ディビジョンM所属者とは? わかりやすく解説

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ディビジョンM所属者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 16:33 UTC 版)

砂の薔薇」の記事における「ディビジョンM所属者」の解説

真理子・ローズバンク(まりこ・ローズバンクディビジョンM指揮官本作主人公通称は「マリー」。物語開始時点で26歳女性日本人だが米国人男性結婚して米国となっている。旧姓森永。夫ハロルドと息ティミー失い、自らも瀕死の重傷負ったシドニー空港での爆弾テロ契機に「CAT」に入隊CAT内でトップクラス実績を残すチーム・ディビジョンMを率いテロ撲滅執念を燃やす。テロ対す感情昂ぶると、テロ負った胸元薔薇形の傷跡紅く染まる。 連載開始当初は暗い過去引きずり独善的な面も描かれたが、中盤以降明るく優しく有能な理想的指揮官として描かれる過去の実績指導力などからほぼ全ての隊員から絶対的な信頼受けており、また他のディビジョン兵士達からも「薔薇マリー」と敬愛され、またCAT上層部信頼も厚い。過去悲惨な体験からテロを憎む気持ち人一倍強くテロリスト対す容赦全くない一方で最終話では「私がここまで頑張れたのはたくさんの仲間がいたから」と涙ながらに感謝する場面見られる物語序盤は「真理子・ローズバンクニックネームマリー」と名乗っていたが、途中から書類上でも「マリー・ローズバンク」と名乗るようになり、書類上の情報しか入手していなかった学生時代友人と偶然出会った時も困惑され、マリーヨーロッパ系アメリカ人女性だと思っていた人物もいる。日本には父と姉たちがいるが、母は幼少時死亡家族にはアメリカ情報処理会社勤務していることにしており、自分が「CAT」にいることを内緒にしている。訓練所時代からの親友ヘルガ亡命する際に持ち出せた、数少ない所持品である彼女の置時計大切にしている。 グリフォン爆死した筈の最愛の夫ハロルドだと知り心が砕けそうなショック襲われるが、投降し罪を償うよう進言したものグリフォンはそれを拒否したため、テロリストとして倒した。彼を倒したテロとの戦いから退くつもりだったが、仲間と共にその後テロ戦い続けることを選ぶ。 ヘルガ・ミッターマイヤー 旧東ドイツ出身長い黒髪と鋭い目つき印象的な女性デライラ並んでかなりのヘビースモーカーである。 ディビジョンM副官。肝が据わり行動力に富むだけではなく自他共に厳しく冷徹な言動から「鉄の処女アイアン・メイデン)」と呼ばれる。その反面血の気多く直情径行に走る一面もある。戦闘力高く作戦中は率先して前線赴くことが多い。 親友であるマリー最大理解者であり、また親愛の情強く公私に渡る強い支えになっている隊長であるマリーファーストネームで呼ぶことはヘルガにのみ許されており、他の隊員達は「隊長」または「コマンダー」と呼ぶことが、ディビジョンM内での暗黙の了解となっている。 タス通信東ベルリン支局勤務していたが、結婚相手のウォルター・ヘインズがアメリカ情報機関員であったため、結婚式当日にへインズ射殺される惨状目の当たりにする自身スパイ行為嫌疑かけられ過酷な取り調べ受けたことや、親友ルームメイトであった女性KGB監視員であったことから東ドイツ嫌気がさし、ベルリンの壁検問所強行突破して西側亡命その際重傷負ってヘインズの子流産)。CAT訓練所での厳し訓練通じて同期マリーとは無二の親友となる。訓練所卒業後はマリーとは別の部隊配属されていたが、後にディビジョンM新設時に副官として着任したマリー作戦中に隊と離散した時とマリー負傷入院したときの2回、作戦指揮を執ったことがある1回目デライラ対立しそうになったが、2回目臨時指揮官として的確に役目果たした)。作戦中に心停止死亡しかかった事があるが、同行していた優秀な女性外科医アイリーンの手による心臓マッサージ によって蘇生したアイリーン・サンダース 第一分隊突撃分隊長高給引かれてのCAT入隊後、子供巻き込んだあるテロ事件からテロへの嫌悪募らせ撲滅心底から注力するようになった女性隊員小柄な体格ながら気性荒く口も悪いため、非協力的関係者などには率先して食ってかかったりもする。プライベートでの異性交遊奔放で、しばしば相手変わっている。しかし根は優しく責任感強く結婚憧れ女性らしい一面見られるCAT入隊当初問題のある隊員多く所属するクィンシー隊長ディビジョンQにデライラと共に配属されていた。ディビジョンM異動後は、マリー優しさ部下への信頼受けて、彼女に対して絶対信頼を置くうになる入隊前アメリカ海兵隊航空部隊所属していた経験から、ヘリコプタービジネスジェット機など、あらゆる航空機操縦を得意とするデライラ・カンクネン 第二分隊後方支援分隊長スウェーデン出身で、元ファッションモデル女性隊員通称は「デラ」。常にサングラス掛けており、長身威圧感がある。アイリーンとの会話から男性関係希薄推察される。共にディビジョンQからディビジョンM異動してきたアイリーンとは、一見仲が悪そうだが大の親友であり互いに信頼し合っている。昼間からウォッカストレートであおりながらギ・ド・モーパッサンスタンダールを読むなどの孤独癖等から、アイリーン同様に問題児扱いされていた。ディビジョンM配属後は経緯不明ながらも「隊長に対して銃口を向ければ大統領であれ引鉄を引く」というセリフが示すように、強い信頼を置くようになった軽量制御難しいマイクロ・ウージーで正確な射撃をするなど射撃能力高く作戦中は狙撃手任されることが多い。 鈴龍姫(りん りゅうひディビジョンM結成当初新入隊員として配属され生え抜き隊員普段料理好きで少女趣味若い女性で、幼く見え素振り容姿からは想像出来ないが、香港の「白九龍(ぱいくーろん)」と呼ばれる闇組織出身女性隊員香港出てCAT」に入隊経歴連続しているかは不明通称は「リン」であり、ディビジョンMの中でただ一人ファミリーネーム名字)で呼ばれている。白九龍時代の刺姫(女性刺客としての教育により、格闘技毒物についての専門家であり、髪や体に様々な暗器隠し持つ。白九龍とは現在でも友好関係保っており、ディビジョンM作戦数回後方支援的に補佐してもらっている。 コリーン・アンダーソン 15歳博士課程進みCAT唯一理系博士号を持つ女性隊員理系専攻であるため科学数学得意だが、歴史哲学などは大の苦手である。作戦時は主にジェシカと共に爆発物処理担当するあらゆる爆発物に関する知識有し技術的にジェシカ及ばないものの、体系立てた知識では右に出る者はいない爆弾解体をした時に性的な快感を得ると告白している。 また温和機転の利く聡明な性格から、ディビジョンM参謀役も担う。マリーとは彼女が副隊長務めていたディビジョンSの頃からの付き合いで、ディビジョンSの隊長引退し新たにマリーディビジョンMとして隊を引き継いだ際に、多く隊員マリーとの信頼関係築け除隊する中、彼女とジェシカだけが残留した。「CAT仕事をしていると特定の男性とのお付き合い難しい」という趣旨発言をしていることから、付き合っている男性はいない模様ジェシカ・クレアキン 旧ソビエト連邦陸軍から亡命してきた女性隊員コリーン同様爆発物処理エキスパートであり、その技術男性部隊含めたCATトップクラス。また並の男性よりもはるかに体格良く力も強いため、男性にも負けない力仕事駆り出されることもある(作中ではドアノブ引き抜いたり、プール排水溝激流飲み込まれかけた2頭のイルカ鷲掴みにしたまま耐え切るなど)。コリーンと共に前の部隊から残留。“赤い星ガリル事件では、衛星通信を介して嘗て僚友ユーリ・ソボロフと爆弾解体臨んだ温厚かつ冷静な性格で、時にはトラブル火種になるアイリーンデライラや、直情径行一面があるヘルガ抑える役割も担う。 キム・ヴァスケス 米海兵隊出身女性隊員湾岸戦争時に兵士残していった武器おもちゃにして遊んでいた子供を、誤って射殺してしまった過去を持つ。軍法会議にてパトロール中の事故判決下り無罪となるも、告発したのが元恋人男性であったため、一時期男性不信に陥っていた。新兵訓練ディビジョンM割り当てられ入隊後は正式にディビジョンM配属となる。 ジェニー・クレール / ジャン・クロード・クレール CAT予備役となっているカメラマンAFFによるロンドン起きた動物テロ事件ゲストとしてディビジョンM参加したサファリ経験がありナイフ戦ヘルガに勝つなど腕利きだが、実は元男性4年前にアフリカ作戦全滅したセクションM男性部隊ディビジョンRのメンバーだったが、呪術魂を入れ替えられた動物相討ちになり人間側女性身体宿ってしまう。身体の持ち主キャサリン徐々に同化していると語る。 エレノア・パーカー アイリーンデライラ同じく解体されディビジョンQから、創立直後ディビジョンMへと配属になった女性隊員ディビジョンQでは隊長であるクィンシー役立たず烙印押され日常的に暴力受けていたために常にビクビク怯える癖が付いてしまった。作戦時は、邪魔になったらいつでも処分できるという意味で首から手榴弾ぶら下げるようにも強制されており、チームストレス下げるのに役に立ってたらしいエレノア本人ヘタ怪我をするよりは死亡した方が保険金がたくさ出て弟や妹十分な教育受けさせることができると、これをお守りとして受け入れていた。数年後の現在はCAT補給部主任となり、前線からは離れている。

※この「ディビジョンM所属者」の解説は、「砂の薔薇」の解説の一部です。
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