フォーライフ・レコードとは? わかりやすく解説

フォーライフ・レコード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/02 03:55 UTC 版)

株式会社フォーライフ・レコード(FOR LIFE RECORDS)は、1975年から2001年まで存在した日本のレコード会社[1]


注釈

  1. ^ 実際のカッティングとプレスは東洋化成に委託していた[30]
  2. ^ 1970年に渡辺プロダクションがアメリカのワーナー・ブラザースと合弁で設立したワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパン)を、1978年に渡辺プロダクションが資本撤退し、新たにトリオ(現:JVCケンウッド)と西武百貨店の3社で設立したレコード会社[39]
  3. ^ タレントにとっては大手芸能プロダクションに所属している方が有利だが、人気と仕事さえあれば個人事務所を設立した方が利益になる。特に原盤制作権を握ることが可能となったニューミュージックの歌手たちは、テレビに出演しなくても利益が上がるため、大手芸能プロの所属を必要とせず個人事務所を設立した[42]
  4. ^ 正式なデビューは本レーベルから。実質のデビューシングルは1993年にBMGルームスから発売した「あなたがわからない」。
  5. ^ 1975年の第一回フォーライフ・レコード新人オーディションに合格後、1977年8月25日に「軽い気持ちで」でデビュー予定だったが見本版だけ作られただけでデビューはしていない。1978年に音楽制作プロダクションビーイングを設立し、音楽プロデューサーとして活躍。フォーライフではザ・モータースポーツ・ミュージック、ムッシュかまやつ、田中律子のプロデュース。1984年には井上陽水のシングル「悲しき恋人」をパインジュースの缶名義で楽曲提供している。

出典

  1. ^ a b c d e f g 「俺たちが音楽の流れを変える!〜フォーライフ 4人の冒険〜」”. アナザーストーリーズ 運命の分岐点. NHK BSプレミアム (2017年7月4日). 2023年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月28日閲覧。
  2. ^ a b c d 富澤一誠『ニューミュージックの危険な関係:富沢一誠の内幕レポート』青年書館、1978年、p64-68
  3. ^ 小室等 - CDJournal.com 小室等 / 明日
  4. ^ 『Vol.14 フォークソング+朗読劇 レコード会社の新しい試み』
  5. ^ a b c d e f 富澤一誠『ニューミュージックの衝撃』共同通信社、1979年、p203-217
  6. ^ a b c d e 「吉田拓郎と井上陽水が手をつなぐ日」新譜ジャーナル、1975年6月号、自由国民社、17-20
  7. ^ a b c d e f g 馬飼野元宏『日本のフォーク完全読本』、2014年、シンコーミュージック・エンタテイメント、p245
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m 吉田拓郎が音楽シーンに残した功績とは? みのミュージックとフォーライフミュージック・後藤豊が語り合う やっぱり吉田拓郎は凄すぎる - みのミュージック
  9. ^ ヤング・ギター・クロニクル Vol.1 吉田拓郎 これが青春、p148-153
  10. ^ にほんのうた 戦後歌謡曲史、北中正和、p184
  11. ^ 国立音楽院ホームページ 施設紹介
  12. ^ a b c d e f g h 「小室等が語るフォーライフ設立秘話」『AERA in FOLK あれは、ロックな春だった!』朝日新聞社、2006年4月1日、48頁。 
  13. ^ a b c d 『新譜ジャーナル・ベストセレクション'70s』、自由国民社、2003年、p222-223
  14. ^ a b c d e f 長田暁二『わたしのレコード100年史』英知出版、1978年、p259-263
  15. ^ a b 吉田拓郎『自分の事は棚に上げて』小学館、1992年、p130-141、吉田拓郎『明日に向かって走れ』p191-198、吉田拓郎『もういらない』祥伝社、2002年、p94-95
  16. ^ a b 井上陽水 FILE FROM 1969、TOKYO FM 出版、2009年、p66
  17. ^ a b c d e f 「'70年代ヒットパレード大特集 あのとき僕らの言葉が歌になった! 吉田拓郎が駆け抜けた節操なき10年」『FLASH臨時増刊 Extime(エクスタイム)』、光文社、2007年10月10日、28-34頁。 
  18. ^ a b c 関口宏の人生の詩』、BS-TBS、2015年9月22日放送
  19. ^ 相倉久人『日本ロック学入門』新潮社、1986年、p173
  20. ^ a b 泉谷しげるが会社経営をめぐり吉田拓郎とケンカ別れをした過去を語る”. Livedoor ニュース. LINE (2017年7月4日). 2017年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月30日閲覧。
  21. ^ a b c d 週刊文春 2014年1月30日号 p.124 - 128「阿川佐和子のこの人に会いたい 泉谷しげる」
  22. ^ 「歌手がレコード会社を困らせる時 井上陽水ら新レーベルを企画」『週刊朝日』、朝日新聞社、1975年3月14日号、36頁。 
  23. ^ 黒沢進『日本フォーク紀』シンコー・ミュージック、1992年、p133
  24. ^ 牧村憲一『ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989』スペースシャワーブックス、2013年、p70-71
  25. ^ a b c 竹村章・松田秀彦 (2022年4月17日). “インタビュー<日曜日のヒーロー> 第466回 吉田拓郎”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). オリジナルの2005年12月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20051206042850/http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/interview/2005/sun050529.html 2024年6月28日閲覧。 
  26. ^ a b c d 田家秀樹特集 1970年代フォークソングの季節 サブカルチャーから若者文化の主流へ」『週刊昭和48年』第21巻、朝日新聞出版、2009年5月3日、pp. 14-16、 オリジナルの2015年10月22日時点におけるアーカイブ。 
  27. ^ a b 黒沢進『日本フォーク紀』シンコー・ミュージック、1992年、p138-139
  28. ^ 日刊スポーツ、2008年2月2日17面
  29. ^ 「ロングインタビュー 吉田拓郎 家族・時代・仕事をめぐる対話 〈聞き手・重松清〉」『すばる集英社、2010年3月号、122-150頁。 
  30. ^ 『analog』vol.8、analog特別インタビュー・手塚和巳。音元出版2005年6月15日発売
  31. ^ a b c d 『ロック・クロニクル・ジャパンVol.1』音楽出版社、1999年、p177-179
  32. ^ 関西フォーク70'sあたり、中村よお、幻堂出版、p76
  33. ^ 拓郎が野澤のことをお気に入りで、よくラジオで野澤のレコードを放送した[32]
  34. ^ 読むJ-POP 1945-1999私的全史、p157
  35. ^ 名田貴好; 橋倉正信『青春音楽グラフィティ タイガースからYMOまで』集英社集英社文庫 COBALT-SERIES〉、1981年4月、31頁。 
  36. ^ 『新譜ジャーナル・ベストセレクション'80s』自由国民社、2003年、p367
  37. ^ 富澤一誠『ニューミュージックの衝撃』共同通信社、1979年、p234-238
  38. ^ TOMC (2023年7月1日). “あのアーティストの知られざる魅力を探る TOMCの<ALT View>#25 吉田拓郎とR&B~レゲエ 初期作品群におけるグルーヴと“ソウル(魂)”を振り返る”. サイゾー. サイゾー. 2024年6月22日閲覧。
  39. ^ 渡辺芸能ビジネスを創った男、新潮社、179-186
  40. ^ 日本のフォーク&ロック史―志はどこへ―、1982年9月・田川律著・音楽之友社、p178-181
  41. ^ 夢のあがり―ニューミュージックの仕掛人たち―、p137-139
  42. ^ 芸能ビジネスを創った男-渡辺プロとその時代、新潮社、176-177
  43. ^ 谷岡雅樹『竜二漂泊1983 この窓からぁ、なんにも見えねえなあ』、三一書房、2013年、p165 ISBN 978-4-380-13900-0
  44. ^ 吉田拓郎 これが青春 |シンコーミュージック・エンタテイメント
  45. ^ 『日本のフォーク完全読本』、p197
  46. ^ 村田久夫・小島智編「小室等インタビュー」『日本のポピュラー史を語る―時代を映した51人の証言』シンコーミュージック、1999年10月14日、84-87頁。ISBN 4-401-613-40-6 


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