Shangri-La_(吉田拓郎のアルバム)とは? わかりやすく解説

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Shangri-La (吉田拓郎のアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/02 09:34 UTC 版)

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『Shangri-La』
吉田拓郎スタジオ・アルバム
リリース
録音 アメリカ合衆国
SHANGRI-LA Studio in Zuma
SOUND FACTORY Studio in Hollywood
ジャンル ニューミュージック
レーベル フォーライフ
プロデュース Booker T. Jones
チャート最高順位
  • 週間8位オリコン[1]
  • 登場回数19回(オリコン)
  • 売上6.8万枚(オリコン)
吉田拓郎 アルバム 年表
TAKURO TOUR 1979 Vol.2 落陽
1979年
Shangri-La
(1980年)
アジアの片隅で
1980年)  
『Shangri-La』収録のシングル
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Shangri-La』(シャングリラ)は、1980年5月5日に吉田拓郎がリリースした10枚目のスタジオアルバムである。

先着10万枚限定で『SHANGRI-LA TAKURO』オリジナルステッカーが同梱していた。

制作

1979年4月、初来日したボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのライヴに足を運んだ拓郎は[2]、「アイ・ショット・ザ・シェリフ」に「あの叫び、あのノリも、黒人ソウルだ。レゲエってリズムの形じゃない。ソウルだと思うね」などと、強い感銘を受けた[2]。当時は日本でもレゲエを取り入れたアレンジが流行しつつあったが、拓郎はそうした日本化されたレゲエとは一線を画す魅力を感じたことから、拓郎自身初の海外レコーディングを敢行した[2][3]、日本からミュージシャンは誰一人同行させず単身渡米し、プロデューサーアレンジャーに、少年期のあこがれの人物であるブッカー・T・ジョーンズを起用し、スタッフ全員を外国人で固めた[2]スタジオ・ミュージシャンの一人に、元ザ・バンドガース・ハドソンを起用した[2]。そのためか、このアルバムは拓郎とザ・バンドの邂逅とともにザ・バンドの公式ウェブサイトで紹介されている[4]

アルバムタイトルは、ザ・バンドのドキュメンタリー映画『ラスト・ワルツ』(マーティン・スコセッシ監督)の舞台となったロサンゼルス郊外マリブにある『シャングリ・ラ スタジオ』での録音によるため[2]

収録曲

  1. あの娘といい気分
    • 前年に行われた大晦日のコンサートで「Fの歌」という曲名で披露された。
  2. いつか夜の雨が
    作詞:岡本おさみ
  3. Bye Bye Yesterday
  4. 帰らざる日々
  5. 愛の絆を
    作詞:岡本おさみ
    「いつか夜の雨が」のB面曲。
  6. 熱き想いをこめて
  7. あの娘を待ってる街角
    作詞:岡本おさみ
  8. ハネムーンへ
  9. 街へ
  10. 又逢おうぜ あばよ
    作詞:岡本おさみ 

参加ミュージシャン

脚注

  1. ^ 「オリコンチャートブック〈LP編(昭和45年‐平成1年)〉」ORICON BOOKS、1990年5月1日、310ページ。
  2. ^ a b c d e f TOMC (2023年7月1日). “あのアーティストの知られざる魅力を探る TOMCの<ALT View>#25 吉田拓郎とR&B~レゲエ 初期作品群におけるグルーヴと“ソウル(魂)”を振り返る”. サイゾー. サイゾー. 2024年6月22日閲覧。
  3. ^ 吉田拓郎 / Shangri-la [紙ジャケット仕様]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2022年6月29日閲覧。
  4. ^ Takuro Yoshida: Shangri-La”. 2016年1月6日閲覧。

関連項目




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