カトルナイツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:18 UTC 版)
「カードファイト!! ヴァンガードの登場人物」の記事における「カトルナイツ」の解説
アイチの存在と記憶の消滅に関わる、アイチ自身によって選ばれた4人のファイターたち。ガイヤール曰く「アイチの静かな眠りを守り、それを妨げる者を滅ぼす使命を帯びた4人の騎士」であり、全員が第3期で起きたリンクジョーカーの侵略に対抗すべくЯファイターと戦っていた。彼らはそれぞれPSYクオリア、タクト、リンクジョーカーの物とはまた異なる特殊な力を使い、ファイト終了時に双方のダメージが敗者に襲いかかるフィールドを形成することができる。聖域ではさらに敗者の記憶を消すことも可能。 オリビエ・ガイヤール 声 - 濱健人 誕生日12月21日(射手座)、血液型はA型。 カトルナイツのリーダーでヨーロッパサーキットのチャンピオンの座に立つ美少年。「青き炎のガイヤール」とも呼ばれており、「ホーリープロミネンスプリズン」という青い炎の空間を作る能力を持つ。アイチに強い忠誠心を抱く一方、後述の事件と封印の真相故に櫂には激しい憎悪を抱くと共に櫂といるミサキたちの主張する絆も頑なに否定している。スタンドアップの際には「スタンドアップ・ル・ヴァンガード」とフランス語の冠詞を混ぜた宣言をする。 PSYを訪れた櫂とファイトし、「アイチを忘れろ」と忠告をした上で勝利する。その後もアイチの手がかりを求めてやってきたナオキを完膚なきまでに下している。聖域でカムイに勝利し彼の記憶を消した直後、再び櫂と対峙し、アイチへの想いを互いの色の炎で燃え上がらせた末に敗北する。その後、セラの裏切りを知って櫂達と一時休戦し共にセラのプリズンからの脱出を試みる。 その後、レンとレオンによりプリズンから脱出後、裏切り者のセラとファイト。その際、今までは見下していたメイトの大切さに気づきネーヴとラティの2人の思いも込めた一撃でセラを倒し、セラからカトルナイツの資格を剥奪し彼の記憶を消した上で追放する。 ナオキとコーリンのファイト後、アイチが覚醒したことに焦り最後のチャンスとして櫂と3度目のファイトを行う。以前と違いメイトの大切さを知り、また櫂の思いも受け止めて彼との全力のファイトを行い5度のヒールや二枚のクリティカルトリガーを引き当てて櫂を追い詰めるも僅差で敗北。試合後「自分に勝ったのならアイチさんを必ず救ってみせろ」と櫂に自身の思いを託す。 幼少時に火事で両親と家を失って施設に引き取られ、そこの子供たちとヴァンガードを通じて新たな家族となった過去を持つ。その後、ヨーロッパサーキットで優勝し、施設の子供たちにヴァンガードを通じて新たな家族になれる喜びを伝えることを生き甲斐としていた。しかし、リンクジョーカーの侵略によって施設の子供たちのЯ化を目の当たりにし、深い絶望と苦しみに襲われた。その後、リンクジョーカーの侵略時の恐怖からデッキに触れることすらできなくなった子供に笑顔を取り戻したアイチに多大な恩を感じ、子供たちの笑顔を守るためにアイチの願いに応え、カトルナイツとなった。 『G』ではユーロ地区で1番人気のトップファイターとして活躍しており、強さに加えて魅せる戦いにより女性人気がある。また、ライバルとして新たに現れた櫂と競い合っている。ガイヤールのようなプロのスター選手はオフィシャルグッズも多く発売されている。デッキ 「アイチの意志を受け継ぐ者」を名乗り、前期でアイチが使っていた「ゴールドパラディン」の「解放者(リベレイター)」デッキを使用。最初の櫂とのファイトではアイチのデッキをベースにしたものを使用し、後のナオキとのファイトでは自身のオリジナルを使用した。切り札は「青き炎の解放者 パーシヴァル」、「青き炎の解放者 プロミネンスコア」、「青き炎の解放者 プロミネンスグレア」と前者2枚のレギオンメイトである「誓いの解放者 アグロヴァル」、「青き炎の解放者 プロミネンスグレア」のレギオンメイトである「定めの解放者 アグロヴァル」。なお、ガイヤールは「青き炎の解放者 パーシヴァル」を「僕の分身」と称し、ライド時の口上もアイチと全く同じである。 【劇場版】 「メサイア・スクランブル」のAブロック1回戦でレオンとファイトするが敗北する。デッキ 第4期同様、ゴールドパラディンを使用している。 【G第2期】 シオンの回想において、櫂、ネーヴとともにチームを組んで、ユーロリーグのトップに君臨している。 フィリップ・ネーヴ 声 - 村上裕哉 誕生日4月22日(牡牛座)、血液型はO型。 ガイヤールと同じヨーロッパトップクラスのファイター。「鋼のネーヴ」の異名を持ち、「スティールウォールプリズン」という鉄柱に囲まれた結界を張る能力を持つ。店長代理など、猫に好かれている。ガイヤールとは互角の実力を持ち、それを認め合う仲である。下校途中のナオキとミサキの前に現れ、モレスを取り逃がしたことを悔やんでいたナオキとファイト、圧勝する。二人をか弱い子猫や子リスと見下すが、同時にナオキのことを「骨のある奴」と評価していた。 聖域で三和を破った後に封印の解除を知り、セラに騙される形でリンクジョーカーに呑まれたアイチを救うべくファイトを行う。結果ファイトでは敗北するものの、アイチを一時的に正気に戻すことに成功している。 彼の祖国は内乱が絶えない国であり、同じ国同士の諍いに嫌気がさしてレンジャーとなった過去を持つ。その先で出会った友人からヨーロッパサーキットへの出場を薦められて出場、優勝して祖国の人々が諍いを忘れて自分を応援してくれる姿に胸を打たれた。しかし、リンクジョーカーによって友人たちはЯファイターとなり、彼らとの戦いを余儀なくされたが、アイチがリンクジョーカーを破ったことで彼らは正気に戻った。この出来事を通じ、仲間と国を救ってくれたアイチに多大な恩を感じてカトルナイツとなった。 『G』ではユーロ地区のトップファイターとして安定感のある戦いを続けてランキングトップとなっており、男気のある戦いで幅広い人気を集めている。デッキ 「ディメンジョンポリス」であり、「鋼闘機(メタルボーグ)」の名を持つユニットで構成されている。切り札は「鋼闘機 シンバスター」、「鋼闘機 ウルバスター」。 【劇場版】 「メサイア・スクランブル」のAブロック1回戦でカムイとファイトするが敗北する。デッキ 4期同様、「ディメンションポリス」を使用。 ラティ・カーティ 声 - 佐藤利奈 誕生日7月7日(蟹座)、血液型はB型。 中央アジアで「無冠の魔女」と呼ばれるファイター。「幻影のラティ」と呼ばれ、茨に囲まれた森のような結界「フェアリーマスカレードプリズン」を展開する能力を持つ。普段は天真爛漫な少女だが、カトルナイツとしての使命を果たす際には底知れぬ非情さを垣間見せる。リンクジョーカー事件が起こる前は、ドーナツの車両販売を行う父親と共に世界中を旅して回っていた。その旅の中で、さまざまな文明・帝国が滅びた跡地を目にしたことで、「この世に『無くならないもの』、『変わらないもの』なんて無い」「全ては『ミラージュ(幻)』だ」と考えている。父親から薦められてヴァンガードを始めた折にイメージの中に広がったクレイを深く愛し、リンクジョーカーの侵略からクレイを守ったアイチのためにカトルナイツとなった。それ以降は、アイチへの「恩返し」として、「何を犠牲にしてでも、アイチの願いを叶えてあげたい」「『友達』も必要ない」と考えるようになった。 空港で光定とファイトした後、ミサキを結界に引きずり込んで絶望させようと襲い掛かった。実は友達が一人もいない孤独のファイター。しかし、アイチやミサキとの出会いを通じて徐々に友達というものに関心を抱くようになる。 聖域でかつての自分を重ねてみたミサキから父(声 - 田中秀幸)がヴァンガードを薦めた理由と友達の大切さを諭されるが、それすらも幻と断じてミサキを破り、彼女の記憶を消すが、直後に食べたドーナツがしょっぱいという感想を漏らし、彼女にとっては後味の悪い結果になった。その後アイチを裏切ったセラからファイトを挑まれ、Ω呪縛によって敗北し、最後の封印を解かれてしまう。 なお、異名の所以は好物のドーナツに目がないあまり不戦敗を繰り返していることから。 【劇場版】 同じシャドウパラディンを使うレンが伊吹に敗れたことで、自分のカードのユニットも消失する。「メサイア・スクランブル」に招待されていたが出場していない。 【G第2期】 「Plan-G」に関わり、アイチに同行している。 【G第5期】 使徒たちとの戦いにも参加し、また前シリーズの経験を通じて友人も増え、ベルノとも親交を結んでいる。デッキ 「シャドウパラディン」のデッキを使用。「魔女」と名のつくユニットを多く投入している。切り札は「幻惑の魔女 フィアナ」、「現の魔女 ファム」。 ラウル・セラ #リンクジョーカーの関係者を参照。
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