賤機山古墳とは? わかりやすく解説

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賤機山古墳

名称: 賤機山古墳
ふりがな しずはたやまこふん
種別 史跡
種別2:
都道府県 静岡県
市区町村 静岡市葵区宮ヶ崎町
管理団体 静岡市(昭2911・6)
指定年月日 1953.03.31(昭和28.03.31)
指定基準 史1
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 賤機山称せられる丘陵突端存する円墳である。この古墳については、「駿河国志」等に、明和年中に偶然頂上部穿孔され内部石室石棺存し鈴・鏡等も遺存した旨が、記されているもので、この後閉塞され久しくこの内部につき知ることもなく今日及んだが、昭和24年調査行い再び石室石棺顯現すると共に残存する多数遺物をも検出し新たな知見加えることができたものである石室羨道玄室とより成る南面する横穴式のもので玄室奥行約6.80米間口2.10米、高約3.50米を有し入口に近い位置家形石棺存する・身の二部より成り、身は刳り拔き屋根形を呈し両側それぞれ三個前後面にそれぞれ一個縄掛突起あり、雄大麗美な造構を示している。
室及び内から金銅金具断片金銅杏葉金銅鞍金具金銅雲珠金銅鈴、鉄刀鉄刀子、鉄鏃鈴鏡残欠須恵器等が発見された。この古墳石室石棺きわめて雄大であり残存遺物優秀なことと共に東海地方における稀有の例に属する。

賤機山古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 06:31 UTC 版)

賤機山古墳(しずはたやまこふん)は、静岡県静岡市葵区宮ヶ崎町の静岡浅間神社境内にある円墳[2]賤機山に造営された賤機山古墳群の3号墳にあたり[1]、国の史跡に指定されている。


  1. ^ a b 静岡市立登呂博物館 1990年 pp.24~25
  2. ^ 文化庁文化財保護部史跡研究会監修『図説 日本の史跡 第2巻 原始2』同朋舎出版 1991年 162ページの杉山彰梧「賤機山古墳」には「一辺が23メートル前後、高さ5メートル余の方墳と考えられる。」とある。
  3. ^ 47年の歴史に幕 静岡市文化財資料館、閉館セレモニー”. 中日新聞 (2021年11月21日). 2021年11月27日閲覧。


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