玩具・日用品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 23:54 UTC 版)
玩具市場では、それまでのブリキ人形に代わり、マルサンによってソフトビニールという新素材による安価な人形玩具が登場し、これも玩具界を席巻した。また、怪獣やヒーロー、メカを題材にした「プラモデル」も多数発売された。 遊びの現場としてはこの時代はまだまだめんこが子供たちの主流にあり、怪獣番組のキャラクターを使っためんこ、ブロマイドが多数発売されていた。また、「怪獣ごっこ」のアイテムとして、「キャラクターお面」が登場。ヒーローたちのお面は縁日の屋台の定番となった。 また、ブーム主体の児童たちに向け、ヒーローや怪獣のキャラクターのイラストなどをプリントした鞄、水筒、筆箱、鉛筆などの学用品、茶碗や皿、靴といった日用品に到るまで、子供のいる家庭内に怪獣が溢れ返る状況となった。 これらの商品に共通しているのは、商標登録していない「ニセモノ」が多かったことである。当時はまだ、著作権意識のあいまいな時代であり、制作プロダクションも商品化ビジネスをあまり重要視していなかったのである。 1966年(昭和41年)年末から1967年(昭和42年)正月期には、凧、独楽、双六、かるた等々の定番玩具を怪獣キャラクターが席捲。以後キャラクター玩具の「クリスマス・正月商戦」は業界で、現在に到る重要な商機となった。
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