放映(企画)面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 11:38 UTC 版)
不可抗力の部分もあるが、長時間の衛星生中継のため、上記の例のように回線切れが何度もあった。 日本においては民放による放映だったため、やむをえないことではあるが、進行予定表があったはずなのにもかかわらず「演奏途中でCMが入る」「英米2会場の衛星生中継と、日本での生放送、及び、録画による演奏シーンや、スタジオでの解説、座談会といった部分にみられた、連携のうまくいかない箇所」などが随所にあった。 黒人歌手の出演が少なく、白人主体であった。黒人ミュージシャンも出るには出ていたが、あくまで白人受けするジャンルのアーティストに限られた。これはアメリカの業界の現実を如実に物語っていた。その上、観客を集められるかどうかを基準に出演者を決めたとボブ・ゲルドフも証言している。 日本ではフジテレビが放送権を獲得し、生中継を行ったが視聴者の多数に及ぶ、邦楽ファンにも楽しめるような企画や構成が、一方では、英米現地での放送シーンの寸断や中断にもつながった。フジテレビ側で司会を担当した逸見政孝は、当時番組内で「視聴者の皆様から、アメリカ会場から中継している時はイギリス会場を映せ、イギリス会場から中継しているときはアメリカ会場を映せと言う苦情がフジテレビに殺到しております。これに関してなんですが、ライヴエイドの中継と言う物はすべてフィラデルフィアの中継センターが全世界へ向けて中継する映像を選んでおりまして、こちらには中継する映像を選ぶ権利はございません。その点をご理解頂けたらと思います」と釈明している。
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