再使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 00:28 UTC 版)
再使用されている物品
建物関連
機械類
乗り物
- 船・航空機
- 中古車(トラック・バス・トレーラ含む)・自動車部品
- 日本では新車の買い替え期間が短く、良質で廉価な中古車が豊富に手に入る。また、製造中止となった車種の部品の市場も形成されている。
- 自転車
- 輸入された軽快車が非常に安く売られているため、中古自転車は海外に輸出されるものも多い。
- 鉄道車両
パッケージ類
- 牛乳瓶 - 一升瓶 - ビール瓶
- これらガラス製の瓶は、重い上に割れ易いことからやや不便ではあるが、循環型社会の上で洗浄して衛生的に再使用できるという特徴が有利である。こういった洗浄を経て再使用する瓶はリターナブル瓶とも呼ばれる。清涼飲料水やアルコール飲料等の容器に利用されていた物は、酒店や小売店にてデポジット制が機能しつづける限り、有効に再利用されやすい。牛乳瓶の場合は、家庭への配達と回収が一元化されているため、回収と再利用が成される率は極めて高い。ドイツでは消費者が店頭に洗浄済みのビンを持ち込めば、飲料など(ジュースや牛乳・調味料の類)を再充填[注 4]するサービスも存在する。なお一度使用したら再使用せず資源リサイクルを前提とするものはワンウェイ瓶という。
- レジ袋
- ゴミ袋として再使用される。ただし自治体指定のゴミ袋でなければならない地域では、予めレジ袋製造段階で指定を受けているものに限定され、それ以外の無指定袋はその指定袋内に(他のゴミ込みで)入れられるに留まる。こういった指定袋はレジ袋を用意する事業者側の負担となるが、顧客サービスのためにレジ袋に指定袋を使う事業者も、個人商店から大手量販店に至るまで見られる。
- 清涼飲料水やスナック菓子のパッケージ
- 本来なら融かして資源として再生されたり単に廃棄されたり焼却処分されるこれらを素材として、バッグやポーチ等の小物雑貨に作り直される動きが近年活発である。職の無い人々の生計支援プロジェクトとして、貧困にあえぐ地域で行われているケースが多い。NGOや行政が支援しながら、地域住民の手でゆっくり手工芸としての技術が養われているようだ。元々こういったパッケージが消費者の目を引くため色彩鮮やかなものであることをうまく生かし、これらの製品はポップな雰囲気を醸している。
- フィリピン各地では、飲みきりサイズのアルミジュースパックがバッグなどにリメイクされており、ASEANのGOODDESIGN賞も受賞している。また、カンボジアなどでも現地の小麦粉袋、米袋、新聞紙などがバッグにリメイクされている。
- 他、ゴミとして回収された使用済み菓子プラスチック袋パッケージを紐状に切った上でバッグや編み込みのアクセサリーなどに作り変えられている。アメリカマイアミ発の「ecoist」ブランドでは、メキシコやペルーの職人の手により菓子パッケージ編み込みバッグを販売、やや価格は高いものの売値が植林事業の補助金を含んでいて、1つ売れる毎に1本植林されるというシステムである。
注釈
出典
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