、バター、動物性油脂、植物性油脂が貴重品だったため揚げる調理法をとることは困難だったとする反論もある[2]。
一方、2018年8月1日にはフランスの新聞『フィガロ』が19世紀初頭のパリでフリットが登場したと唱える研究家のインタビューを掲載し、論争になっている[5]。パリ起源説によるとポンヌフの橋のたもとにあった屋台が起源であるとしている[2]。この説はアメリカの「フレンチフライ」という呼称とも符合する。
フライドポテトの起源に関しては諸説あるが、ジャガイモを油で揚げる料理法を初めて書物として出版したのはベルギーとされている[2]。ベルギーのブルッヘ(ブルージュ)にはフリッツ博物館があるほか、ブリュッセルにも博物館がある[2]。
調理法
材料
材料はジャガイモである。ベルギー産の主なジャガイモ品種として、ビンチェ(Bintje)種、フォンテーン(Fontane)種、チャレンジャー(Challenger)種、イノベーター(Innovator)種、アグリア(Agria)種などがある[4]。
形状
以下のような形状がある。
- ストレートカット
- 少し太めにスティック状にカットしたもの[6]。シューストリング(後述)よりも太めのもので、レギュラーカットの名称で分類されることもある[7]。
- シューストリング
- 細めにスティック状にカットしたもので名前は靴紐に由来している[6][7]。
- ウェッジカット(ナチュラルカット)
- 皮つきで三日月形(くし形)にカットしたもの[6][7]。
- カーリーカット(スパイラルカット)
- 渦巻き状にカットしたもの[6][7]。
- クリンクルカット(ウエーブカット)
- 表面を波状(ギザギザ)にカットしたもの[6][7]。
- ラティスカット
- 網目状にカットしたもの[7]。
- クリスピー
- ワッフル
- スパイラル
- 手割
- 手でジャガイモを割った形状のもの[6]。
フライ
最も一般的な揚げ方は素揚げである。鍋のほかフライヤーも用いられる。
各国の消費形態
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この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2023年6月)
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各国の食文化
ベルギー
ベルギーでは主食扱いである。料理の付け合わせはパンよりもむしろフリッツであることが普通である。街角にもフリッツスタンドが立ち、ベルギー人にとっては主食のようになっている。なお、ベルギーではフライドポテトに何らかのソースをつけて食べることが一般的で、伝統的にはマヨネーズが付けられる[8]。フリッツにつけられる他の面白いソースとしてはソースアンダルーズ、サムライソース、ジョピソースがある。ソース・アンダルーズ(fr:Sauce andalouse)はマヨネーズとトマトペーストとペッパー類(ピメントかピーマン類)でできているものである[9]。サムライソース(fr: sauce samouraï)はマヨネーズにハリッサと油とレモン汁を加えたピリ辛ソース。ジョピソース(en:Joppiesaus)というのはマヨネーズに卵、たまねぎ、ピクルス、スパイス、カレー粉を加えたもの。
-
ソース・アンダルーズ
-
ジョピソース
フランス

フランスではビーフステーキとフリットの組み合わせが、ありふれた食べ方であり、街中の庶民的な食堂でも中級程度のレストランでも提供されている。
オランダ
オランダでは基本的に日常生活の中で昼食や軽食として食べられている。
イギリス
イギリスでは、皮ごと乱切りにしたポテトを揚げたものをポテトウェッジズと呼ぶ。名前の由来は「くさび型」を意味する。また、チップバティと呼ばれるフライドポテトのサンドイッチが、老若男女問わず愛されている。
アメリカ
アメリカのレストランでは、ハンバーガーやサンドイッチの付け合わせとしてフライドポテトが供される。これはハンバーガーを主な商品とするファストフード店でも受け継がれており、バーガー類とドリンク、フライドポテトを組み合わせたセットメニューが用意されていることも一般的。こうした店のフライドポテトの材料となるジャガイモは、専用の大型品種が用いられる。アメリカの主なフライドポテト業者として、シンプロット[10]、ラムウェストン[10]、マケイン・フーズ[10]、コナグラフーズ[11]、ハインツ傘下のオレアイダ[12]がある。
ハンバーガーチェーンの提供形態
ファストフードチェーンのハンバーガー店ではたいてい「ポテトカートン」と呼ばれる専用の紙容器に入れられて提供される。
味付け用にケチャップ(およびマヨネーズベースのソース)などが提供されていることが多い。
一部のファストフードチェーン店は、シーズニングを添付している。客はそれをフライドポテトの入った紙袋に入れて振って味付けして食べることができる。明治サンテオレが1986年に開発した商品である。
健康に対する影響
脂質等
100 gあたりの栄養価 | |
---|---|
エネルギー | 992 kJ (237 kcal) |
32.4 g
|
|
食物繊維 | 3.1 g |
10.6 g
|
|
飽和脂肪酸 | 1.16 g |
一価不飽和 | 4.32 g |
多価不飽和 | 4.32 g |
2.9 g
|
|
ビタミン | |
ビタミンA相当量 |
(0%)
(0) µg
(0%)
(0) µg
|
チアミン (B1) |
(10%)
0.12 mg |
リボフラビン (B2) |
(5%)
0.06 mg |
ナイアシン (B3) |
(10%)
1.5 mg |
パントテン酸 (B5) |
(14%)
0.71 mg |
ビタミンB6 |
(27%)
0.35 mg |
葉酸 (B9) |
(9%)
35 µg |
ビタミンB12 |
(0%)
(0) µg |
ビタミンC |
(48%)
40 mg |
ビタミンD |
(0%)
(0) µg |
ビタミンE |
(57%)
8.6 mg |
ビタミンK |
(17%)
18 µg |
ミネラル | |
ナトリウム |
(0%)
2 mg |
カリウム |
(14%)
660 mg |
カルシウム |
(0%)
4 mg |
マグネシウム |
(10%)
35 mg |
リン |
(7%)
48 mg |
鉄分 |
(6%)
0.8 mg |
亜鉛 |
(4%)
0.4 mg |
マンガン |
(9%)
0.19 mg |
他の成分 | |
水分 | 52.9 g |
銅 | 0.15 mg |
|
|
%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 |
糖質と脂質が多く、カロリーが高いジャンクフードである。油で揚げる調理法から、使用する油脂によってはトランス脂肪酸も含まれる。また、味付けのために添加される食塩は高血圧症や胃癌に関係する。このため、一部のファストフード店では揚げずに短冊切りのジャガイモをオーブンで焼いたベイクドポテトを提供するサービスを行なっている。ファストフード店のフライドポテトは2か月半放置してもカビが生えないという考え方があり、製品によっては冷凍加工される段階で食品添加物として二リン酸ナトリウムが添加され、その場合は煮沸された状態で徐々に加水分解されオルトフェニルフェノールになることが根拠として提示されている[14]。
アクリルアミドの含有とその発がん性
世界保健機関 (WHO) の下部組織である国際がん研究機関 (IARC) は、フライドポテトに多く含まれるアクリルアミドを「人に対しておそらく発癌性がある物質」(グループ2A)として評価している。これは発癌性物質の分類中、リスクの高い方から2番目で、焼き魚の焦げに存在するベンツピレンと同ランクである[15][16]。
これは、動物実験の結果からヒトでの発癌性が推測されているものの、実際にヒトの細胞での発癌を確認したものでも、アクリルアミドを多く摂取した者ほど発癌傾向が高まるというような疫学的な知見が固まっているものでもないという段階と言える。ただし、2007年のオランダでの疫学調査では、食品からのアクリルアミドの摂取量が多いグループで、一部の癌の発症率が統計的に有意に高いことが示されている[17]。
アクリルアミドは合成樹脂や化学繊維の原料として工業的に利用されており、動物での発癌性は比較的古くから知られていた。しかし、2002年にスウェーデン政府がストックホルム大学と共同で行った研究で、炭水化物を多く含む芋等を高温で焼くか、揚げることで、アクリルアミドが多く生成されることが発表され、ありふれた食品に同様の物質が存在することが驚きをもって伝えられた。
実際、その後の各国の研究機関の分析でもポテトチップスやフレンチフライにアクリルアミドが含まれることがわかっており、日本の国立衛生研究所の分析でも、フレンチフライ1 kg当たりに512 - 784μgの含有が確認された。一方で、同様の芋類でも煮るような調理では生成されにくいことも明らかとなっている。
2010年のFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)では、食品中に含まれるアクリルアミドの量を低減するための適切な努力を継続することを勧告している。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g “フレンチフライとフライドポテトの違いは?”. delishkitchen (2021年11月4日). 2022年5月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “ベルギーの国民食・フライドポテトがフレンチフライと呼ばれるわけ”. BELPLUS (2020年8月14日). 2023年6月19日閲覧。
- ^ Yoko Nixon. “世界で一番フライドポテトを愛する国の、知られざるポテトの話”. on air. 2025年3月29日閲覧。
- ^ a b c “ベルギーのばれいしょの生産および輸出動向”. 独立行政法人 農畜産業振興機構 (2019年2月). 2023年6月19日閲覧。
- ^ 「フライドポテト発祥バトル ベルギーvsフランス」『読売新聞』朝刊2018年8月26日(国際面)。
- ^ a b c d e f “週末レシピ フライドポテト、切り方いろいろ味変わる”. NIKKEI STYLE (2018年3月25日). 2023年6月19日閲覧。
- ^ a b c d e f “「最強のフライドポテト」めぐり大論争 一番人気の形はズバリ...どれだ?”. J-CASTニュース (2018年2月20日). 2023年6月19日閲覧。
- ^ 10 Things You Didn't Know About Belgian Fries, "The importance of condiments"の節。
- ^ Rombauer, Irma S.; Becker, Marion Rombauer; Becker, Ethan; Maria Guarnaschelli (1997). Joy of Cooking. Simon and Schuster. p. 1113. ISBN 9780684818702.
- ^ a b c “〈凍菜マンスリー〉中核のポテトは北米産に特化、18年度は欧州干ばつで需給変動に注視/シンプロット・ジャパン”. 食品産業新聞社ニュースWEB (2018年10月22日). 2023年5月27日閲覧。
- ^ “世界のポテト料理情報サイト「ポテトエアラインズ」が飲食業界のプロが熱く語る「ポテトーク」連載開始”. www.atpress.ne.jp (2016年10月19日). 2023年5月27日閲覧。
- ^ 「アングル:消えた冷凍ポテト、活用されない米国の余剰ジャガイモ」『Reuters』2020年5月1日。2023年5月27日閲覧。
- ^ 『日本食品標準成分表2010』
- ^ 原料に関する事実(ingredients facts list)
- ^ 加工食品中アクリルアミドに関するQ&A(厚生労働省)
- ^ 食品中のアクリルアミドに関する情報(農林水産省)
- ^ Hogervorst, J. G., Schouten, L.J., Konings, E.J., Goldbohm, R.A., van den Brandt, P.A., A Prospective Study of Dietary Acrylamide Intake and the Risk of Endometrial, Ovarian, and Breast Cancer., Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention. 16, 2304-2313 (2007)
関連項目
- ショートニング - 外食店で主に揚げ油と言えば、特に明記の無い限りはショートニングが使われていることが多い。
- ポテトチップス - イギリスではフライドポテトの事を指し、フライドポテトに対する客の苦情からアメリカで生まれたという逸話がある。
- フィッシュ・アンド・チップス
- アクリルアミド - 芋類を高温で処理した際に生じる発癌性が疑われる物質。フライドポテトにも当然含まれる。
- 自由のフライ - 上記参照
- ラスポテト - オランダ発祥のフライドポテト。
- ジャガイモが主体のその他の揚げ物・焼き料理
- カリウム
- 揚げサツマイモ - サツマイモを利用した類似料理
- フライドポテト自動販売機
- フレンチフライズのページへのリンク