CAT'S_EYE_(杏里の曲)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > CAT'S_EYE_(杏里の曲)の意味・解説 

CAT'S EYE (杏里の曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/17 23:59 UTC 版)

CAT'S EYE (杏里の曲)
杏里シングル
初出アルバム『Timely!!
B面 Dancing with the sunshine
リリース
規格 レコード
ジャンル J-POPアニメソング
レーベル フォーライフ・レコード
作詞・作曲 三浦徳子
小田裕一郎
チャート最高順位
杏里 シングル 年表
Lady Sunshine
(1983年)
CAT'S EYE
(1983年)
悲しみがとまらない
(1983年)
テンプレートを表示

CAT'S EYE」(キャッツ・アイ)は、杏里の13枚目のシングル1983年8月5日発売。発売元はフォーライフ・レコード

解説

表題曲「CAT'S EYE」は、テレビアニメキャッツ♥アイ』の前期オープニングテーマとして使用された。

デビューから5年経過後にリリースされたこの曲は、有線放送や各ラジオ局で注目されると徐々にレコード売り上げを伸ばし、その後オリコンザ・ベストテンザ・トップテンで1位を獲得。1983年の年間シングルチャート6位にも入るなど大ヒットし、杏里の存在を広く世に知らしめ彼女の代表曲の1つになった。また、同年の第34回NHK紅白歌合戦でも披露され、翌1984年春には、第56回選抜高等学校野球大会入場行進曲にも選出されている。アニメの主題歌がセンバツの入場行進曲に選出されるのはこれが初めてであった。

杏里は日本テレビ側から直々にこの曲を歌ってほしいと言う依頼を受けたが[1]、レコーディング直前まで大変難色を示し、歌詞を見てはこんな歌を歌わされるのかと悔し涙が止まらなかったという。そして、レコーディング直前にも「やっぱりこんな歌歌えない」と言ってスタジオを飛び出し、ドタキャン騒ぎまでおこす[2]。しかし、当人の意思に反し、楽曲は思わぬロングランでの大ヒットを記録。杏里本人も現在では「その後の自分にとって大きな意味を持つ曲になったので、とても大切な曲」と語っている。

ジャケットは二つ折りになっており、アニメのセルイラストが描かれている方が表ジャケット、杏里本人の写真が写っている方が裏ジャケットになる。写真は前シングル「Lady Sunshine」とオリジナルアルバム「Bi・Ki・Ni」の別ショット写真を採用している。初回プレス盤には杏里とキャッツアイの特製ステッカーが封入されていた。現在では(アニメの特番以外で)「杏里のヒット曲」として紹介される場合は、杏里本人の写っている裏ジャケットの方で紹介されることが多い。

2010年2月18日からは森三中がキャッツ♥アイの3姉妹に扮して話題になった「toto BIG」(スポーツ振興くじ)のCMソングに採用され、10月23日から放送の最終シリーズには杏里本人が登場した。

映画「居酒屋兆治」にて、ヒロインの大原麗子が病死する場面のバックに、街の喧騒として本曲が流れる。

記録

最終的には130万枚[3](オリコンでは82万枚。当時のオリコンチャートでのアニメ主題歌の歴代最高売り上げ枚数を記録した)のセールスを記録する大ヒットとなった。オリコンでの1位をはじめ、テレビのランキング番組では「ザ・ベストテン」で番組300回記念の1位、「ザ・トップテン」では5週連続の1位に輝き、ラジオでも「コーセー歌謡ベストテン」で1983年の週間・年間1位を獲得した。

収録曲

(全作詞:三浦徳子、作曲:小田裕一郎、編曲:大谷和夫

  1. CAT'S EYE
  2. Dancing with the sunshine

収録アルバム

曲名 収録アルバム 発売日 備考
CAT'S EYE Timely!! 1983年12月5日 6thオリジナルアルバム

杏里によるセルフカバー

他アーティストによるカバー

  • アニメタル-アルバム『アニメタルマラソンVII』(2005)『そして伝説へ…THE LEGEND of ANIMETAL』(2011)に収録。

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 2007年9月19日放送のNHK「SONGS」より。
  2. ^ 当時テレビアニメは子ども向けという認識が強く、アニメの主題歌は水木一郎堀江美都子といった専属歌手以外が主題歌を担当したり、レコード会社がタイアップすることは殆どなかった。杏里はアーティスト志向が強かったため、子ども向けの楽曲をあてがわれたと失望し、歌手としての格下のレッテルを貼られたのか…と当時はマイナス思考に受け取ってしまった、とインタビューなどで語っている。
  3. ^ 『産経新聞』1997年4月14日付東京夕刊。
  4. ^ 紅白歌合戦では『Timely!!』バージョンが演奏された(NHKアーカイブス内のNHK番組公開ライブラリーで確認できる)



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「CAT'S_EYE_(杏里の曲)」の関連用語

CAT'S_EYE_(杏里の曲)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



CAT'S_EYE_(杏里の曲)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのCAT'S EYE (杏里の曲) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS