なかよし なかよしの概要

なかよし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/01 15:36 UTC 版)

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なかよし
NAKAYOSI[1]
1955年1月創刊号
ジャンル 少女漫画雑誌
読者対象 小中学生の少女
刊行頻度 月刊(毎月3日ごろ発売)
発売国 日本
言語 日本
定価 580円
出版社 講談社
編集部名 なかよし編集部
雑誌名コード 01033
刊行期間 1955年1月25日 -
発行部数 8万部(2018年1月 - 3月日本雑誌協会調べ)
レーベル 講談社コミックスなかよし
ウェブサイト デジなか
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概要

ちゃお』(小学館発行)・『りぼん』(集英社発行)と並ぶ、三大小中学生向け少女漫画雑誌のひとつで、これらは競合関係にある。

刊行中の漫画雑誌としては日本最古の存在であり、さらに過去に刊行されていた漫画雑誌を含めても1997年4月に『大阪パック』(1906年11月 - 1950年3月、43年4か月)の記録を抜いて日本最長寿記録を更新している。また現存する講談社発行の幼児および子供向けまたは少年・少女向け雑誌の中でも最古の歴史を持ち[2]、数々の名作や著名な漫画家を輩出している。2004年12月に創刊50周年、2014年12月に創刊60周年を迎えた。

ページ最後の目次には、毎回特定の質問が各作品の作者に対して投げかけられ(季節柄に関することが多い)、ページ表示欄に一言程度の回答が書かれている。このスタイルは、同じ版元の『週刊少年マガジン』や、その競合誌である『週刊少年サンデー』(小学館)でも採用されており、少女漫画雑誌では『Sho-Comi』(小学館)が2020年1号から採用している。

歴史

1954年(昭和29年)12月に創刊(1955年1月号)。創刊当初は漫画を含めた少女向け総合読み物雑誌であり、絵物語・グラフ・漫画の3つの柱を軸にしていた。創刊号の価格は110円。付録は創刊号から付いており、名作まんが物語 家なきおどり子、歌の花かご(歌集)、なかよしカレンダー、うらないブック、しおりなどが最初に付いた付録であった[3]。創刊してからしばらくは綴じ込み付録の種類も豊富で、人気スターのブロマイド、香りシール、あぶりだしカードなどの様々な付録が付いていた[3]。初期は漫画のイラストではなく、当時の人気子役が表紙を飾っていた[4](当時の他の少女誌も同様)。その後、1958年頃から漫画をメインとする誌面となる[5]。表紙はそれまでの写真から1969年10月号から1971年7月号まで田村セツ子のイラストが使われ、1971年8月号から漫画家が表紙イラストを描いている。

キャンディ♥キャンディ』、『おはよう!スパンク』等が連載されていた1970年代後半には部数において競合誌に差をつけていた。特に『キャンディ♥キャンディ』が大ヒットしたこともあって本誌の部数は180万部[6]を突破した。1980年代以降も部数は100万部台をキープしていた。

1989年から13年間、編集長を務めた入江祥雄によると、彼が配属された頃には1980年代後半にも100万部台もあった部数が78万部まで低下していた。この状況を打開する為に、当時の『りぼん』と『なかよし』は恋愛漫画が中心だった為、児童文学の部署に配属されていた経験のある同氏は本誌をファンタジー路線を中心に切り替え、『りぼん』よりもやや低年齢向けの誌面にして差別化を図った。1990年代初頭はギャグ物の『きんぎょ注意報!』、バトルヒロイン物の『美少女戦士セーラームーン』、超能力物の『ミラクル☆ガールズ』など、従来の恋愛要素を排除しないで残しつつも多彩なファンタジー要素のある漫画が連載された。特に『美少女戦士セーラームーン』は本誌では初期の段階から反響が大きく、アニメ版も徐々にヒットしていって大ブームとなり、1993年9月号には一度だけアニメのイラストが表紙を飾ったこともある(原画を原作者の武内直子が担当し、アニメを手掛けていた東映動画(現・東映アニメーション)のスタッフが彩色した)。1992年末には売上率98パーセントでほぼ完売。1993年には本誌の発行部数が205万部を突破し、再び、一時期はりぼんよりも部数が上になった。[7]

その他にも1990年代には『あずきちゃん』、『魔法騎士レイアース』、『怪盗セイント・テール』、『カードキャプターさくら』、『だぁ!だぁ!だぁ!』などがヒットしていたが、部数は徐々に減少。1999年には70万部台[要出典]に低下したことで『ちゃお』に抜かれて三大小中学生向け少女漫画誌でのシェアは3位に下がったが、2006年度には『りぼん』の部数が『なかよし』以上に落ち込んだため、シェアは2位に再浮上した[8]。2010年10月から2011年9月までの平均発行部数は19.8万部[9]とピーク時の1/10以下にまでなり、『りぼん』より部数が低下した[10](ただし、2010年の年間平均部数は『りぼん』より上である[11])。

2001年12月号では付録としてモーニング娘。後藤真希のフィギュアを付けた。これは日本の少女漫画雑誌として初めて立体フィギュアを付録にしたものであった[12]

2008年12月発売の2009年1月号には創刊55周年を記念し、歴代作家の色紙イラストが読者プレゼントされる。同時に歴代34作品のキャラクターが登場するゲームソフト『なかよしオールスターズ めざせ学園アイドル』が発売となった。

2014年12月発売の2015年1月号で漫画雑誌初の創刊60周年を達成、これに先立つ2014年8月6日に60周年記念ホームページを開設し、過去から現在に至る作品の情報や企画を展開するほか[13]、同じく20周年となった『美少女戦士セーラームーン』の記念プロジェクト、CLAMPデビュー25周年を記念しての『カードキャプターさくら』の新作グッズ展開や原画展の開催、10周年となった『プリキュアシリーズ』漫画版の単行本発行、過去の作品の単行本復刊人気投票など、様々な記念施策を展開している。その一環として、2015年6月発売の2015年7月号から電子版の配信が開始された[14]

2019年11月6日、第1回野間出版文化賞を受賞[15]




  1. ^ ローマ字では「Nakayoshi」と表記されることが多いが、正式な表記は「Nakayosi」(hがない訓令式ローマ字)である。
  2. ^ 次に長いのは『たのしい幼稚園』で、以下『週刊少年マガジン』、『別冊フレンド』と続いている。
  3. ^ a b 『日本最長寿少女まんが誌「なかよし」が表紙100展、お宝ふろくも』 2011年08月25日 Fashionsnap.com
  4. ^ 吉永小百合松島トモ子小鳩くるみなど
  5. ^ 1958年11月号の時点で全体の誌面の半分が漫画になっていた。なお、この変化はライバル誌『りぼん』にもほぼ同時に起きた。白泉社『季刊 プータオ春の号』2000年、「女の子のためのアニメ&ゲーム300」より
  6. ^ pen2013 N.o337より
  7. ^ pen2013 N.o337より
  8. ^ 日本雑誌協会の調べによると、2006年度は『なかよし』42万部に対し『りぼん』は40万部、2007年度は『なかよし』が40万部であった。
  9. ^ 日本雑誌協会が発表した印刷部数。
  10. ^ 『りぼん』の2010年10月から2011年9月の発行部数は、20.9万部(日本雑誌協会調べ)。
  11. ^ 出版指標年報2011より
  12. ^ 漫画誌付録、モー娘フィギュア、スポニチアネックス、2001年11月3日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
  13. ^ 「なかよし60周年記念ホームページ」開設!,なかよし60周年記念ホームページ,2014年8月6日
  14. ^ なかよし電子版が配信開始、「きん注」「ミラクル☆ガールズ」の第1話も収録”. コミックナタリー (2015年6月3日). 2015年7月27日閲覧。
  15. ^ 第1回 野間出版文化賞が2019年11月6日に決定いたしました!講談社公式ウェブサイト
  16. ^ a b 『講談社の歩んだ五十年〈昭和編〉』 講談社 1959年
  17. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1979年版』
  18. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1980年版』
  19. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1981年版』
  20. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1982年版』
  21. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1983年版』
  22. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1984年版』
  23. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1985年版』
  24. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1986年版』
  25. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1987年版』
  26. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1988年版』
  27. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1989年版』
  28. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1990年版』
  29. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1991年版』
  30. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1992年版』
  31. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1993年版』
  32. ^ 『1994年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  33. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1994年版』
  34. ^ 『1995年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  35. ^ 『1996年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  36. ^ 『1997年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  37. ^ 『1998年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  38. ^ 『1999年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  39. ^ 『2000年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  40. ^ 『2001年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  41. ^ a b c d e f g h i j k 日本雑誌協会JMPAマガジンデータによる1号当たり平均部数
  42. ^ 出版指標年報2011より
  43. ^ この名前は高木ブーの本名とほぼ同じ(「友之助」が平仮名になっているのみ)である。そのため、一時期高木ブー本人担当のダジャレ投稿コーナー「高木ブーのシャレにならん!」が存在していた。
  44. ^ サキはミニエッセイコーナー「サキのBlog」担当だが、タイトルイラストにも顔を出すことがあった。なお、「サキのBlog」自体は「GO→GO→なかよしチャンネル」時代から掲載されており、「なかよし学園」でも2010年3月号付けまで掲載された。
  45. ^ a b c テレビ朝日系列局が少なかった頃は、TBSテレビ・日本テレビ・フジテレビ系列局での遅れネットも相当数行われていた。
  46. ^ 『夢のクレヨン王国』は本誌と同じく講談社が版元となっている小説『クレヨン王国』シリーズからアニメ化し、さらにそれを元として漫画化する形態となっている。
  47. ^ ホスト局の朝日放送のみ、『全国高等学校野球選手権大会中継』のため後日に臨時枠移動し、その他系列局では通常の時間帯に裏送りによる先行ネットで放送されることがある。
  48. ^ 基本的にネット局は全て同時ネットだったが、広島ホームテレビのみプロ野球広島東洋カープ主催試合の中継のため散発的に遅れネットとなることがあった。
  49. ^ ネット局は東日本・九州地区が大半で近畿・中四国では広島ホームテレビのみの放送だった。
  50. ^ 例えば『わんころべえ』はTBS系列の中部日本放送、『地獄少女』はTBS系列の毎日放送、そして『まもって!ロリポップ』はテレビ朝日系列の熊本朝日放送でも、それぞれ放送されている。これら以外の独立局以外のネット局は、それぞれの項目を参照。
  51. ^ 1964年当時の多くの地域のテレビ局は1局のみで、しかもTBS系列か日本テレビ系列のどちらかだった。ゆえにテレビ局が日本テレビ系列局だけだった地域では、当該局への個別スポンサードネット扱いで放送してもらっていた(フジテレビは1970年代のUHF大量免許時に、テレビ朝日は1970年代後半から平成初期にかけて系列局を増加させた)。
  52. ^ 1975年3月30日まではTBS系列局(逆に毎日放送がNETテレビ〈現:テレビ朝日〉系列局)だった。
  53. ^ この作品は同年に『りぼん』にもコミカライズが掲載されていた。
  54. ^ ただし、地域によっては放送時期・形態が異なる。該当項目も参照。
  55. ^ デジなか-なかよしDS情報 Archived 2008年10月5日, at the Wayback Machine.
  56. ^ 2017年8月号から現タイトル。同年7月号までは『ももち先生に教えてもらお♡カントリー・ガールズ♡生活向上委員会』だった。
  57. ^ 8/3(金)発売の「なかよし」9月号より、アンジュルム上國料と船木による連載スタート!
  58. ^ 少し前までは出版権もほぼ独占状態にあったが、現在は『小学館発行の幼児誌・学習雑誌』なども出版権を獲得している。また、ディズニーが手掛けたミュージカル映画『ハイスクール・ミュージカル』の漫画版は、競合誌の『りぼん』(集英社)に掲載された。
  59. ^ 本作は本来は増刊枠の『なかよしラブリー』での連載作。2008年4月増刊から同年8月増刊まで連載された。
  60. ^ リボンの騎士、セラムン、プリキュア「なかよし」アニメ主題歌集CD”. 音楽ナタリー (2015年10月30日). 2015年10月30日閲覧。


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