アンドロメダ【Andromedā】
アンドロメダ
アンドロメダ…
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/19 15:08 UTC 版)
アンドロメダ… | |
---|---|
The Andromeda Strain | |
監督 | ロバート・ワイズ |
脚本 | ネルソン・ギディング |
原作 | マイケル・クライトン 『アンドロメダ病原体』 |
製作 | ロバート・ワイズ |
出演者 | アーサー・ヒル |
音楽 | ギル・メレ |
撮影 | リチャード・H・クライン |
編集 | スチュアート・ギルモア ジョン・W・ホームズ |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 131分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $6,500,000[1][2] |
興行収入 | $12,376,563[3] |
『アンドロメダ…』(The Andromeda Strain)は、1971年のアメリカ合衆国のSF映画。マイケル・クライトンのSF小説『アンドロメダ病原体』を原作としている。ロバート・ワイズ監督、特撮はダグラス・トランブル。
基本的なストーリーは原作に基づいているが、映画としての演出が全面的に施されている。1972年星雲賞映画演劇部門受賞。
あらすじ
アメリカ合衆国のニューメキシコ州にある小さな村に、地球を周回していた人工衛星が落下した。軍はそれのビーコンを頼りに回収に向かったが、その村の住民たちは謎の死を遂げており、回収にきた軍の兵士たちも突然死んでしまう。
連絡を受けた政府は直ちに非常体制をとり、ワイルドファイア計画を発動させ、ストーン、ダットン、ホール、レヴィットの4人の科学者を動員して事態の収集に当たることにした。
現地に飛んだストーンとホールは、住民たちの急死は、衛星の中の微生物が住民たちを襲ったためと断定した。実はこの人工衛星は、宇宙空間に漂う未知の微生物の採集を目的としていたのだ。死者の血液を粉末状にするほどに凝固させてしまう微生物の正体は見当もつかなかった。さらに不思議なことに、住民たちの中で酒の好きな老人ジャクソンと、乳飲み児の2人だけが生存していた。
ストーンたちは、衛星と生存者2人を研究所に収容し、“アンドロメダ・ストレイン”と名付けた微生物の正体と鎮圧方法を必死に研究するが、やがてその微生物の変異で研究室も“汚染”されたことから、思わぬ事態が起きる…。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
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NETテレビ版 | ソフト版 | |||
ジェレミー・ストーン博士 | アーサー・ヒル | 家弓家正 | 堀勝之祐 | |
チャールズ・ダットン博士 | デヴィッド・ウェイン | 真木恭介 | 中庸助 | |
マーク・ホール博士 | ジェームズ・オルソン | 中田浩二 | 小室正幸 | |
ルース・レヴィット博士 | ケイト・レイド | 中西妙子 | 片岡富枝 | |
カレン・アンソン | ポーラ・ケリー | 鈴木弘子 | 目黒未奈 | |
ピーター・ジャクスン | ジョージ・ミッチェル | 八奈見乗児 | 品川徹 | |
アーサー・マンチェック少佐 | ラモン・ビエリ | 塩見竜介 | 島香裕 | |
スパークス将軍 | ピーター・ホッブス | 寺島幹夫 | 藤本譲 | |
ロバートソン博士 | カーミット・マードック | 島宇志夫 | 園江治 | |
グライムズ | リチャード・オブライエン | 勝田久 | 水野龍司 | |
上院議員 | エリック・クリスマス | 緑川稔 | 名取幸政 | |
ショーン | マーク・ジェンキンス | 野島昭生 | 高瀬右光 | |
クレイン | ピーター・ヘルム | 若本紀昭 | 栗山浩一 | |
バーク | ジョー・ディ・レーダ | 細井重之 | 田代隆秀 | |
カムロー | カール・ラインデル | 村松康雄 | 西村知道 | |
アリソン | スーザン・ブラウン | 村竹あおい | ||
ダットン夫人 | フランシス・リード | 大橋世津 | ||
その他 | 野田圭一 沢田敏子 浅井淑子 |
吉田浩二 細野雅世 |
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演出 | 左近允洋 | 清水洋史 | ||
翻訳 | 進藤光太 | 埜畑みづき | ||
調整 | 栗林秀年 | オムニバス・ジャパン | ||
効果 | 赤塚不二夫 安藤茂樹 平富士男 |
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制作 | グロービジョン | 東北新社 | ||
初回放送 | 1974年10月6日 『日曜洋画劇場』 21:00-23:15 |
※2021年11月10日発売の「ユニバーサル 思い出の復刻版 ブルーレイ」には、ソフト版とテレビ朝日版の両方の吹き替えを収録[4]。
参考文献
- マイケル・クライトン『アンドロメダ病原体』 浅倉久志訳、ハヤカワ文庫SF、1976年 ISBN 4150102082
- 映画『アンドロメダ…』 レーザーディスク版 PILF-1658
脚注
- ^ Greatest Visual and Special Effects - Milestones in Film. AMC's FilmSite. Retrieved May 17, 2014.
- ^ Hollywood Today: Mike Crichton, a Skyscraper in Any Form; Norma Lee Browning. Chicago Tribune (1963-Current file) [Chicago, Ill] 30 Aug 1970: s2 says $6 million
- ^ Box Office Information for The Andromeda Strain. The Numbers. Retrieved May 21, 2012.
- ^ “アンドロメダ・・・ ユニバーサル思い出の復刻版 ブルーレイ”. NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン. 2021年9月1日閲覧。
外部リンク
アンドロメダー
(アンドロメダ... から転送)
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アンドロメダー(古希: Ἀνδρομέδα, Andromedā)、あるいはアンドロメデー(古希: Ἀνδρομέδη, Andromedē)は、ギリシア神話の女性で、エチオピア王ケーペウスと王妃カッシオペイアとの間に生まれた王女である。長母音を省略してアンドロメダ、アンドロメデとも表記される。のちに星座となる。
ペルセウスの妻となり、ペルシア王家の祖となったペルセウス(ペルセース)、アルカイオス、ステネロス、ヘレイオス、メーストール、エーレクトリュオーン、ゴルゴポネーを生んだ[1]。
神話
アンドロメダーは母カッシオペイアが自らの美貌が神に勝ると豪語したことから、怒った神々によって怪物(ケートス)の生贄とさせられようとして、波の打ち寄せる岩に鎖で縛りつけられた。そこを、ゴルゴーンの三姉妹の一人、メドゥーサを退治してその首級を携えてきたペルセウスが通りかかった。ペルセウスは、怪物にメデューサの首を見せて石にし、アンドロメダーを救出した。アンドロメダーは後にペルセウスの妻となった[2]。その後、アテーナーが星座として天に召し上げた[3]。
系図
影響その他

アンドロメダーの物語は日本・欧米ともによく知られている。アンドロメダーを描いた絵画が残り、アントニオ・ヴィヴァルディは「救われたアンドロメダ」というセレナータを作曲している。
アンドロメダーが生け贄になった時の状態は、裸体だった(裸にされて海岸に据えられた)という設定と、着衣だった(白い服の着用など。なお、この衣服も他のギリシア神話の人物と同じような形で、古代アフリカ人の衣服ではない)という設定がある。名画などでは前者の設定が多く、生け贄としての姿は全裸のものが多い。しかし、映画作品・星座物語(書籍・プラネタリウムなど)のストーリー・絵を伴うアンドロメダ座の星図では着衣であることが多い。夫となったペルセウスも全裸で描かれることがあるが、ペルセウスが着衣であっても、アンドロメダが全裸で描かれる絵画が複数確認できるのとは異なり、その逆(アンドロメダが着衣、ペルセウスが全裸)という描写は殆ど見られない(全くないかは不明)。
なお彼女は白人の姿で描かれることが多いが、エチオピア王国の王女ということから黒人と看做されるのが神話時代からの定説である[4]。 しかし古代の歴史学者には、紀元前の古代ギリシャ文学の内容から、エチオピア王国のアンドロメダは手を身体の左右に十字に広げ鎖で海辺の岩につながれた、白衣をまとったギリシャ系白人の姫、と定める者もいる[5][6]。
アンドロメダ型神話
英雄が、強力な怪物と戦って女性を救い出すという神話の定型の一つ。ペルセウス型神話、ペルセウス=アンドロメダ型神話ともいわれる。以下は例。
脚注
- ^ アポロドーロス、2巻4・3、4・5。
- ^ アポロドーロス、2巻4・3、4・4。
- ^ エラトステネス『星座論』、17。
- ^ 『ギリシア・ローマ神話』トマス・ブルフィンチ 角川書店
- ^ アフリカ・エチオピア王国のアンドロメダには、肌の白さを称えられた白人の乙女という矛盾があった。紀元前4世紀エウリピデス著作のソフォクレス(古代ギリシャ悲劇)のうち、多くの残存が残る失われた戯曲『アンドロメダ』からのテーマで、ケフェウス王はアンドロメダ姫の白い肌の色から王妃カシオペアの姦通を信じ、この理由でアンドロメダ姫はエチオピア王国の海の怪獣ケートスに捧げられることになっていた、という物語筋立てでの戯曲の断片多数が残る。西暦2世紀のフィロストラトス(ローマ帝国時代のソフィスト:プレゼンテーション方法弁論教師)はこの点について『この神話物語では、エチオピア人は、おそらくアンドロメダの両親も含めて、全て黒人で、他方、アンドロメダ自身は白人』である、とした。現在まで発掘された紀元前6世紀ギリシャ壺絵から西暦1世紀の古代ローマ帝国ポンペイ壁画まで、神話物語のアンドロメダ姫は白人のギリシャ人として描かれている。
- ^ Dragons, Serpents, and Slayers in the Classical and Early Christian Worlds: A Sourcebook, Daniel Ogden, 2013, p167, ISBN 0-19-9323-74-7, 9780199323746. (『原典史料集、古代と初期キリスト教時代のドラゴン、海蛇、退治する勇者達』, p.169, ダニエル・オグデン(この分野の代表的古代歴史学者、英国エクゼター大教授)、オックスフォード大プレス, 2013年)
外部リンク
- エラトステネスの星座物語 17. アンドロメダ座
関連項目
- アンドロメダ座
- ヤッファ - 神話のアンドロメダの岩があるとされる
- Damsel in distress - 「囚われの姫君」
アンドロメダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 03:34 UTC 版)
「流星のロックマン (ゲーム)」の記事における「アンドロメダ」の解説
本作の最終ボス。FM星人達が造り上げた最強最悪の電波兵器。他の電波体を無差別に取り込み、過去にAMプラネットを滅ぼした。最初は甲殻類と人の顔を合わせたような姿をしているが、HPが半分以下になると人型へと変形し、中央のコアが黄緑色になった時しかダメージを与えられなくなる。隕石やミサイル、衝撃波での攻撃の他、人型時は破壊光線も放つ。モデルはアンドロメダ座。
※この「アンドロメダ」の解説は、「流星のロックマン (ゲーム)」の解説の一部です。
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