多賀英典とは? わかりやすく解説

多賀英典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 01:26 UTC 版)

多賀 英典
出生名 多賀 英典(同じ)
生誕 (1943-03-01) 1943年3月1日(81歳)
出身地 日本
学歴 横浜市立大学卒業
ジャンル フォーク
J-POP
職業 音楽プロデューサー
映画プロデューサー
活動期間 1970年代 -
レーベル キティ
ポリドール
共同作業者 該当項目を参照

多賀 英典(たが ひでのり、1943年3月1日 - )は、日本男性音楽プロデューサー映画プロデューサーキティ・レコードキティ・フィルムをグループ会社としてもつキティ・グループの創業者。

来歴・人物

台湾にて出生。その後、日本神奈川県横浜市に移住。1966年横浜市立大学商学部を卒業と同時にレコード会社ポリドールに入社。音楽ディレクター・プロデューサーとして、小椋佳[1]井上陽水を手がけ[2]、黒盤(アナログレコード)総生産数1位から5位中3枚のアルバムを叩き込んだ伝説のプロデューサー。特に井上陽水に対する影響は大きく、楽曲「心もよう」の曲名は多賀が命名したものである[3]。1972年10月に独立しキティ・ミュージック・コーポレーションを設立[4]。音楽だけでなく『限りなく透明に近いブルー』を皮切りに多数の映画や、『マルコポーロの冒険』『うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』『YAWARA!』『銀河英雄伝説』などのアニメ、『翔んだカップル』などのテレビドラマも手掛けた。1992年4月4日に賭けポーカーをした事で逮捕されキティを去る。その後、我那覇美奈[5]松たか子も手がけている[6]

現在はキティやキティエンターテインメントをグループ会社としてもつキティ・グループの会長である。

会社

小椋佳井上陽水の成功によりポリドールから独立して1972年10月「キティ・ミュージック・コーポレーション」を設立。後に「キティ・エンタープライズ」に社名変更した。その子会社として以下の会社を持つ形となっていた。

  • キティ・エンタープライズ株式会社(キティレコードの原盤制作、音楽・映像メディアの発売元)
  • 株式会社キティ・フィルム(映像製作会社)
  • 株式会社キティアーティスト(芸能プロダクション)
  • 株式会社キティビデオ(映像販売)
  • KRS Studio(レコーディングスタジオ。現・青葉台スタジオ)
  • スタジオキーストーン
  • キティ伊豆スタジオ(日本初のリゾートレコーディングスタジオ
  • 株式会社MIX(録音エンジニアリング会社)
  • 株式会社コマーシャル・ギャング・オブ・キティ(アニメ制作プロモート・ポストプロダクション
  • 旗亭(きてい・焼鳥屋)

Kittyは設立5人の頭文字を取ったと言われている。

1995年に本業のキティ・エンタープライズは多賀の古巣であるポリドールの母体のポリグラム株式会社に買収され、ポリグラム・ミュージック・ジャパンへ改称する。これに伴いキティ・グループが中核企業となる。

ポリグラム・ミュージック・ジャパンは1999年にポリグラム直属のマーキュリー・ミュージックエンタテインメントと制作部門を統合・合併されキティMMEとなった。「キティMME」は多賀がキティを去った後の会社で、南佳孝などのプロデューサーだった高久光雄が社長に就任。最終的に2002年にポリグラムが社名変更したユニバーサルミュージックの邦楽社内カンパニー「ユニバーサルJ」へ統合されるが、2003年に分離したユニバーサルシグマ内にKitty Mercuryというレーベルを置き、かろうじてキティMMEの流れを維持していた。2005年以降、所属アーティストの殆どが同じユニバーサルシグマ内のA&M RECORDSへ異動したのを受けて消滅。日本の音楽市場からキティレーベルは一時無くなったが、2013年に「キティ・コネクション 20thセンチュリー」がキティエンターテインメントより発売されKittyが復活した[7]

2023年5月現在のキティグループ企業は、芸能事務所機能を受け持つ株式会社キティ、株式会社キティエンターテインメント、株式会社キティパブリッシング/キティ伊豆スタジオ。

手掛けたアーティスト

etc…

代表作

映画

OVA

受賞歴

脚注

外部リンク





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