カードファイト部
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「カードファイト!! ヴァンガードの登場人物」の記事における「カードファイト部」の解説
宮地学園高等部でヴァンガードをするため、アイチが創設した部活。「初心者歓迎」と銘打っているものの、コーリンの入部により彼女目当ての入部希望者が殺到。コーリンの決定で入部には部員に勝利することが条件となったため、コーリン目当ての男子は全滅し、少数精鋭の形を取ることになる。生徒会の妨害工作に遭いながらも部員を5人集め、さらに設立の条件として提示された後江高校との対外試合に勝利、正式な部として発足した。その後、生徒会からの要請により部長はアイチに、副部長はナオキとなった。全国大会およびアジアサーキットの覇者であるチームQ4のメンバーを2人も擁しているため、VF甲子園予選では初出場ながらダークホース扱いされ、前評判に恥じず決勝まで上り詰めるも、福原高校には一歩及ばず本選への切符は逃している。第4期においてはアイチの消滅に従ってカードファイト部の存在も消えていたが、聖域での戦いが終わると共にカードファイト部は復活し、アイチたちが2年生となった終盤では甲子園で優勝し、部員も多く増えている。「続・高校生編」ではコーリンが消息を絶ったことで廃部危機に陥るが、対抗戦で生徒会3人+エルに勝利して4人が加わりVF甲子園に初出場、予選では晴見高校選で敗れるが3位通過が決まり本選で見事初優勝を決めその後、エキシビジョンマッチでコーリンが記憶を取り戻したため再入部を果たす。 先導アイチ 部の創設者であり部長。#チームQ4を参照。 立凪コーリン 2人目の部員。#ウルトラレアを参照。 石田ナオキ(いしだナオキ) 声 - 奈良徹 誕生日4月19日(牡羊座)、血液型はA型。 高等部1年A組の生徒で、アイチの同級生。小学校・中学校共に宮地学園に在籍。情熱をかけるものが見つからず退屈な日々を過ごしていたが、アイチとのファイトで胸が熱くなるものを覚え、ヴァンガードに魅せられていく。 かつて初等部でいじめられていた頃のアイチを覚えており、日に日にボロボロにされる彼の様子を知りながらも見て見ぬフリをしていたことに内心負い目を感じていた。しかし、その頃とは打って変わってヴァンガードを生き生きと楽しむ現在の彼の姿に触発されて自らも『変わりたい』と強く願うようになり、アイチの立ち上げたカードファイト部に入部することを決意。入部試験のコーリンとのファイトに勝利し、カードファイト部3人目の部員となった。部設立後の副部長決定トーナメントでは敗北するものの、やる気を買われてミサキやコーリンからの勧めで副部長となった。 クラスでは不良扱いされており、振る舞いは粗暴で口の聞き方も悪くたびたび失言をしているが、宮地学園にいることから頭脳はそれなりでたびたび精神を落ち着けるために上杉謙信の名言を口にしたりする。向上心が旺盛で良くも悪くも表裏のない性格であり、強くなるために犬猿の仲であるシンゴや年下のエミやマイにも教えを請う謙虚な面も持つ。一方、空気の読めない発言をしてしまうこともしばしば。 ヴァンガードを初めて日が浅いため、チームドレットノートやAL4、ウルトラレアのことについては全く知らず、たびたび話についていけない面を見せる。 アイチ達Q4を目標としており、また自分自身の未熟さを自覚して進み続ける姿勢からAL4のテツとアサカ、更にレオンやスイコといった世界レベルのファイターからファイターとしての将来を期待されている。 最初にヴァンガードを教わったアイチの影響で、ライド時には「ブチかませ!オレの分身!」と叫ぶのが癖になっている。 VF甲子園終了後、生徒会書記のマキを尾行したところ怪しげな空間に辿り着き、そこで何者かと連絡をとるマキの姿を見る。その後、Я化した状態でカードキャピタルに現れアイチとファイト。普段の彼からは想像できない強さでアイチを追い詰めるも逆転負けし、正気を取り戻した。 リンクジョーカーが本格的に侵略を開始した後、シンゴと共にЯファイターの巣窟となった宮地学園に乗り込み、Я化したシンゴやマキを撃破して学園を取り戻す。この活躍が、櫂やカムイと戦うことに戸惑っていたアイチを吹っ切れさせるきっかけとなった。PSYクオリアと惑星クレイの実在についてははっきりと理解をしていないながらもデッキのイメージを掴むきっかけを与えてくれたレオンを信頼し、レオンの言う意識体のタクトの存在も信じている。デッキ カードキャピタルで購入した「なるかみ」の最新トライアルデッキ(帝国の抹消者)をベースに独自に調整したものを使用しており、「抹消者(イレイザー)」と名のつくカードをメインで使用していたが、スイコ戦(1戦目および2戦目)では「抹消者」ではない「アーマーブレイク・ドラゴン」を軸としたデッキを使用した。 主な使用カードは「抹消者 ボーイングソード・ドラゴン」、「抹消者 ガントレッドバスター・ドラゴン」、「アーマーブレイク・ドラゴン」、「抹消者 イグニッション・ドラゴン」、「抹消者 テンペストボルト・ドラゴン」、Я化した際の切り札は「抹消者 ボーイングセイバー・ドラゴン “Я”(リバース)」。 【第4期】 アイチの存在が世界から消えたことに従い、以前のように荒んだ毎日を送っていたが、櫂とのファイトと新たな姿となった「ブラスター・ブレード」を通じてアイチのことを断片的に思い出し、櫂に協力する。 アイチの記憶を失ったことでファイトの腕前が初心者レベルにまで戻っているようだったが、徐々に勘を取り戻していく。ネーヴ、ガイヤールと立て続けにカトルナイツに敗北した後、蒼龍の島でレオンから冷静に行動することの大切さを学び、新デッキを構築した。 特訓を終えて帰ってきたある日、シンゴと共に学園から帰る途中に、かつて自分が取り逃がしてしまった「カトルナイツ」の執事・モレスを偶然街で発見し、彼を尾行する。そして地下通路のとある場所でモレスが「(聖域への)入り口」でワープするのを目撃し、そのことを櫂達に伝える。そしてその「入り口」で聖域にワープした直後にモレスとセラに遭遇、「アイチに関する記憶の喪失」というリスクを覚悟の上で、セラにファイトを挑む。 セラの「常に相手の動きを把握し、その上で相手の『先』を行く」戦法に追い込まれるが、蒼龍の島での合宿・特訓でレオンから「『気持ちが折れない』のが自分の強みである」と教わったこと、合宿に行く前までの自分と、セラとのファイトで窮地に立たされた理由が「一つの方法を繰り返してばかりいた」こと、その時にカムイとのやりとりで「ただ気持ちに任せてがむしゃらにやるだけでは駄目」「状況に合わせていろいろ試してみることも必要」と学んだことを思い出し、「違うやり方を試す」という戦法に切り替えたことでセラに勝利し、セラによるアイチの「封印」の解除に成功する。 その後コーリンとファイトを行い、ミサキの意志を伝えると共に今でも彼女が自分達のメイトだと伝え、勝利する。デッキ 引き続き「なるかみ」を使用し、最新のトライアルデッキをベースに、「喧嘩屋(ブロウラー)」と名のつくカードで構成されている。 主な使用カードは「喧嘩屋(ブロウラー) スカイビート・ドラゴン」、「喧嘩屋 スカイハウル・ドラゴン」、「喧嘩屋 ビックバンスラッシュ・ドラゴン」、「喧嘩屋 ビックバンナックル・ドラゴン」、「喧嘩屋 ビックバンスラッシュ・バスター」、「喧嘩屋 ビックバンナックル・バスター」。 【G第2期】 第5話にて、三和や櫂と共に再登場。小茂井との犬猿の仲も相変わらずである。高校卒業後、大学に進学している。ドラゴンエンパイア支部ではともに小茂井「チェイサー」として、参加者の前に立ちはだかり、クロノと対戦するも敗れ、クロノにエールを送った。その後はズー支部で小茂井と共にGクエストに参加するつもりだったが、メンバーが足りず、偶然メンバーのいなかったルーナと即席でチームを組み参加、予選の料理クエストで落ちる。なお、似た性格であるクロノとは特に気が合っている。 【G第4期】 ホームをカードキャピタル1号店に変えたトリニティ・ドラゴンの3人を徹底的に鍛え上げていた。デッキ 第3期初期で使った「抹消者 ガントレッドバスター・ドラゴン」を中心とした「抹消者(イレイザー)」に加え、Gユニットの「真・抹消者 フィニッシュブロー・ドラゴン」を加えている。 【漫画版】&【2018年版】 ほぼアニメと同じ流れでカードファイト部に入部する。ただ、学校での振る舞いはアニメより不良らしさが強調されており、授業をさぼったり、入部前にはアイチを軽くいじめている描写もあった。後にPSYクオリアゾンビにされるが無事に元に戻る。「続・高校生編」ではコーリンの事を忘れており部存続をかけて生徒会+エルを加えた対抗戦に挑み1番手として登場。その際、長代の冷静なファイトテクニックから素人ではないことを見抜いた点やファイト後、長代を誘ったことなど成長面を見せた。決勝戦では偶然伊吹と出会いちょっと今年たことから険悪感を持ち「敗者は土下座する」と宣告される。その結果、彼の懇願を受けた形で決勝戦では唯一大将に回る。しかし、大将戦で頭に血が上って冷静になれなかったが、(記憶を失っていた)コーリンの叱責で冷静を取り戻し「ガントレッドバスター・ドラゴン」の連続バインド戦法についに息吹を破りVF甲子園初優勝を制した。また、伊吹とも無事に和解している。 【外伝 イフ-if-】 町に突如として出現した「サンクチュアリ」と呼ばれる屋敷にいるといわれており、SK4の四天王の一人として登場したが、イフ17にて櫂がブラスター・ブレードを抹消者 ガントレッドバスター・ドラゴンを撃退し、元の姿に戻った。デッキ アニメ同様「なるかみ」だが、こちらはトライアルデッキではなくレクチャーを頼まれたシンが用意した独自のものとなっている。2018年版では当初練習用の「ノヴァグラップラー」を使用しており、シンとの特訓後に「なるかみ」に変更した。エースユニットは「ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン」。また戦術も相手のバインド戦法や位置移動など、前列攻撃型戦術を好む。主なエースは最初期は「ドラゴニックカイザー・ヴァーミリオン」など「アジアサーキット編」で櫂のメインユニットが中心になりPSYクオリアゾンビ化後に「デトニクス・スティンガー・ドラゴン」、「デトニクス・ドリルドラゴン」を追加。VF甲子園ではリックジョーカー編で序盤使用した彼のエースユニット「抹消者 ガントレッドバスター・ドラゴン」など「抹消者」のユニットがメインで使われている。 小茂井シンゴ(こもいシンゴ) 声 - 吉野裕行 誕生日1月6日(山羊座)、血液型はA型。 高等部1年A組の生徒で、アイチ・ナオキの同級生。チームQ4のアイチやミサキのファン。当初は紛らわしい振る舞いもあって、コーリンのストーカーと勘違いされた。売り言葉に買い言葉で行ったナオキとのファイトで彼を破り、4人目の部員となる。ナオキとは犬猿の仲で、口喧嘩が多いものの彼を気遣う発言も見せ、リンクジョーカー出現後はナオキと肩を並べ、互いの後ろを任せるほど信頼し合える相棒となっていく。 豊富なヴァンガードの知識を持つがそれゆえに傲慢なところが多々ある。慇懃無礼な口調でナオキの怒りを買っているが、普段から誰に対しても丁寧口調で話し、自身のユニットも様付けで呼んでいる。ヴァンガードに対する愛は本物で、自身でユニットを主人公にした台本も書いている。 有名なファイターに関しての知識を見せる一方で自分が知らないファイターに対しては舐めてかかる傾向があり、三和やエミとのファイトではそれが原因で敗北している。当初はウルトラレアにはあまり関心を寄せていなかったが、レッカのファイトを間近で見たことで、彼女の熱狂的なファンになった。 リンクジョーカーが本格的に侵略を開始した後、ナオキと共にЯファイターの巣窟となった宮地学園に乗り込む。一度はマキに敗北しЯ化するも、ナオキの奮戦により正気を取り戻した後、マキに苦戦する彼を応援し逆転へつなげた。デッキ メインで愛用しているのは「むらくも」だが、使用デッキにこだわりはなく後江高校との交流試合(VS三和)やVF甲子園1回戦(VS櫂)では「スパイクブラザーズ」、エミとのファイトではメガブラスト狙いの「なるかみ」を使うなど複数のデッキを所持している。 主要カードは「むらくも」では「隠密魔竜 マガツストーム」、Я化した際は「隠密魔竜 ヒャッキヴォーグ “Я”(リバース)」。「なるかみ」では「武神将軍 ダイム」。 【第4期】 彼もまたアイチの存在を忘れているが、カードファイト部のあった物理準備室に来ると落ち着いて勉強できるという感覚があった。またナオキのファイト姿を見て、無意識に応援している。 聖域での戦いの後も交流戦の日程などの事務を勤めており、アイチやナオキに口うるさくなっている。彼がコーリンのことを覚えているかは不明。 【G第2期】 第5話にて、三和や櫂と共に再登場。ナオキとの関係は相変わらずだが、再登場した面々の中で、髪型を唯一変えている。 【漫画版】&【2018年版】 ほぼアニメと同じ流れでナオキを倒しカードファイト部に入部する。なお、アニメ以上にミーハー描写が強い。「続・高校生編」での対抗戦に2番手でエルとファイトを行い、その描写に翻弄されるが、アイチのアドバイスで冷静になり無事にファイトを制した。VF甲子園では主に次鋒ポジションが多い。 【外伝 イフ-if-】 町に突如として出現した「サンクチュアリ」と呼ばれる屋敷にいるといわれており、SK4の四天王の一人として登場していたが、イフ18にて、シンジとの出会いのきっかけに、よってカードファイトの記憶を失っていた。その際にはアイチとの裏切られてしまい辞めることになった。その後はカードファイトの記憶を取り戻し、楽しくやって、元の姿に戻った。デッキ 「むらくも」を使用し、アニメ同様「隠密魔竜 マガツストーム」をエースとしている。なお、漫画版において人型のドラゴンのユニットにライドした際は見た目の変化は基本的に瞳がその人物と同じ形状になる程度だが、彼がライドしたユニットはすべて彼同様メガネをかけているのが特徴である。2018年版では「ぬばたま」にクランが変わっている。エースは『リンクジョーカー編』以降のむらくも時代でメインに使用した「隠密魔竜 マガツストーム」だが、イマジナリーギフト「プロテクト」やユニットを退却させて攻撃を防ぐ防御主体の戦術が得意。また、漫画版同様にドラゴンのイメージが眼鏡を掛けている他、ライドや技発動時に印を結びながら放つ描写がある。 また、アニメではミサキが実力者であることを知っていたが、漫画版ではナオキではなく彼がミサキのことを裏番だと称している。 戸倉ミサキ 5人目の部員。#チームQ4を参照。 中村橋口論議 声 - 佐々木啓夫 カードファイト部顧問。高等部の教師で、生徒会がカードファイト部の設立を認めた際に同会からの指示で部の顧問に就任する。常に笑顔で温厚な性格の人物。ヴァンガードについては全く知識が無く、事務的な仕事を務める。
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