家形石棺とは? わかりやすく解説

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いえがた‐せっかん〔いへがたセキクワン〕【家形石棺】

読み方:いえがたせっかん

屋根の形をしたふたをもつ箱形石棺古墳時代後期多くみられる


家形石棺 (いえがたせっかん)


家形石棺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/29 10:09 UTC 版)

家形石棺(いえがたせっかん)とは、古墳時代にみられる石棺の一種。

特徴

蓋石が屋根形で、身は刳抜式または組合式の箱状の石棺である。蓋石の四方の傾斜部に断面長方形の縄掛突起がある。古墳時代中期後半~終末期まで長期間用いられた。末期には身に格狭間を施したり、縄掛突起に蓮華文を彫ったものもみられる。身の前面や側面に入り口を設けた横口式石棺もある。畿内のものは竜山石兵庫県高砂市産)、二上山白石(二上山麓産)、阿蘇ピンク石熊本県宇土半島産)などが用いられる。

家形石棺が出土した主な古墳

東北地方

関東地方

中部地方

近畿地方

中国地方

九州地方

ギャラリー

家形石棺の変遷

立断面図

その他

参考文献

  • 間壁忠彦 『石棺から古墳時代を考える』同朋舎出版、1994年1月
  • 田村晃一・合田芳正 『考古学探訪の基礎用語』山川出版社、4頁、2000年7月

関連項目





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