コードルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 外国人名の読み方 > コードルの意味・解説 

コードル

名前 Caudill; Caudle

コードル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/27 07:58 UTC 版)

コードル
Coddle
にんじんを使ったコードル。伝統的なレシピには使わない野菜
別名 ダブリンコードル
Dublin coddle
発祥地 アイルランド
主な材料 じゃがいも、豚肉のソーセージ、ラッシャー玉葱
テンプレートを表示

コードル (コドル[1]Coddle) はアイルランド料理で、食べ残した肉を使ったことから、特に定まったレシピはない。それでも食材は大まかに決まっており、厚めに切ったソーセージ類 (豚肉のソーセージ) やベーコン[2]に小粒のじゃがいも、刻んだ玉ねぎ、塩と胡椒とハーブ (パセリまたはチャイブ) を使う。伝統的なレシピではオオムギを加える。

コードルはとりわけダブリン郷土食として語られることが多い[3][4][5]。小説家の中でもショーン・オケーシージョナサン・スウィフトの好物だったことが知られ[6]、またジェイムズ・ジョイスの著作のように、ダブリンに関する記述にコードルの名前を見つけることがある[7]

この料理はベーコンとソーセージの切れ端を煮てとったスープストック蒸し煮にする。深鍋にぴたりと合うふたが必要で、食材がスープストックに浸りきらなくても蒸すことで加熱をするためである[3]。味は胡椒でととのえると、好みでパセリを加える。アイルランドのおふくろの味であり、また高価な食材も使わず手間を省けて調理時間も短い。一年のうちに喜ばれる。またカトリック信徒は金曜日に肉食を避けていることから、その前夜の木曜日の夕食に供されたといい、残りもののソーセージやベーコンの切れ端を使い切っていた。

名前の起源

コードルという名前の語源はフランス語の caudle (フランス語)にさかのぼり、「ゆっくり煮る、沸かす、煮込む」という意味である[4]。それが動詞 coddle(英語)に変化して、食材を弱火でことこと煮込む (半熟卵など)(英語) という意味を引き継いで名詞形が発生した。

関連項目

脚注

出典

  1. ^ 美味しいヨーロッパ アウトバウンド促進協議会、2021年12月10日閲覧。
  2. ^ 豚ロース肉のバックベーコンをアイルランドやイギリスでラッシャーと呼ぶ。
  3. ^ a b A Little Irish Cookbook. Appletree. (1986). ISBN 0-86281-166-X 
  4. ^ a b A traditional Irish cold weather treat Dublin coddle recipe”. Irishcentral.com (24 April 2017). 15 January 2018閲覧。
  5. ^ From Bacon and Cabbage to Coddle: What is Ireland's national dish?”. Independent.ie. 15 January 2018閲覧。
  6. ^ O'Connor, Derek (September 21, 2008). “Food that Only The Irish Eat (Apparently)”. Sunday Tribune. オリジナルのApril 21, 2009時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090421080838/http://www.tribune.ie/article/2008/sep/21/food-that-only-the-irish-eat-apparently/ 
  7. ^ Veronica Jane O'Mara & Fionnuala O'Reilly. (1993). A Trifle, a Coddle, a Fry: An Irish Literary Cookbook. Wakefield: Moyer Bell. ISBN 1-55921-081-8 

コードル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 18:34 UTC 版)

異世界のんびり農家」の記事における「コードル」の解説

ゴールゼン王国王子16年目に自国同盟を結ぶために魔王国を訪れた生死関わる大病患っており魔王国へ向かう途中で病状悪化するが、ルー率いイフルス学園関係者によってことなき得た自身治療施したルー魔王の妻であるアネ求婚するほどの色ボケだが、絶対に断られる女性のみに声をかけていることから、実際王位継承争いから降りるための演技ではないかビーゼル推測している。

※この「コードル」の解説は、「異世界のんびり農家」の解説の一部です。
「コードル」を含む「異世界のんびり農家」の記事については、「異世界のんびり農家」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「コードル」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コードル」の関連用語

コードルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コードルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコードル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの異世界のんびり農家 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS