放映状況・視聴手段
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「まんが 水戸黄門」の記事における「放映状況・視聴手段」の解説
当時テレビ東京系の放送局があったのは関東・大阪(1982年3月、テレビ大阪が開局)のみで、それ以外の地域では系列外の局で放送された。サンテレビ(兵庫県域)や北海道テレビの他、長崎放送とテレビ熊本でも放送されていた。その後、サンテレビや北海道テレビでは編成の都合上、1982年春に放送を打ち切った模様。サンテレビの場合はテレビ大阪が本放送を開始したことも、打ち切りの理由とされる。 東海地方では放送当時テレビ愛知開局前(1983年9月開局)で、他の在名局での放送も行われず、テレビ愛知開局後にマンガのくに枠で放送されていた。 視聴率6%を超えれば成功と言われた当時、シリーズを通して10%前後を維持する人気を有していた。イタリアへの輸出も行われており、『L'invincibile Shogun(無敵の将軍)』というタイトルで放送された。 権利切れ後に一部の地方局、ケーブルテレビ局、スカパーのアニメ専門チャンネルAT-Xにて全話再放送がされるも、全話を収録した映像ソフトも発売されていなかったため、長い間「幻のテレビアニメ」という扱いをされていた不遇な作品だった。 その後、2004年にフジテレビの番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』にて"「水戸黄門」のアニメがある"として取り上げられた。2006年10月22日からは時代劇専門チャンネルにて全46話の放送が開始。2008年10月12日にテレビ朝日の番組『大胆MAP』でも紹介され、出演者やスタジオの観客を驚かせた。 村西とおるが代表を務める「ニューシネマジャパン」というアダルトビデオを中心に製作しているメーカーから子供向け廉価DVD“アニメの王国”シリーズの一環として、第1・第2話収録の第1巻と第3・第4話収録の第2巻が発売された。しかし、ナック作品以外は権利元に無断で発売していた海賊版だったために問題になり、回収騒ぎになっている。このためAmazonでは購入できないほか、会社公式サイト上にもこの作品に関する情報は一切掲載されていない。 TV番組で紹介されたことで人気に火が付き、ラインコミュニケーションズより全話収録のDVD‐BOXが全3BOXにて発売された。DVD発売に伴い、TSUTAYAなどのレンタル店ではDVDレンタルされている。オリジナルフィルムは保存状態が悪く使用不可能なために、一部の話数を権利元が初回放送で録画した、シブサン(四分の三インチ)と呼ばれるU規格ビデオテープからDVD化している。その結果、エンドタイトルなどの部分も収録されている。現在の再放送も、シブサンテープからデジタルベーカムに変換して使用しているため、著しく画質が悪かったり、一部BGMが重なって聴こえる箇所などがある。 2021年4月30日、放送40周年を記念して、TCエンタテインメントから初のBlu-ray化が実現した。オリジナルネガフィルムを修復し、HDネガテレシネによりHDリマスターを作成してBlu-ray化。映像特典として「まんが水戸黄門・パイロット版」、「日本の民話・パイロット版(笠地蔵、一寸法師)」を収録。
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