玩具・模型とは? わかりやすく解説

玩具・模型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:48 UTC 版)

超時空要塞マクロス」の記事における「玩具・模型」の解説

玩具プラモデル商品展開が行われ、いずれも1982年年末商戦では一部商品品薄になるほどのヒット記録したまた、量産機体を区別するためのカラーリング細部変更によるバリエーション展開作品中にあったため、主人公始め登場パイロット達の各々カラーリング変更一部パーツ替えによる商品展開が、プラモのみならず玩具でも多種行われたプラモデル今井科学株式会社イマイ)と株式会社有井製作所アリイ)が共同シリーズを展開。プラモデル基本的に同一メカに対して1/721/100の2スケールで、モデルによって片方スケールイマイアリイ担当していた。このようにイマイアリイ商品競合しないように、予め協定結んでスケール違えることで棲み分けていた。放送開始前からプラモデル発売開始されたのも異例なケースだった。放映開始後にはニチモもマクロススタンプやピタバンシリーズでマクロス市場中途参入。ただしニチモ番組スポンサーにはならなかったため、ニチモCM番組枠内でなく開始直前30秒135930秒から)のスポット使いオンエアされていた。 造形力や技術力、また設定再現度において、イマイ商品アリイのそれらでは大幅に違い見られた。イマイ1/72アリイ1/100で、可変バルキリー VF-1一部パーツ差し替え)を発売好評博したまた、バンダイ発行していた「模型情報」と同様の小冊子「(超時空要塞)マクロス情報」も、イマイアリイ共同編集という形で商品化平行して発行された。1冊目だけは表紙に『超弩級要塞マクロス』のタイトルロゴが使用されており、編集時には初期タイトル企画進行していたことが伺える。なお本作放送終了後は後番組『超時空世紀オーガス』を同じイマイアリイ引き続いてスポンサード商品化したため冊子名は「超時空情報」に変更された。以後は『オーガス』と平行して本作及び本作劇場版商品情報記事作例掲載している。 本放送時はタカトクトイススポンサーとなって玩具発売。タカトクの上層部は当初マクロス艦を中心とした商品展開を行う意向であったが、企画課バルキリー中心とした商品展開の方が「玩具として楽しいものになる」との見解からそれを望んでおり、両者意見食い違った状態であった。この状態を解消するため、1-2週間程度掛けて上層部同社内のセクション意見交換話し合い行った結果上層部理解得てバルキリー中心とした商品展開を行う方向となった試作スケールモデル)はスタジオぬえ側が担当したいと提案行い、それをタカトク側も受け入れて2か月程度バルキリー試作木型モデル完成、それをベースマツシロ担当となり変形モデルとしての完成度優先した試作品完成経て1982年11月にタカトクから完成品モデル「1/55バルキリーシリーズ」が発売された。VF-1J一条輝タイプ1982年11月)、VF-1S(1983年2月)、VF-1Jマックスタイプ(1983年4月)、VF-1Jミリアタイプ(1983年4月)、VF-1A1983年7月)の全5種が発売。さらにアーマードバルキリー1983年5月)、スーパーバルキリー(1984年2月)といったオプションパーツ付き商品化された。 「1/55バルキリーシリーズ」は、子供が乱暴に扱って壊れない丈夫な構造と、全関節仕込まれラチェットと、変形メカニズムパーフェクト再現したギミックが受け、「小学生向け」というロボット玩具常識覆しヤングアダルト年齢層にも売れ人気商品となり、1983年時点で同シリーズ出荷数は合計100万個を突破した飛行形態(ファイターモード)がアメリカ海軍のF-14に似ていたこともあり、厚木基地配属パイロットたち面白がって、日本土産としてよく買い求めていたという。あまりの人気中国韓国でも海賊版作られた。また本物海賊版アメリカなど海外輸出された。タカトク82年版1/55の特徴として、バトロイド時のキャノピーカバーが再現されておらず、バトロイド時もファイター時の透明キャノピーのままであった。後に簡易廉価版としてほぼ同様のギミックのタカトク 1/100 VF-1標準A・輝J・マックスJ・S)が発売された。なお、英語圏では、この1/55シリーズは、タカトクトイス製と後のバンダイ製、まとめて、「chunky monkey」の別名で呼ばれている。 タカトクはこのヒット推し進める形で次作の『オーガス』でもヒット期待した生産体制をとり、さらには実在に近い形状メカ不自然さなくロボット変形するコンセプトある意味受け継いだ特装機兵ドルバック』のスポンサー務めた。しかしいずれもマクロスのようなヒットはならず、タカトクの業績徐々に悪化して行き結果的に劇場版愛・おぼえていますか』の公開7月7日直前1984年5月25日1回目不渡り手形出し事業停止となった。タカトクによって後のストライクバルキリー用の新規追加パーツ設計済んでいたが、その金型起こし生産バンダイによって実現されることになる。 タカトクの倒産後本作関連玩具金型管理していたマツシロによって海外向け生産が行われたほか、無版権オリジナル商品として名称を変えて国内販売もされた。しかしまもなくマツシロ経営危機に陥り、金型バンダイ引き継がれた。そのため、この時期の1/55バルキリーにはマツシロ刻印版とバンダイ刻印版が存在するバンダイへの金型移譲後も生産マツシロ引き続き行い生産元のマツシロからバンダイOEMの形で提供されたが、その金型も完全な状態でなかったため不足分金型バンダイ新造して、1984年10月劇場版設定の「ハイメタル VF-1S ストライクバルキリー」(ストライクバルキリーの名称は、商品化する際にバンダイ提案により河命名)がバンダイから発売された。年末までに9個が売れたVF-1Sに続いて1985年1月にはハイメタル 劇場版VF-1A発売された。また同時期にTRANSFORMERSの「Jetfire」としてVF-1S スーパーバルキリーがアメリカハズブロ社に輸出された際に、安全対策として、機首先端丸くなるように、マツシロによって、金型修正された。そのため、その後発売された「ハイメタル VT-1 スーパーオストリッチ」(1985年4月)や『ハイメタル VE-1 エリントシーカー』(1985年6月)は機首先端丸く短いままとなっていた。VT-1とVE-1の、頭部ファストパックコクピットなどの金型新造された。 その後マツシロ倒産し、1/55バルキリー金型バンダイ栃木工場引き揚げられたが、金型一部紛失していたため、1990年機首先端が再び尖り頭部新造ランディングギア手動式に、タイヤ黒色となるマイナーチェンジ(を施した、「ハイメタル VF-1S スーパーバルキリー」が発売された(1990年版はVF-1S スーパーバルキリーのみ)。バンダイ1985年版と1990年版特徴として、バトロイド時のキャノピーカバーが、1984年版VF-1S ストライクバルキリーでは再現されておらず、1985年VF-1Aから本体の透明キャノピーの上被せ方式のキャノピーカバーが別パーツ再現された。これは1990年版VF-1S スーパーバルキリーにも引き継がれた。 その後オリジナル金型失われたため、2001-2002年の「20周年記念復刻版」と2008年以降の「オリジン・オブ・バルキリー」の金型は、スーパー/ストライクパックも含め、完全新造となり、1990年版作り直したVF-1Sの頭部形状も、01年版08年版ではタカトクのオリジナル忠実に再現した。タカトク版とは、キャノピーカバーの仕様や、シールタンポ印刷変更されていることなどが異なる。2008年版は2001年版ベースにしており、2008年版ではVF-1A スーパーバルキリーの一条機、マックス機といった、過去発売されなかったバリエーション機商品化が行われた。 1985年アリイマクロス関連プラモデル大型製品金型のすべてをバンダイ売却。なお小型製品金型アリイ残り一部再生産され1996年マクロス15周年時には40点以上のキット再発売された。経営悪化したイマイバンダイマクロス関連プラモデル金型売却バンダイ劇場版仕様玩具発売したほか、プラモデル再発売プライズゲーム景品開発などを行っている。1985年には「ハイコンプリートモデル 1/72 VF-1」を発売した。これはタカトクの1/55 VF-1影響受けた構造となっていた。前述の「SDマクロス」のバリエーションとして、「超時空烈伝 真空路守」シリーズの「武者バルキリー」も発売した2010年11月一部のサブメカの再発売が行われ、その際には箱絵デザイン変更され社名ロゴバンダイのものになっているその後ガレージキット各種発売された。 2000年代入り現用戦闘機をはじめとしたいわゆる「スケールモデル」を販売していたハセガワキャラクターモデル参入第1弾として「1/72 VF-1バルキリー」のファイター形態発売し以降1/72の、VF-1バトロイド形態ガウォーク形態『マクロス ゼロ』シリーズなど各商品発売されている。1/72 VF-1 バトロイドではスナップフィット採用。後に1/48でもVF-1ファイター形態発売している。 2000年代中盤以降株式会社やまとがバルキリー各形態プロポーション破綻なく再現した完成品モデル商品販売展開を行っている。2001年最初に発売した「1/60 VF-1バルキリー」は、一部パーツ差し替え式だったが、2002年11月発売した「1/48 VF-1バルキリー」は、設定アレンジした差し替え無しの完全変形実現し2008年発売開始したリニューアル版 「1/60 VF-1バルキリー」もそれを踏襲している。プロポーションは1/48より洗練されている。その他、1/60で、デストロイドシリーズ(例外としてケーニッヒモンスター1/100)や、『マクロス ゼロ』、『マクロスプラス』、『マクロス7』登場機体立体化の他、2012年末には『Flash Back 2012』に合わせて、「1/60 VF-4G」を発売している。その後2013年3月のやまとの事実上事業停止以来、現在は新会社である株式会社アルカディアから1/60 VF-1シリーズ発売されている。 海外メーカーではアメリカトイナミ社が2002年夏に1/55でMasterpiece Collectionとして数量限定(J、A、S、J(MAX)、J(MIRIA)、YF-1Rの6種類、S、J(max)、J(miria)用のスーパーパーツが3種類、発売された。各機体15000個限定、スーパーパーツは各5000限定で、シリアルナンバー入り)で変形可能なVF-1発売した。ただしマクロスではなくROBOTECH商標としてである。スケールはタカトクと同じ1/55だが、変形機構こそ踏襲しているものの、設計金型はタカトクとはまったく関係のない独自開発であった特筆すべき点は、ヴァリエーションとして『ロボテックオリジナルバルキリーである、YF-1Rが立体化されたことである。 さらに2006年にはマクロス商標で「1/100 VF-1」を発売した。これはやまとの「1/48 VF-1」の影響を受けたものだが、大腿部変形ギミックはタカトク方式であった2010年1月には海洋堂リボルテックヤマグチ三段変形VF-1発売している。バトロイド形態でのプロポーションアクション重視したデザインとなっている。 waveからは、『マクロス ゼロ』の「ノンスケール VF-0 バトロイド」に続き2010年3月からは、1/100でVF-1S/J/Aのファイター形態バトロイド形態模型化されている。特徴は、ファイター胴体と、バトロイドの腕と脚とバックパックとを、組み合わせることで、ガウォーク形態作ることができる点である。スナップフィット採用している。2013年10月には全日本模型ホビーショーにて、ストライクパーツやスーパーパーツを追加した1/100 VF-1シリーズ発表された。また、1/72でデストロイドシリーズが模型化されている。 その後バンダイから2010年6月に「VF Hi-METAL 1/100 VF-1J」が、11月に「VF-1S ストライクバルキリー ロイ・フォッカー機」が、2011年4月VF-1A 一条輝マクシミリアン・ジーナス柿崎速雄機が、7月にスーパーパーツセットが発売されている。やまとの「1/60 VF-1(Ver.2)」の影響受けており、肘が二重関節となっている。 2013年6月29日にはバンダイから、三段変形するVF-1新作プラモデルである「1/72 VF-1A/S バルキリー 一条輝機」(劇場版)と「1/72 VF-1 バルキリー用 ストライクパーツセット」が発売された。しかし強度精度多々問題見られ好評とは言い難かった続いて2013年9月23日には、「1/72 VF-1Sバルキリー ロイ・フォッカー機」(TV版)と「1/72 VF-1 バルキリー用 スーパーパーツセット」が発売された。こちらは金型調整新規パーツ追加により、改修施され品質改善されている。 他の変形するVF-1には、2002年バンプレストプライズ品である完全変形バルキリーVF-S/J/A(タカトク方式)や、海洋堂の「MACROSS SUPER DIMENSION FIGUREシリーズ(のうちの可変タイプVF-1差し替え方式)があった。

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玩具・模型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 02:03 UTC 版)

テクノポリス21C」の記事における「玩具・模型」の解説

上映当時アオシマから3体のテクロイドブレーダー、スキャニー、ビゴラス)や乗り物テムジンマズルカロードレンジャーそれぞれディスプレイキットとモーターライズキットがあった)のプラモデルシリーズが発売された。また「ミニ合体シリーズ」の61番から64番ブレーダー65番から68番でビゴラス発売されていた。 2017年12月行われたTAMASHII NATION 2017会場にて、バンダイブレーダーとスキャニーの可動フィギュア参考出品HI-METAL Rシリーズにて2018年5月ブレーダー一般発売予定

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 23:52 UTC 版)

超時空世紀オーガス」の記事における「玩具・模型」の解説

前番組マクロス』と同じくメインスポンサータカトクトイス玩具を、イマイ有井製作所共同プラモデル発売したが、いずれも売れ行き芳しくなく、特にタカトクトイス本作での見込み外れたことが原因となり、経営大きく傾いたと言われている(後番組の『超時空騎団サザンクロス』でスポンサー外れてから、まもなく倒産した)。同時期に同じくメインスポンサーとなっていた『タイムボカンシリーズ イタダキマン』も低視聴率のために打ち切られており、本作と『銀河疾風サスライガー』の不振はそれに追い討ちをかけた格好となったメカニックデザイン担当宮武一貴は「百貨店オーガス玩具の顔を見た子供怖くて泣き出した」という噂を聞き売れ行き悪さ覚悟したという。

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