箱式石棺とは? わかりやすく解説

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はこしき‐せっかん〔‐セキクワン〕【箱式石棺】

読み方:はこしきせっかん

板石を箱状に組み合わせた石棺日本では弥生時代から古墳時代用いられた。


箱式石棺 (はこしきせっかん)


箱式石棺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/02 08:10 UTC 版)

箱式石棺(はこしきせっかん)とは、縄文時代古墳時代にかけてみられる、板石を箱状に組み合わせて作られた石棺の一種である。

大塚古墳石棺(埼玉県川島町)

概要

縄文後期に青森長野の遺跡で出現し、晩期に入ると東日本一帯に広まった。
弥生時代の箱式石棺は九州北部・中国西部を中心に前期から出現し、その後近畿を除く西日本に広く分布した。甕棺など他の埋葬施設と群集して共同墓地を構成する。
古墳時代には古墳の埋葬施設として採用された。ただし古墳時代のものを箱形石棺と呼ぶこともある。

箱式石棺が出土した主な遺跡

縄文時代

弥生時代

古墳時代

脚注

参考文献

  • 田上中琢・佐原真『日本考古学事典』三省堂、715頁、2002年5月
  • 田村晃一・合田芳正 『考古学探訪の基礎用語』山川出版社、112頁、2000年7月

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