放映開始後とは? わかりやすく解説

放映開始後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 08:38 UTC 版)

ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の記事における「放映開始後」の解説

本作日曜の夜7時からの30分番組というゴールデンタイムでの放送だったが、小学生向け漫画原作として製作され本作は、対象とする年齢低かったこともあり、強力な裏番組押され当初視聴率苦戦したとされる。また半年間という当時としては比較短期間放送だったため、「不人気打ち切り」という噂が一般化していたが、実際には元々2クール放送契約で、ある程度視聴率確保出来たその後継続するという契約だった。なお、この時間帯それまで日本テレビ視聴率歴代苦戦強いられてきたでもあり、局側としては「5%も行けばいい方」と視聴率に関して比較寛容姿勢取っていたという。 その後1クール終了間際制作会議招集され日本テレビ側視聴率10%超えれば放送継続するとした。また『小学五年生』『小学六年生』での連載4月号から開始されたこともあり、番組対象年齢引き上げと「世話好きなおじさん」然としたドラえもん年齢イメージ下げることを目的に、ドラえもんの声を担当していた富田降板させ、野沢雅子交代するなどのテコ入れ図った放送2クール目に入ると、原作では数回しか登場しなかったアヒルロボットガチャ子」をレギュラー入りさせるなどスラップスティック要素強調したという。 なお、幼年誌や低学年誌に掲載され原作漫画は短いページ数でまとめられていてストーリー性が薄くアニメ化すると尺が余ってしまうため、原作元にしつつアニメオリジナル要素随所入れていき、放送後半にはテレビアニメオリジナル要素がかなり増えたという。また当時原作漫画連載開始されてからまだ3年程度で、原作ストック少なくすぐに使い切ってしまい、放送継続されていたとしたらオリジナルストーリー主体になっていただろうと真佐美ジュン述べている。なお、原作不足のためテレビ用書き起こしたオリジナル設定原作者承諾済みであり、真佐美としては「原作外れた内容作ったという意識はない」としている。また当時制作スタッフ音声まで入った完成フィルム惜しげもなく全面リテイクするなど、クオリティの向上には常に真摯に取り組んでいたという。 これらのテコ入れ甲斐もあり、徐々に視聴率上がっていたと真佐美述べている。また収益自体黒字で、スタッフらは8月初旬千葉県房総半島ある日テレビ保養所招かれ豪華な接待を受け、実際に3クール目に延長する予定もあったという。 「後半上昇した」とされていた視聴率について安藤健二初回放映時の関東地区におけるビデオリサーチデータ調査した結果では、序盤第1回、6回、8回で10%近い数値記録した後、第11回から16回までが5 - 6%前後低迷その後第20回前後上昇転じるものの序盤水準届いた程度で、25回までは再び下落し最終回で少し上がったものの、全26回で最高が9.1%と一度10%超えることはなく、平均が6.6%であった主演声優交代した前半後半比較すると、前半平均7.2%に対して後半は6.6%と従来の説とは反対に後半の方が低く安藤声優交代が「裏目に出たようだ」と評している。

※この「放映開始後」の解説は、「ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の解説の一部です。
「放映開始後」を含む「ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の記事については、「ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の概要を参照ください。

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