席捲

実用日本語表現辞典

席巻

読み方：せっけん
別表記：席捲

対象となる範囲を片端から勢いよく自分のものにしていくさま。原義は「席を巻く」で、藁で編んだ敷物を端から丸めていくように、領地を攻め落としていくことを指す。現在では市場で圧倒的競争力を発揮するような状況について用いることが多い。

（2011年4月9日更新）

デジタル大辞泉

せっ‐けん〔セキ‐〕【席^▽巻／席^×捲】

読み方：せっけん

［名］(スル)《「戦国策」楚策から》むしろを巻くように領土を片端から攻め取ること。はげしい勢いで、自分の勢力範囲をひろげること。「市場を—する」

ウィキペディア

席巻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/06/19 05:43 UTC 版)

ウィキペディアには「席巻」という見出しの百科事典記事はありません（タイトルに「席巻」を含むページの一覧/「席巻」で始まるページの一覧）。 代わりにウィクショナリーのページ「席巻」が役に立つかも知れません。wikt:Special:Search/席巻

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

席捲

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 03:22 UTC 版)

名詞

席 捲（せっけん / せっかん^[1]　歴史的仮名遣い: せきけん / せきくゎん）

1. 蓆（むしろ）を巻くように、土地を片端から攻め取ること^[1][2]。転じて、勢力範囲を急速に拡大させること。「席」は「むしろ」の意。

発音^(?)

せっ↗けん

動詞

1. 蓆を巻くように、土地を片端から攻め取る。転じて、勢力範囲を急速に拡大させる。
   • 長州の藩兵が疾風のように天領を席捲し東に通過した時には、土蔵に封印をし、大戸を下（おろ）して一家中が山の上に逃げた。（田畑修一郎『医師高間房一氏』）
   • お角親方なるものは、大阪をはじめ、全関西の興行界を席捲するのはらを抱いて乗込みかねぬ奴である。（中里介山『大菩薩峠 恐山の巻』）

活用

サ行変格活用

席捲-する

関連語

• 別表記: 席巻