せっかん

デジタル大辞泉

せっ‐かん【切^×諫】

読み方：せっかん

［名］(スル)強くいさめること。

「此行の甚だ不利なるを—し」〈竜渓・経国美談〉

せっ‐かん【刹^×竿】

読み方：せっかん

寺の門前や仏堂の前に立てる、先に炎形の宝珠をつけた長い竿。

せっ‐かん【折^×檻】

読み方：せっかん

［名］(スル)《漢の孝成帝が、朱雲の強いいさめを怒り、朝廷から引きずり出そうとしたとき、朱雲が欄檻(らんかん)につかまったため、それが折れたという「漢書」朱雲伝の故事から》

１ 厳しくしかったり、こらしめの体刑を加えたりすること。「子供を—する」

２ 強くいさめること。厳しく諫言(かんげん)すること。

「をりをりの御—にてこそ候へ」〈謡・仲光〉

せっ‐かん【折簡】

読み方：せっかん

［名］(スル)全紙を二つ切りにして短い手紙を書くこと。また、その短い手紙。

「家に帰るとすぐに、—して抽斎を請じた」〈鴎外・渋江抽斎〉

せっ‐かん〔‐クワン〕【摂関】

読み方：せっかん

摂政と関白。

せっ‐かん〔セキクワン〕【石棺】

読み方：せっかん

１ 石製の棺。日本では弥生時代に箱式のもの、古墳時代には箱式のほか、割り竹形・舟形・長持ち形・家形のものがある。

２ 1986年に発生したチョルノービリ原発事故で、炉心溶融を起こし爆発した4号炉からの放射性物質の拡散を防止するために、応急措置として建設されたコンクリートの建造物。

防府歴史用語辞典

石棺 （せっかん）

死者を入れるための石で作ったひつぎです。弥生・古墳時代の箱式石棺［はこしきせっかん］や古墳の中に置かれた家形石棺［いえがたせっかん］などがあります。

関連項目

防府の歴史「弥生時代の墓」（２－２１）
防府の歴史「大日古墳」（３－４）
防府の歴史「黒山１号墳」（３－２５）

盆栽用語集

せっかん【節間】

節と節との間。葉や枝の出ている箇所を節という。節間が間伸びした樹は、小さく作るべき盆栽では評価が低い。犠牲枝（太りを得るためわざと剪定しない）など特殊なケースを除くと、基本的にはできるだけ節間を短く作っていく。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

せっかん

出典:『Wiktionary』 (2021/10/12 10:52 UTC 版)

同音異義語

せっかん

• 【摂関】摂政と関白。
• 【席巻、席捲】①土地を片端から攻め取ること。②勢力範囲を急速に拡大させること。
• 【石棺】石で造られた棺。
• 【折檻】厳しく戒めたり体罰を加えて懲らしめたりすること。
• 【折簡】二つ切りにした紙に短い手紙を書くこと。また、その手紙。
• 【切諫】強く諫めること。
• 【刹竿】寺院の門前などに立てる長い旗竿。