ジャッキー・チェン
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ジャッキー・チェン(繁: 成龍; 広東語読み:セン・ロン、IPA: [ʈʂʰə̌ŋ.lʊ̌ŋ] 粤拼: Sing4 Lung4、英: Jackie Chan、1954年4月7日 - )は、中華人民共和国の俳優、監督、プロデューサー、武術家、歌手。出生名は 陳 港生(チャン・コンサン、繁: 陳港生; IPA: [ʈʂʰə̌n kàŋ.ʂə́ŋ])、本名は 房 仕龍(ファン・シーロン、繁: 房仕龍; IPA: [fǎŋ ʂɻ̩̂.lʊ̌ŋ])[2]。身長 173cm。
注釈
- ^ 名前の「港生(ピン音表記:Kong Sang(ゴンサン))」は(希望すれば「英国海外市民(British National Overseas、BNO)」)になることができる)『香港(Hong Kong)生まれ』であるという意味である。
- ^ 両親については、Charles and Lee-Lee Chan参照。彼の生い立ちは、メイベル・チャン監督の『失われた龍の系譜 トレース・オブ・ア・ドラゴン』(2002年)に詳しく、ジャッキー本人も知らない兄弟の存在など複雑な家庭環境を持ったことが紹介されている。また、この作品においてジャッキーの本名は陳港生ではなく、房仕龍(家系図上での名は房仕龍とされており、ジャッキーは唐代の宰相房玄齢の子孫だと自称している)であると明かされている。
- ^ 彼の青春時代を描いた、メイベル・チャン製作総指揮・脚本、アレックス・ロー監督、サモ・ハン・キンポー主演の『七小福』(1989年)では、厳しい京劇の学校での生活と、香港映画界へと進むまで姿が描かれている(ただしジャッキー本人は出演していない)。
- ^ アメリカでの撮影では、肝心のアクションシーンにおいて些細なシーンでも保険の問題などから監督やコーディネーターに危険と判断され香港時代のようにノースタントで自由に演じさせてもらえないなど、ハリウッドのシステムで悩んだという。
- ^ 韓国でも大変人気が高く、本人もたびたび韓国を訪れている。
- ^ 自伝『I AM JACKIE CHAN』の中で、テレサとの恋愛と別れ、亡くなった彼女に対する想いについて明かしている。なおテレサとのデュエット曲は、日本だけでなく中華圏でも大ヒットしたテレサの代表曲「時の流れに身をまかせ」の北京語版(「我只在乎你」)からテレサの歌声のみを抜き出し、ジャッキーのボーカルと合成して完成させたものである。
- ^ 『醒拳』は結果的にローが1983年に、ジャッキー似の俳優を使った追加撮影シーンと『笑拳』のNGフィルムなどを使用し無理やり完成させ、ジャッキー最新作として公開したため、ジャッキーは裁判沙汰にしようと考えるくらい激怒した。
- ^ 1990年代頃までの過去の作品はジャッキーの肉声ではなく、別の役者によって吹替えられている。これはジャッキー作品特有のものではなく、当時の香港映画界では、俳優の出身地が様々であること、俳優にポスト・プロダクションに時間を費やさせないこと、といった理由から撮影時に音声の録音をせず、後からプロの声優によって北京語・広東語・英語音声の音源を作成するシステムになっていたことによる。2012年現在では出演者本人の台詞を録音して使うことが主流となっている。また過去の作品をアメリカで公開する際はジャッキー自身の英語のセリフにより新録音され、音楽もリニューアルされることが多い(『酔拳2』『レッド・ブロンクス』『ファイナル・プロジェクト』など)。
出典
- ^ a b 外部リンクに映像
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジャッキー・チェン」の意味・わかりやすい解説 コトバンク
- ^ 例として、クレイグ・グレンディ『ギネス世界記録 2014』p203(2013年9月12日初版、KADOKAWA)などに記載あり。
- ^ 成龍 の発音 広東語・粤語(yue)
- ^ The Official Website of Jackie Chan 自らの公式ウェブサイトで"Jackie Chan"とのみ名乗っている。2019年09月29日閲覧。アーカイブ
- ^ Recipients of Hong Kong Special Administrative Region Honours and Awards 1999 Silver Bauhinia Star (S.B.S.) 2019年9月29日閲覧。アーカイブ
- ^ ジャッキー・チェン(映画.com) 2019年10月01日閲覧。アーカイブ
- ^ ジャッキー・チェン(MovieWalker) 2019年10月01日閲覧。アーカイブ
- ^ a b Jackie Chan on George Stroumboulopoulos Tonight: Extended Interview ※03:26頃、エキストラ役のジャッキー・チェン(それとは判別できない)がブルース・リーを後ろから羽交い締めにし、逆にリーに首を折られるという『燃えよドラゴン』の懐かしの場面が放映される。07:45頃からジャッキー・チェンの父がスパイであった事などの秘話が始まる。2019年09月30日閲覧。
- ^ a b c 『ジャッキー・チェン DVDコレクション 第17号』「JCストーリー 『ブルース・リーの影』」 DeAGOSTINI〈デアゴスティーニ・シリーズ〉、2014年10月14日、12頁。雑誌コード:30211-11/11。
- ^ 野崎歓『香港映画の街角』青土社、310ページ。
- ^ “ジャッキー・チェン、アカデミー賞“名誉賞”を受賞”. cinemacafe.net. (2016年11月14日) 2016年12月15日閲覧。
- ^ a b “成龍從來不用替身?別開玩笑了,他替身多的一卡車都裝不下!” (中国語). 2020年4月7日閲覧。
- ^ a b c “duang,duang,duang你不知道的成龍八大黑歷史” (中国語). iFuun (2017年12月4日). 2020年4月7日閲覧。
- ^ .. “成龍替身拍戲多年,傷痕累累,成龍「給」他一輛法拉利表示感謝” (中国語). 新指尖日報. 2020年4月8日閲覧。
- ^ “成龙曾经的御用替身,邓光荣赞助他赛车,一天最高赚过2万块”. new.qq.com. 2020年4月8日閲覧。
- ^ “やっぱりいたスタントマン!ジャッキー・チェン瓜二つの李海青はクールな「龍兄さん」―中国 (2009年3月12日)”. エキサイトニュース. 2020年4月7日閲覧。
- ^ “作為成龍的替身,他替成龍出生入死,到頭來卻不被成龍承認” (中国語). 2020年4月8日閲覧。
- ^ “揭秘成龙帅气“替身”的真实面目(图)-推荐频道-手机搜狐”. m.sohu.com. 2020年4月7日閲覧。
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- ^ <北京五輪>閉会式にジャッキーら総出演、ほぼぶっつけ本番で大合唱!―中国
- ^ “ジャッキー・チェン氏ら助言機関委員に 中国共産党”. 日本経済新聞. (2013年2月2日)
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- ^ a b “ジャッキー・チェンに「裏切り者」の烙印 中国本土に8億円豪邸を購入”. 東京スポーツ. (2022年8月31日). オリジナルの2022年8月30日時点におけるアーカイブ。
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- ^ “【華流】ジャッキー「TV買うなら日本製」で、納得の中国人も”. Searchina. (2009年4月20日). オリジナルの2009年4月21日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「全財産をチャリティー」宣言、息子への遺産ゼロ―香港 - 2011年4月3日、レコードチャイナ
- ^ ジャッキー全財産を東日本大震災などに寄付 総額260億円 - 2011年4月4日、産経ニュース
- ^ “プレスリリース:MITSUBISHI MOTORS JAPAN 三菱自動車、中国におけるブランドキャラクターとしてジャッキー・チェン氏を起用” (2007年4月20日). 2007年8月25日閲覧。
- ^ ルマンで総合2位の快挙!ジャッキー・チェンDCレーシングって一体どんなチーム?
- ^ a b 『ジャッキー・チェン DVDコレクション 第12号』「JCストーリー 『初めての挫折』」 DeAGOSTINI〈デアゴスティーニ・シリーズ〉、2014年8月5日、12頁。雑誌コード:30211-9/2。
- ^ a b 『ジャッキー・チェン DVDコレクション 第13号』「JCストーリー 『続く苦境の中で…』」 DeAGOSTINI〈デアゴスティーニ・シリーズ〉、2014年8月19日、12頁。雑誌コード:30211-9/16。
- ^ a b 鈴木常承・福永邦昭・小谷松春雄・野村正昭「"東映洋画部なくしてジャッキーなし!" ジャッキー映画、日本公開の夜明け」『ジャッキー・チェン 成龍讃歌』、辰巳出版、2017年7月20日発行、104-111頁、ISBN 978-4-7778-1754-2。
- ^ a b 「INTERVIEW 西城秀樹」『ジャッキー・チェン 成龍讃歌』〈タツミムック〉、39頁。
- ^ 西城秀樹さん告別式にジャッキー・チェンから弔電
- ^ “映画『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』スプリンター役・堀内賢雄さんインタビュー|タートルズの父親的な存在のスプリンターを演じて「同じ親として気持ちがよくわかる」”. アニメイトタイムズ (2023年9月29日). 2023年12月4日閲覧。
ジャッキー・チェン(PCエンジン・ファミリーコンピュータ)
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「ジャッキー・チェン」の記事における「ジャッキー・チェン(PCエンジン・ファミリーコンピュータ)」の解説
PCエンジンおよびファミリーコンピュータ用のゲームソフトとして、1991年にハドソンより『ジャッキー・チェン』が発売(開発はナウプロダクション)。前述のスパルタンXとは異なり、こちらはジャッキー自身が主人公であり、正統派のアクションゲームとして発売された。このゲームの発売時のゲーム雑誌でのインタビュー記事には、リップサービスか本当なのかはともかく、ジャッキー自身のアイディアがゲーム中に取り入れられていると本人がコメントしていた。
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ジャッキー・チェン
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「キャノンボール2」の記事における「ジャッキー・チェン」の解説
本作ではコ・ドライバーとシステムエンジニアを務める。また、20歳で英語がしゃべれないという設定になっている。
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